猛スピードで成長した1年

──この1年いろいろな変化があって、最近は活動する中でどんなことを考えてますか？

KENSUKE　なんでしょうねえ（笑）。結成当初になんとなく「ええバンドやな」って思ったのが間違ってなかったと言うか。全員でホンマにいいものを作りたい熱意があって、ぶつかり合うんじゃなく、「俺はこうしたい」と言えるプライドも持ってるから、しっかり前に進んでる気がしない？

HIROKI　そうだね。いいこと言うわー。

KENSUKE　なおかつ普段から一緒にいて楽しくて。1年を通してそれぞれの人間性がより深くわかってきて、やりたいこと、やらなアカンことも自ずと見えてきて、改めてこのバンドが好きだと思えてる感じかな。

TAKUYA　アニメのタイアップをはじめ、どれも夢のような話やしね。実際にやりたかったことでもあったけど、1年経ってもまだ夢の途中の感覚もあります。達成感が追いついてこないよな。「BORUTO-ボルト-」のオープニングも「俺らの曲、ホンマに流れてるやん」みたいな（笑）。今もそうですよ。「ナタリーさんの取材を自分が受けてんの？」ってびっくりしますもん。

全員　あはははは！（笑）

TSUCHIYA　確かに思うよな！

TAKUYA　めっちゃ出たかったし、なんなら売れてる人たちが載るもんやと思ってたんで。勇樹とHIROKIがインタビュー受けてた記事を見て、不思議な気持ちになってました（笑）。

RYOTA.　でも、1年を通して経験を積んできた部分もあるし、ずっとそうも言っていられないよね。

TSUCHIYA　こうやって、お互いが感じたことをその場でパッと言えるバンドになってきたよね。改善と言うか、成長のスピードも上がってると思う。

HIROKI　出会ってまだ何年も経ってるわけじゃないしね（※現メンバーがそろったのは2017年5月頃）。

6人でバーベキューをやりたい

──そう考えるとすごい早さで変わっていってる。

TSUCHIYA　一緒にいる時間で言ったら家族みたいな感じだから。もうね、僕はバーベキューをやりたいんですよ。

KENSUKE　急やなあ。ぶっ込んできたな（笑）。

RYOTA.　それが1年を経て思うこと!?

中園　あははは！（笑）

HIROKI　仲のよさはだいぶわかってもらえましたよね。だって、普段もずーっとしゃべってるもんな、俺ら。

KENSUKE　移動中でも楽屋でも誰かしらがふざけ出す。

中園　Qyotoってこんな感じなんですよ。

いろんなアプローチに挑戦していきたい

中園　音楽的なところに話を戻すと、これまでシングルを2枚出して、その中でQyotoがどんなバンドなのかはだんだんわかってきてもらえてて。けど、まだ見せられてない色もあるんですよ。RYOTA.のサックスも、音源で入れるのは機をうかがってるし。

TSUCHIYA　まだ隠してるんですかね？（笑）

RYOTA.　いやいや、まあ乞うご期待ということで。

中園　いろんなアプローチに挑戦していきたいよね。自分もボーカリストとして引っ張っていけるようにがんばらなきゃって思いますよ。何も心配せずに歌える状況を作ってくれるんです、この5人は。

RYOTA.　うれしいこと言ってくれるねえ。

KENSUKE・TSUCHIYA　ありがとうございます!!

HIROKI　ウチのバンドの最大の魅力はボーカル・勇樹くんのきれいな歌声やから、それを生かせるような楽曲制作、ライブをするのは結成当初も今も変わらないですね。その中で飛び道具としてバイオリンやサックスをもっと使っていきたいなと。あと、歌詞ももっと大胆にしたかったりします。王道ばかりじゃなくてたまには邪道なこともやりたい、みたいな。レンジを広げたい気持ちがあります。

──聴き手がびっくりするような？

HIROKI　そうですね。だいぶネタっぽい歌詞も裏では作ってて（笑）。

RYOTA.　楽しみやなあ。

HIROKI　曲が増えたら、音も歌詞の方向性も広げていきたい。そんなことを最近は思ってます。