THE YELLOW MONKEYメジャーデビュー30周年記念特集|アーティスト15人がつづる「私が聴いた『30Years 30Hits』」 (2/2)

DAIGO(BREAKERZ)

DAIGO(BREAKERZ)

特に好きな1曲:「Love Communication」

この曲でTHE YELLOW MONKEYさんに出会いました。

深夜に見たミュージックビデオは当時高校生の僕に妖艶という言葉の真の意味を教えてくれました。

カッコいいリフ、バンドアレンジ、キャッチーなメロディー、大人な歌詞、最高のロックチューンです。

SOW!

30周年 おめでと うぃっしゅ!

プロフィール

DAIGO(ダイゴ)

ロックバンド・BREAKERZのボーカリスト。2003年からのソロアーティストとしての活動を経て、2007年にBREAKERZでの活動を開始した。デビュー15周年となる今年6月15日にはベストアルバム「BREAKERZ BEST -SINGLEZ-」のリリースを、7月23日には東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのアニバーサリーライブ「BREAKERZ XV -Crystal-」の開催を控えている。音楽活動のほかタレントとしても活躍しており、4月からはテレビ朝日系の料理番組「DAIGOも台所~きょうの献立何にする?~」でMCを務めている。

たかはしほのか(リーガルリリー)

たかはしほのか(リーガルリリー)

特に好きな1曲:「球根」

夜にベッドの中で、爆弾のような大草原に身を委ねる言葉一つ一つが、いつもの当たり前な孤独に寄り添いました。
夢のように無限で、時には恐怖を覚えるようなイメージに寄り添ってくれる言葉がここにはあって、目に見えるものが、ちゃんと目に入ってくる感覚になります。
一番好きな曲は「球根」です。冒頭のギターの音、世界は壊れそうになった、から地面に響き渡るスネアの音。悲しいだけ根を増やせ、の後に続くフェイクが、球根を思わせました。言葉が歌っていると思いました。すべての楽器が歌っているから、こんなにも心を震わせるのかもしれません。
これからも長い間、生きている人の心を支え継いでいくものだと思いました。

プロフィール

たかはしほのか

ロックバンド・リーガルリリーのボーカリスト / ギタリスト。2014年7月にバンドを結成し、高校在学時より精力的に活動する。2019年にはアメリカの音楽フェスティバル「SXSW」に出演、中国でのツアーも開催するなど海外でも活動。2022年1月には2ndアルバム「Cとし生けるもの」をリリースした。現在は全国ツアー「Light Trap Trip」を開催中。バンドでの活動のほか、ソロとして3月にリリースされた澤野弘之のボーカルプロジェクトSawanoHiroyuki[nZk]の楽曲「LilaS」にも参加している。

逹瑯(MUCC)

逹瑯(MUCC)

特に好きな1曲:「ALRIGHT」

デビュー30周年おめでとうございます!

一番好きな曲と言われると選べないのですが、
強く記憶に残っている曲は「ALRIGHT」です。

バンドが止まってもう1度集まるという物語をすごくドラマチックに聴かせてくれて、
その中にもリアルなことが歌詞に書かれていて。

ライブで初めて聞いたとき、
「来た来た」となったことを鮮明に覚えています。

これから先、メンバーにとっても、俺にとっても、皆んなにとっても、
「私とTHE YELLOW MONKEY」という関係性の中で大切なピースになるであろうこの曲を、
リアルタイムで与えてもらったということも踏まえて、
感謝のような思い入れが特に強いです。

プロフィール

逹瑯(タツロウ)

ロックバンド・MUCCのボーカリスト。茨城県水戸市出身。1997年にMUCCを結成し、2002年にデンジャークルー・レコード内に自主レーベル・朱を設立した。2006年には初の東京・日本武道館での単独ライブを開催。2021年10月にオリジナルメンバーのSATOち(Dr)が脱退し、逹瑯とミヤ(G)、YUKKE(B)の3人体制となる。今年6月9日の“MUCCの日”には新体制初のアルバム「新世界」のリリースを控える。また今年1月からはソロ活動も始動。2月にはアルバム「非科学方程式」「=(equal)」を2作同時にリリースしている。

ピエール中野(凛として時雨)

ピエール中野(凛として時雨)

特に好きな1曲:「バラ色の日々」

学生時代に組んでいたバンドの中にイエモンのコピーバンドもあって、よく演奏してました。初めて知ったのは地元テレビ局のMV紹介番組。V系やハイスタなど周囲で流行っていたバンドとは明らかに異質で、すごく目立ってました。

Ram Jam Worldをよく聴いているタイミングで、そのメンバーである朝本浩文氏がプロデュースするこの楽曲がリリース。素晴らしい仕上がりで、今まで抱いていた印象というか、魅力がよりストレートに伝わってきて、そこから過去曲をじっくり聴き直してどんどん好きになっていきました。思い出の楽曲のひとつです。

プロフィール

ピエール中野(ピエールナカノ)

