「菌活の旅」

──2014年の11月に「さくらしめじ」としての活動が始まって、丸1年が経ちました。この1年間は2人にとってどんな年になりましたか？

髙田彪我　夏にはフリーライブツアーの「菌活の旅」を実施して全国のいろんな場所でライブをさせていただいたし、シングルを2枚リリースしたり……、本当にいろんなことを勉強させていただいた1年だったなって思います。

田中雅功　12月には初めてのワンマンライブもあって、本当に盛りだくさんの1年だったね。

──特に思い出に残っていることを挙げるなら？

彪我　僕は「菌活の旅」でおいしいものをいっぱい食べたことがすごく思い出に残っています。例えば、秋田県であきたこまちを食べたり。

雅功　岩手の盛岡冷麺とか、宮城の牛タンとかね。

彪我　とってもおいしかったです……！

──地方でライブをするのも今までにない経験だったかと思いますが、振り返ってみていかがでしたか？

彪我　皆さんとっても温かく見守ってくださって安心したというか、ほっとした気分で演奏することができました。

雅功　東京や埼玉で演奏するときと同じように楽しいライブができたっていうのは、いいことなんじゃないかなって思ってます。僕たちの演奏に、足を止めてくれる方がいらっしゃったり。

──それはうれしいですね。

雅功・彪我　はい！

彪我　足を止めてもらえるのは本当にうれしかったです。CD販売のときに「初めて来ました」って言ってくれる方がいたのもうれしかった。

──初めて行った場所でライブをするとき、何か工夫していることはありますか？

彪我　僕たちのことを少しでも知ってもらえるように、最初と最後に自己紹介をするようにしています。

雅功　あとその土地の有名なものの話をMCでしゃべったりして、楽しいライブになるようにしています。「ここは何が有名かな？」って考えてみて、思い浮かんだらいろいろ調べてね。

彪我　うん。ある日はゆるキャラだったり、ある日はご当地グルメだったり。

雅功　あと、その土地出身のアーティストさんの曲や、その土地にゆかりのある曲をカバーさせていただいたりしてます。

──今までに披露した中で、お気に入りの曲は？

雅功　静岡で歌った「おどるポンポコリン」は、すごく楽しかったですね。

──そうなんですね。カバー曲のコーナーは皆さん喜んでくれますか？

彪我　はい！「おおーっ」ていうような反応をいただけるとうれしいですね。

ところどころ自分と似ている

──ちなみにユニットを組む前後で、お互いの印象が変わったところはありますか？

彪我　ユニットを組む前はお互いのことをあまり知らなくて、話もそれほどしたことがなかったんです。だけどユニットを組んで話すようになって、雅功さんはところどころ自分と似ている部分があるなって思いました。なので、仲よくやっていけそうだなって。

雅功　僕もそう思いました。

──今、お互いのいいところを言い合うなら、どんなところでしょう？

雅功　彪我さんは声がきれいなんで、いつも歌声を聴きながら「いい声してるなあ」って思います。隣で歌ってくれると、自分も歌いやすいんです。

彪我　おお。ありがとうございます。

──彪我さんは？

彪我　そうですね。雅功さんは本当にいつも優しい。あといろんなバンドのことを教えてくれます。

──雅功さんはクリープハイプが好きなんですよね。ほかに好きなアーティストさんはいますか？

雅功　クリープハイプさんは相変わらず好きなんですけど、最近はBLUE ENCOUNTさんやLAMP IN TERRENさんなどを聴いています。クリープハイプさんが「好き」って言ってるバンドさんだったり、同じフェスに出ているバンドさんの作品をCDショップに行って探して、いっぱい聴いてます。