The Floor「ウェザー」 PR

The Floor|フロントマン&コンポーザーが語る ちょっと大人になった4人の「ウェザー」

札幌から全国へじわじわと活動範囲を広げ、ライブハウス界隈で注目度上昇中のThe Floorが、新作ミニアルバム「ウェザー」を完成させた。

今作には、USインディーファンや邦楽ロック好きを楽しませるキャッチーなメロディが光る全7曲が収録され、バンドの多彩な音楽性が味わえる。

音楽ナタリーでは今回、The Floorのフロントマンを務めるササキハヤト(Vo, G)とコンポーザーのナガタリョウジ(G, Cho)にインタビューを実施。2人の発言から、ここ半年のバンドの変化や最新作の聴きどころを感じ取ってほしい。

取材・文 / 田山雄士 撮影 / 後藤壮太郎

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純粋な音楽観を取り戻せた

──新作とは関係ないんですけど、「ハイ&ロー」(2016年5月リリースの1stミニアルバム「ライトアップ」収録曲)のミュージックビデオが「水曜どうでしょう」のDVD(※「5周年記念特別企画 札幌~博多 3夜連続深夜バスだけの旅/試験に出るどうでしょう 日本史」)に入ってましたね。

ナガタリョウジ(G, Cho) あーっ! 入ってますね。

ササキハヤト(Vo, G) それを観てくれた人、初めて会いました(笑)。

──メニュー画面から何気にユメチカレコード所属アーティストのMVが観られるっていう。The Floorを最初に知ったのはそこででした。

ナガタリョウジ(G, Cho)

ナガタ 「どうでしょう」もそうだし、ほかにも「おにぎりあたためますか」とか、北海道のいろんな番組でプッシュしてもらってます。本当にありがたい限りですね。

ササキ (ミヤシタ)ヨウジ(B)は「どうでしょう」が大好きで、よく観てますよ。でも、あの番組は、道外の人のほうが熱狂的に好きだったりしますよね。

ナガタ 東京のライターさんに知っていただいてるってことは、効果があったってことだな(笑)。

──The Floorは現在も札幌在住とのことですが、今日は取材のために東京へ?

ナガタ いえ、道外でのライブも増えてきて、その合間にこうやってお話しさせてもらってる感じですね。先週も東京でライブだったから、メンバーはもう1週間くらいこっちに滞在してるんですけど、僕だけは今作のミックスとマスタリングの最終確認があって札幌に1度戻ったりとか。ね?

ササキ うん。僕は東京で知り合いの家にずっと居座らせてもらって(笑)。最近はそんな生活ですね。

──前回の音楽ナタリーでの取材(参考:The Floor「Re Kids」インタビュー)から半年が経ちました。その間を振り返ってみてどうですか?

ナガタ 僕からすると、「Re Kids」ができたあとに「このままの状態じゃあ、次は作れないかな」みたいな気持ちがあったんです。それはモチベーションが下がったわけじゃなく、インプットの量が足りてないという不安があって。「Re Kids」のツアーを回ってるとき、溜めてたデモをメンバーに聴かせたりはしてたんですよ。だけど、ツアーが終わっていざバンドでアレンジしていく過程で、自分の中でしっくりこなくて。

──どのあたりが?

ナガタ 結局、自分が作った曲を聴きたいと思えるかどうかですよね。自分のメロディに邪念みたいなものを感じてて、純粋さとはズレてる気がしまして。ヨウジにもコウちゃん(※コウタロウ[Dr]の愛称)にも聴いてもらったけど、テンションが上がってなかったなあ。

ミヤシタヨウジ(B, Cho)

ササキ けっこうわかりやすいよね。ヨウジはすぐ顔に出るし(笑)。スタジオで演奏してても、ただ淡々と弾いてるときはテンションが上がってないってことなんです。逆に上がってるときは、めちゃくちゃ身体を揺らしてる。で、弾くフレーズが自然とよくなる。

ナガタ そうそうそう(笑)。

ササキ デモをたくさん聴く中で何も浮かばないわけではないんですけど、4人共もっとよくできると思ったのかな。それで「この曲は今じゃないね」ってなる。そういうことをバンド内ですごく話し合ったので、構想を練り始めた頃のデモとはかなりかけ離れた1枚になりました。

ナガタ 制作の途中から自分のルーツを改めて探ってみることにしたんですよ。僕の認識では、10代の頃に聴いてた音楽、例えば、邦楽のロックを好きになるきっかけがBUMP OF CHICKENだったので、そこがルーツだと思ってたけど、それより前にさかのぼったらどうなんだろうって。「俺、ちっちゃい頃はどんな音楽が好きだった?」って親に聞いてみたり。

──ナガタさん自身が覚えてない時期のことですか? それは面白いですね。

ナガタ 具体的な曲名は出てこなかったんですけど、歌は好きでよく歌ってたみたいなので、幼少期に触れたであろう童謡とか掘り返して。あと、ゲームが好きだったから、自分がやってたソフトの音楽を聴き直したりもしました(笑)。そういうことをしてるうちに邪念がスッと落ちたというか、純粋な音楽観を取り戻せた感覚があって、今作のテンションにつながったんです。

ササキ そうだね。これまでよりも遊び心が強く出た感じがする。「ノンフィクション」のギターソロなんて、わかりやすく表れてると思います。すごくストレートかつキャッチーなフレーズで。ナガタからスッと出たソロが俺らにもクッと入って、4人とも「キター!」って盛り上がったのを覚えてるな。

ナガタ あれが突破口の1つだったね。

──「スーパーマリオブラザーズ」のBGMっぽいフレーズが入ってますよね。ギターソロのところは、スターを取ったマリオの無敵感があるなって思いました。

ササキナガタ あはははは!(笑)

ササキ まさにそうだったよね。音に無敵感を求めてた。

ナガタ ゲームを掘り返したのが正解でした!

The Floor「ウェザー」
2017年6月21日発売 / lilc
The Floor「ウェザー」

[CD]
1728円 / LILC-1001

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収録曲
  1. 灯台
  2. ノンフィクション
  3. Cheers With You
  4. ウィークエンド
  5. はたらく兵隊さん
  6. ラブソング
  7. DRIVE
The Floor Presents「天井知らずワンマンツアー」
  • 2017年7月7日(金)
    東京都 下北沢SHELTER
  • 2017年7月21日(金)
    北海道 COLONY
  • 2017年7月30日(日)
    大阪府 LIVE HOUSE Pangea
「ウェザー」発売記念インストアライブ ミニライブ+特典引換会
  • 2017年6月25日(日)
    北海道 タワーレコード札幌ピヴォ店
    START 15:00
  • 2017年7月2日(日)
    大阪府 タワーレコード難波店
    START 15:00
  • 2017年7月3日(月)
    東京都 タワーレコード新宿店
    START 19:00
The Floor(フロア)
The Floor
2012年10月に結成された北海道札幌市在住のギターロックバンド。メンバーはササキハヤト(Vo, G)、ナガタリョウジ(G, Cho)、ミヤシタヨウジ(B, Cho)、コウタロウ(Dr, Cho)の4人。札幌を中心にライブ活動を展開し、2016年5月に初の全国流通作品となるミニアルバム「ライトアップ」を発表する。同年8月、一般公募枠「RISING☆STAR」の1組に選出されロックフェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO」に初出演する。12月に4曲入りCD「Re Kids」をリリース。2017年6月に2ndミニアルバム「ウェザー」を発表する。