岡崎体育「SAITAMA」 PR

岡崎体育はまだ“SAITAMA”を知らない

岡崎体育が1月9日に3rdアルバム「SAITAMA」をリリースした。

約半年後の6月9日に、かねてから目標として公言してきた埼玉・さいたまスーパーアリーナ単独公演に臨む岡崎体育。ニューアルバム「SAITAMA」は彼の同公演への思いと決意が込められた、入魂の1作に仕上がっている。

今回の特集では、彼の一世一代の晴れ舞台を盛り上げるべくインタビューを行ったほか、会場のある埼玉への思いを深め、ライブへの英気を養ってもらうべく同地の名産を食べまくる企画を実施した。

取材・文 / 中野明子 撮影 / 吉場正和

言ったことは絶対にやるっていうのが僕の信条

──ついに目標として掲げ続けていた埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の開催が現実のものとなりました。

岡崎体育

さいたまスーパーアリーナでワンマンライブをすることは、6、7年ぐらい前から言い続けてきたことで、レコード会社のスタッフはもちろん、お客さんもそれを知ってくれてる方も多いと思います。

──確かに。インタビューなどでもたびたびおっしゃっていましたし。

まだ実現はしてないんですけども、ひたすら僕が言い続けてきて、それにようやく言霊が宿ったというか。土日にあのクラスのアリーナ会場を押さえるのってなかなか難しいことなので、けっこう早い段階から仮押さえはしていたんです。ただ、僕の勢いやセールス、お客さんの認知度、集客率を加味して本当に開催していいのか決断するまで1年くらいあって。あと開催は発表しましたが、成功させるためには当日までの僕のアプローチ、音楽活動の進度が重要になってくると思ってます。なので、このあともひたすらがむしゃらに、泥臭くがんばるしかないですね。

──発表に至るまで時間があったんですね。

そうです。どうせ発表するなら印象に残りやすい日がいいと思ったので、「体育の日」(2018年10月8日)に告知しました(参照:岡崎体育、来年さいたまスーパーアリーナ単独公演「絶対に、絶対に成功させます」)。「体育の日」も名称が変わるらしいので、このタイミングでしか自分の芸名と音楽活動を絡める日はないかなと思ったし。

──発表したときの心境は?

ラジオの生放送で発表して、同時にマネージャーにTwitterで告知してもらったんですが、放送中はお客さんの反応が見られないじゃないですか。だから発表した瞬間は何も実感はなくて。でも、ラジオの放送が終わってSNSでエゴサーチをしたときに、ツイートに対するレスポンスの多さを見てこんなに岡崎体育を知っている人たちがいて、反応してもらえているということに感謝の気持ちが湧いて。だからこそ、絶対に成功させなくちゃいけないっていう覚悟と不安がグチャグチャに入り混じってました。言ったことは絶対にやるっていうのが僕の信条ですし、あとは年明けてから6月9日までの約半年間でひたすら準備をするだけです。

さいたまスーパーアリーナ公演は自分に見合った夢

──岡崎体育さんは30歳までにさいたまスーパーアリーナ単独公演を開催するとおっしゃっていて。期限付きの目標を実現することは容易ではないと思うんです。

でも、自分に見合った夢だと思ってるんですよ。持って生まれた先天的なルックスや歌唱力、周りを巻き込む力とかいろんなものを自分なりに分析して、「さいたまスーパーアリーナなら俺はライブが絶対できる」って活動してきたんです。1人とか2人しかライブハウスにお客さんを呼べてなかった時期でも「僕は30歳までにさいたまスーパーアリーナでワンマンライブできる」って信じていて。目標を叶えることは難しいというのはもちろんわかってますけど、それに向けた動きや活動を今までしてきたので、不可能なことではないと思ってました。

岡崎体育

──きちんと目標に向けて活動してきた結果だと。

はい。さいたまスーパーアリーナって、最初は友達に誘われて歌い手さんのライブを観に行った会場だったんです。ライブに出ている方にまったく興味がない状態で観に行ったんですけど、そのときの景色がすごく異様で不気味なものに感じたというのが正直なところで。でも、その不気味さに対して嫌悪感があったわけではなくて、悔しいという気持ちが湧いた。大勢のお客さんを熱狂させていて悔しいなって。僕にとってさいたまスーパーアリーナはそれまでなんの縁もゆかりもなかった会場なのに、そのときから特別な場所になりました。

──時間が経つ中で会場に対する思いは深まっていきましたか?

そうですね。さいたまスーパーアリーナが僕の目標地点で、始まりの終わりの場所だと思ってたので、いつもライブの最後に「俺は絶対に30歳になるまでにさいたまスーパーアリーナでワンマンライブをします」って言霊を残してステージを降りてきたんです。お客さん100人くらいのライブハウス公演もあったし、3万人ぐらいが集まったフェスもあるし、言霊を残すにつれてさいたま(スーパーアリーナ)への思いは深まりましたね。それがいろんな人に伝わったのか、開催を発表したときの「いいね」の数とか反応の数につながったのかなと思ってます。

──頭の中でライブに対するイメージはできてますか?

以前よりは。デビューした年に「COUNTDOWN JAPAN」に出演して、そのときにさいたまスーパーアリーナのアリーナモードのキャパシティである1万6000人の前でパフォーマンスしたんです。そのときに、目玉でいうと3万2000っていう数が僕だけを見てるっていう恐怖を感じて。「何年後かにこれと同じ数の目玉が僕を観ていて、しかも倍以上の尺でライブをやるんだ」って思ったら不安になってしまって。インディーズの頃からフリップを使ったり、パペットを使ったりしながらライブをしてるんですけど、観客の数が多くなると正直モニタがないと一番後ろの人には伝わらないなとか。大きいステージで生身の男が楽器も何も持ってない状態で、会場の一番後ろの人にまで面白さや楽しさを伝えるにはどうしたらいいんだろうって考え始めました。そこから、すごくライブに対する姿勢が変わりました。一挙手一投足というか、できるだけ体を大きく使ってパフォーマンスをするようにしたり。この3年間でいい経験をたくさんしたので、それを無駄にしないようにさいたまスーパーアリーナ公演に臨みたいと思ってます。