「転生したらスライムだった件 第2期」特集 齋藤樹愛羅、野口衣織(=LOVE)インタビュー|日常系好きも戦闘系好きもハマるアニメ

毎日バンバン爆発させたい

──「転スラ」は、主人公のリムルがさまざまなスキルを獲得していくことで強くなっていく物語です。現実世界でそのスキルを何か1つ使えるとしたら、お二人はどれが欲しいですか?

左から齋藤樹愛羅、野口衣織。

野口 そうですね……「痛覚無効」とか(笑)。私、痛いのがすごく苦手なんですよ。

──普段、そんなに痛い思いをしているんですか?

野口 マッサージによく行くんですけど、いつも痛すぎて涙が出てくるんです。注射は大丈夫なのに、マッサージ系の痛みがすごく苦手で。「痛覚さえなければ気持ちいいのにー!」って。

樹愛羅 そのわりには、いつも人のことめっちゃ叩くじゃん。

野口 そうだね(笑)。

樹愛羅 ライブ前に「背中叩いて! 優しくね」ってお願いしたときに、衣織ちゃんは普通の人よりちょっと強めに来るんです。「バーン!」って。それはちょっとやめてほしいなって。

野口 人が痛がっている顔を見るのは好きなんですよね(笑)。

──(笑)。樹愛羅さんはどのスキルが欲しいですか?

樹愛羅 なんだろう……一番強い、でっかい爆破魔法とかを使って、そこら中で毎日バンバン爆発させまくりたいです。

野口 最悪!(笑)

左から齋藤樹愛羅、野口衣織。

──それはもしかしたら、リムルではなくミリムのスキル「竜星拡散爆(ドラゴバスター)」のことですかね。というか、何をそんなに壊したいんですか?

樹愛羅 いや、壊したいわけじゃないんですけど(笑)。なんかゲーム感覚で、爆発させたりするのは楽しそうだなって。実際には絶対できないじゃないですか。

──何か世の中に不満があるんですか?

樹愛羅 そういうわけじゃないです!

野口 でも確かに、ゲームとかでも人を倒す系をよくやってますね(笑)。

樹愛羅 そういうゲームしかやらないです(笑)。

──バトル系のアニメがお好きなのも、その衝動と通じてるんですかね。

樹愛羅 私、前世がずっと戦ってた人なのかも。わからないですけど(笑)。

2人のルーツ

──ちょっと面白いなと思ったんですけど、樹愛羅さんはバトル系作品とかわいい女の子キャラがお好きで、野口さんは日常系作品とクールなイケメンキャラがお好きなんですよね。好きな作品の傾向とキャラの傾向にちょっとミスマッチを感じるというか。

野口 言われてみれば、確かにそうですね。

齋藤樹愛羅

──樹愛羅さんは、かわいい女の子たちに戦い合ってほしいんですか?

野口 あははは!(笑)

樹愛羅 かわいい女の子は、いればいいんです(笑)。男子だけが出てくるアニメも観てみようと思ったことはあるんですけど、途中でやっぱり「ダメだ」と思ってしまって。

──なるほど。たとえバトルものであっても、女の子が出てこないと……。

樹愛羅 あんまり観る気がしない(笑)。

──野口さんはいかがですか? もちろんイケメンキャラが活躍する日常系の作品はたくさんありますけど、クールなカッコよさをより満喫するなら、バトル系やアクション系のほうがふさわしいようにも思えます。

野口衣織

野口 そうですね……。「もしかしたら近くにこういう人がいるかもしれない」みたいな、現実の自分と近い世界観のほうがキュンキュンしたり癒されたりするからかな?というふうには思います。

──なるほど。ちなみに、お二人がアニメにハマったそもそものきっかけはなんだったんですか?

樹愛羅 私は「ラブライブ!」ですね。小学生の頃に友達から「面白いから観てみなよー!」って薦められて、観てみたらハマって。一緒に「にっこにっこにー」とかやったりしてました(笑)。

──「ラブライブ!」にはかわいい女の子はたくさん出てきますけど、何も爆発しないですよね?

樹愛羅 そうなんですよね! だから、なんで好きになったのかはわからないんですけど。あ、でもその次に観たのが「ソードアート・オンライン」で。

──ああ、なるほど。それはもうドンピシャですね。

樹愛羅 はい。それで、戦う系とかわいい女の子が好きになったんだと思います。

──野口さんはいかがですか?

野口 私は、さっきもちょっと言いましたけど「うた☆プリ」です。あるときテレビをつけたら「人気アニメ特集」みたいな番組をやっていて、「うた☆プリ」がバンっと出てきて。「何この人たち! なんで目の色と髪の色が違うの?」と子供ながらに衝撃を受けました。

樹愛羅 あははは(笑)。

野口 そこで「マジLOVE1000%」が流れてきて、「何この歌! “DOKI DOKIで壊れそう”ってどういうこと!?」と気になって調べていくうちに、どんどん好きになっていったんです。

──なるほど。ファーストインパクトが「うた☆プリ」だったせいで……。

野口 今はすっかり二次元の男の子が好きになりました(笑)。

早く続きが知りたい

──「転スラ」のお話に戻しましょう。来年1月からアニメ第2期の放送がスタートしますが、どんなことを期待しますか?

樹愛羅 1期でお話が終わっていないので、早く続きが知りたいなって。原作を読みたい気持ちもあるんですけど、私は読解力が足りないので、小説やマンガだけだとお話がわからなくて(笑)。なので、早くアニメにしてほしいです。

野口 私は、新登場のキャラがリムルと出会ったときに「こんなスライムが強いわけねーだろ」とかナメてかかってきたのが、のちのちリムルの強さに感服して仲間に入るくだりがすごく好きなんです。その展開をずっと観ていたい(笑)。

──完全にフリオチのパターンですよね。

野口 そうそう(笑)。そのパターンがもっと観られたらいいなっていうのと、鬼人族の活躍も楽しみです。ソウエイいっぱい観たいなーって(笑)。

──ありがとうございます(笑)。では最後にひと言ずつ、読者にメッセージをいただけますか?

樹愛羅 「転スラ」はド派手に戦うシーンもあるけど、日常的なシーンもあるので、衣織ちゃんみたいに日常系が好きな人も、私みたいに戦闘系が好きな人も、どっちもハマるアニメです。まだ観たことない人はぜひ、絶対に観てください!

野口 壮大な世界観なのに、軽い気持ちで観たいときにいつでもスッと観られるアニメだと思います。その中にも夢が詰まっているというか、「こんな力が使えたらいいのに」とか「このキャラいいな」とか、いろんな好きが詰まっている作品なので、ふとしたときに気軽に楽しんでもらいたいです。いっぱい観てください!

左から齋藤樹愛羅、野口衣織。