RYUCHELL「Hands up!! If you're Awesome」 PR

RYUCHELL|WELCOME TO THE RYUCHELL WORLD! 個性を憎んだ僕が 自分の色を取り戻すまで

タレントのりゅうちぇるが2月14日、RYUCHELL名義で配信シングル「Hands up!! If you're Awesome」をリリース。アーティストデビューを果たした。

原宿の古着店で働きながら読者モデルとしてキャリアをスタートさせ、その個性的なファッションと奔放なキャラクターで瞬く間にお茶の間の人気者となったりゅうちぇる。近年はSNSを通じて自身のメイク方法を紹介したり、「多様性のある社会」をテーマにしたイベントに登壇し“自分らしさ”についての考えを発信するなど、その活動の幅も広がってきた。

今回音楽ナタリーでは、彼のアーティストとしてのこだわりが詰め込まれたデビュー曲「Hands up!! If you're Awesome」についてインタビューを実施。RYUCHELLはかつて個性を出せず苦しんでいた過去の自分やアーティストデビューにかける思いについて、たっぷりと語ってくれた。

取材・文 / 秦野邦彦 撮影 / 草場雄介

RYUCHELL「Hands up!! If you're Awesome」
2018年2月14日発売 / Virgin Music
RYUCHELL「Hands up!! If you're Awesome」初回限定盤

250円

iTunes Store

収録曲
  1. Hands up!! If you're Awesome

誰が“普通”を決めるんだろう?

──RYUCHELLとしてアーティスト活動を開始するにあたり、“自分の色を取り戻そう”というメッセージをもっとたくさんの人に伝えたいと思われたそうですね。

僕自身、最初から個性を大切にしようなんて考えていなかったんです。子供の頃からカワイイものが好きで、メイクも大好き。だけど恋愛対象は女の子で。中学生まではそんな素の自分を出すのが怖くて、「みんなにからかわれるくらいなら、本当の自分を隠したほうが楽に生きられる」と思っていました。でもある日、うわべだけの関係を生み出しているのは自分自身だってことに気付いて。それまでは全部周りのせいにして、「みんなどうせ受け入れてくれないし」とか、自分の人生なのにすべて周りの目を基準にして考えていたんですよね。

──そうなんですね。

それが悔しくて、もっと自分のことを愛してあげたいと思ったんです。でも高校生になって自分の個性を出すようになると、服装が派手だから知らない人たちにすれ違いざまにからかわれたり。それで、「結局中学生の頃と一緒だ、僕は社会に出たときに自分を表現する勇気があるんだろうか」と不安になって。そんなときに原宿という場所を見つけて、「こんなにいろんな個性が集まって、みんなが堂々と歩ける街があるんだ!」と感動したんです。だから高校を卒業したら絶対上京するんだって決めました。

──原宿はRYUCHELLさんの思いをすべて受け入れてくれた場所だったんですね。

そこでようやく似たような悩みを抱えた仲間と出会えて、初めて居場所ってものを感じて。運命の人とも出会えた場所だし……それまでは個性を憎んだこともあったんです。自分自身が嫌で、普通の男の子だったらどれだけ楽だったろうと思ったし。いったい誰がこの“普通”ってものを決めたんだろうとか、いろいろ考えちゃったんです。でも原宿は誰もが輝ける街だから、このままの自分でいいんだって再確認できました。

  • RYUCHELL
  • RYUCHELL

どんな形であれ、自分を偽りたくない

──そういう考え方ができるようになって本当によかったですね。

家族はすごく心配したんですけどね。こういう格好をする子は地元にいなかったし、果たして上京しても受け入れてもらえるんだろうかって。読者モデルの活動から始まって、ぺこりん(RYUCHELLの妻でモデルのオクヒラテツコ)と一緒にテレビに出させていただく中で、ようやく認めてくれました。

──かつてのRYUCHELLさんと同じように、個性を出せなくて悩んでいる若い子は多いと思います。

若い子に限らず、むしろ大人のほうが自分を出せない方が多いと思うんです。僕はテレビに出させていただくことでいろんな年齢層の方の声が届くんですけど、「授業参観に行くときに個性を出したいけど周りの目が気になる、でもりゅうちぇるくんとぺこちゃんを見て勇気をもらった」と言う方もいれば、逆に「りゅうちぇるも親になったら、子供のためにそういう格好はやめたほうがいい」とおっしゃる方もいて。僕は子供には自分がしっかり個性を出している姿を見せたいし、どんな形であれ自分を偽りたくないので……もちろん僕だって、お葬式は黒の礼服で行くし、冠婚葬祭のマナーはしっかりと守ります。社会のルールと向き合いながら、個性はしっかりと持つのが僕らしいかなって。僕がこういうメッセージを発信することをきっかけに、みんなが自分の色を取り戻して新しい人生をスタートできたらいいなと思います。

──いつ頃からそういった考えを発信していこうと思われたんですか?

僕は19歳のときに初めてバラエティ番組に出演させてもらって、自分の発言でみんなが笑ってくれるのがすごく楽しかったんです。もちろん最初は怖かったけど、放送が終わった瞬間に「楽しかった」「疲れてたけど元気出た」ってコメントをいっぱいもらって。それまで個性的な人は損だと思っていたし、原宿にいるときは楽しくても、原宿から一歩外に出ちゃえばまた別世界だったから、自分を受け入れてもらえたことが本当にうれしくて。「あっ、テレビってすごいパワーがあるんだ! 自分もハッピーだし、みんなにもハッピーを与えられる、こんなステキなお仕事があるんだ」と思って、そこからですね。

RYUCHELL(リュウチェル)
RYUCHELL
1995年、沖縄県生まれのタレント。原宿の古着店で働く傍ら、読者モデルとして芸能活動をスタートさせる。その独特なファッションや奔放なキャラクターが話題となり、バラエティ番組やテレビCMで活躍。2018年2月14日にRYUCHELL名義で配信シングル「Hands up!! If you're Awesome」をリリースし、アーティストデビューを果たした。