ロックバンド・凛として時雨のドラマーとして2004年に加入。2008年12月にシングル「moment A rhythm」でメジャーデビューを果たした。自身のバンドでの活動のほか、GLAY、星野源、ももいろクローバーZなどの楽曲に参加し、イヤフォンシリーズ「ピヤホン」の開発に携わるなど幅広く活躍している。2014年にはソロミニアルバム「Chaotic Vibes Orchestra」もリリースした。なお、凛として時雨は結成20周年を迎えた今年5月11日に新曲「竜巻いて鮮脳」を配信リリース。現在は全国ツアー「DEAD IS ALIVE TOUR 2022」を開催している。

藤巻亮太

藤巻亮太

特に好きな1曲:「JAM」

“外国で飛行機が堕ちました ニュースキャスターは嬉しそうに 「乗客に日本人はいませんでした…」”
コンビニの有線放送から流れてきた「JAM」に高二の僕の心は揺さぶられた。この星に70億も人間がいるといわれても具体的にイメージすることは難しい。個人が実感を持って接することができる人や、感じとれる世界は極小さいものだ。しかし本当はどこまでも人は繋がっているし、物事は関係している。この曲を聴くと、世界をこちら側とあちら側に区切っている自分にハッとさせられる。

プロフィール

藤巻亮太(フジマキリョウタ)

1980年生まれ、山梨県笛吹市出身のアーティスト。2003年にロックバンド・レミオロメンのメンバーとしてメジャーデビューし、「3月9日」「粉雪」などのヒット曲を世に送り出した。2012年2月にソロ活動を始動。2019年4月にはレミオロメン時代の楽曲をセルフカバーしたアルバム「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」をリリースした。2018年より地元の山梨県で自身主催の野外音楽フェス「Mt. FUJIMAKI」を開催。今年は10月1日と2日に山中湖交流プラザきららにて、奥田民生、岸谷香、竹原ピストル、真心ブラザーズ、Salyu、小山田壮平など豪華アーティストを迎えて初の2DAYS開催が決定している。

古川毅(SUPER★DRAGON)

古川毅(SUPER★DRAGON)

特に好きな1曲:「JAM」

「JAM」を初めて聴いた時、強く美しく生きていたいという声明文の様な、そんな印象を受けました。
無垢な姿で生まれてきた僕等は、人を知り、世界を知る。荷物を背負い、望まない景色も目の当たりにする。
きっとノンフィクションでありながら、フィクションでもある。
が、故の生々しさ。
しかし、君と出会ったという尊い事実。“恋と愛”という形無いものは確かに存在し、明日を待つ理由になる。
吉井さんの狂気的な色気と、消えない無垢さに、1人のアーティストとして痺れました。

プロフィール

古川毅(フルカワツヨシ)

ミクスチャーユニット・SUPER★DRAGONのメンバー。2000年2月27日生まれ、東京都出身。2015年9月にユニット結成が発表され、2016年11月にシングル「Pendulum Beat!」でCDデビューを果たした。俳優としても活躍し、数々のドラマやCMに出演。6月から東海テレビ・フジテレビ系で放送される連続ドラマ「僕の大好きな妻!」にも出演する。SUPER★DRAGONは5月より新曲連続リリース企画を実施しており、現在はその第1弾楽曲「Brand New Music」が配信中。

牧達弥(go!go!vanillas)

牧達弥(go!go!vanillas)

特に好きな1曲:「バラ色の日々」

もう問答無用でこの曲が大好きです。
メロディー、言葉、構成と完璧。

バラ色の日々が待っているのではなく、すり抜けていくという点も最高です。
ここだけの話ですが、「鏡」という自分の曲の歌詞の書き方はバラ色の日々に影響を受けました。

自分を見失わないよう、この曲をこれからも聴き続けます。

プロフィール

牧達弥(マキタツヤ)

ロックバンド・go!go!vanillasのボーカリスト / ギタリスト。1989年12月10日生まれ、大分県出身。2013年1月に7inchシングル「人間讃歌 / アクロス ザ ユニバーシティ」をリリースする。2014年11月にアルバム「Magic Number」でメジャーデビュー。2020年11月には東京・日本武道館でワンマンライブを、2021年11月にはアリーナツアーを開催した。2022年3月に最新シングル「青いの。」をリリース。9月には大阪・大阪城ホールと日本武道館でのワンマンライブを控えている。


プロフィール

THE YELLOW MONKEY(イエローモンキー)

1989年に吉井和哉(Vo)、菊地英昭(G)、廣瀬洋一(B)、菊地英二(Dr)の現メンバーで活動開始。ハードロックとグラムロック、歌謡曲を融合させた独自の音楽性で人気を集める。1995年1月にリリースされたシングル「Love Communication」 がスマッシュヒットを記録し、その名を一気に広めた。「JAM」「楽園」「LOVE LOVE SHOW」「BURN」といったヒットソングを次々と送り出すも、2001年1月の東京ドーム公演「メカラ ウロコ・8」を最後に活動休止状態に。そして2004年7月に解散を発表した。解散後のメンバーはそれぞれソロで活躍していたが、2016年1月に再集結を発表。5月よりアリーナツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」を開催した。2019年4月に19年ぶりのアルバム「9999」を発表し、全国アリーナツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL-」を開催。2019年末にスタートした結成30周年記念の東名阪ドームツアーは新型コロナウイルス感染拡大の影響により途中で中止を余儀なくされたものの、2020年11月に東京・東京ドーム公演のリベンジ開催を果たしている。