大原櫻子「Passion」 PR

大原櫻子|イメージを一新する情熱のアルバム

大原櫻子が2月5日にニューアルバム「Passion」をリリースした。

約1年7カ月ぶりとなるこのアルバムには、初主演ドラマ「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」主題歌「I am I」や、Abema TV「恋する♥週末ホームステイ」の主題歌「未完成のストーリー」、AVIOTのWeb CMソング「Special Lovers」など全12曲を収録。水野良樹(いきものがかり)や永山マキ(モダーン今夜、iima)、高橋久美子、一青窈、丸谷マナブ、Ryosuke "Dr.R" Sakaiなど、さまざまなアーティストやクリエイターとのコラボによって生み出された楽曲は、トレンドを意識した洋楽ライクなナンバー、壮大なバラード、初挑戦となるハワイアンまで、これまで以上にカラフルなラインナップとなっている。

アルバムごとにイメージを更新し続けている大原櫻子が、今のモードを反映させて作り上げた本作。そこに刻まれた最新の彼女の姿をインタビューで紐解いていく。

取材・文 / もりひでゆき 撮影 / 竹中圭樹(ARTIST PHOTO STUDIO)

新しい切り口で音楽を届けてみよう

──1月に開催された「Premium Concert 2020『I am not I』」では、東京と大阪のBillboard Live、名古屋のブルーノートを舞台に大人っぽいステージを見せていましたね。

ピアノとバイオリンとボーカルの3人編成で、お客さんにはお酒を飲みながらリラックスした雰囲気で楽しんでいただこうというライブでした。内容的には全曲洋楽のカバーで、ところどころでメドレーを入れたりもして。ドラムがないと寂しい感じになっちゃうかなという不安もあったんですけど、実際はまったくそんなこともなく、本当に気持ちよく歌わせてもらいました。

──ビートに支配されることなく、3人の呼吸感で音を奏でることができたわけですね。

まさにそうですね。日によって演奏や歌い回しにも変化があったし、何かハプニングがあったとしても、「今日は今日しかないしね」みたいな気持ちで楽しめてしまう感じがあったというか。

──セットリストを洋楽のカバーだけにしたのはどうしてだったんですか?

昨年やったツアー「CAM-ON! ~FROM NOW ON!~」で、シーアの「Chandelier」や映画「ドリームガールズ」の「One Night Only」といった洋楽のカバーを歌わせていただいたんですけど、けっこう評判がよかったんですよ。しかもここ最近はニューヨークへ一人旅したりして海外の空気を感じることも多かったし、そもそも小さい頃から洋楽をよく聴いて歌っていたことが自分の原点だなと改めて思ったりもして。なので24歳になって初めてとなるライブでは新しい切り口で音楽を届けてみようと。それが理由でした。

──「I am not I」というライブタイトルの意味にもつながりますしね。

そうそう。最初は自分の曲を英語バージョンにして歌うことも考えていたんですよ。でもタイトルに沿ったコンセプトにするのであれば、全曲洋楽カバーにしたほうがいいよねということになりました。お客さんに受け入れてもらえなかったらどうしようってちょっと緊張はしていたんですけど、皆さんに楽しんでいただけたようなのでよかったです。私自身、スキル的な部分でいい経験ができたと思います。ただね、3カ所だけじゃもったいなかったかなあという思いもあるので、また機会があれば公演数を増やしたりしつつ、規模を広げていけたらいいなと思ってます。

大原櫻子から大きく外れた曲は1つもない

──そんなライブを経て、ニューアルバム「Passion」が到着しました。大人っぽいアートワークはもちろん、その内容も含めて最新の大原さんの姿が鮮やかに詰め込まれた1枚になりましたね。

自分として新たな試みをたくさんしたし、いろんな面でチェンジした1枚になったとは思いますね。「さくちゃん、イメージ変わった?」と思う人も多いかもしれないな。

──確かにこれまでにないタイプの曲が多く収録されているのでビックリする人はいるかもしれないですよね。でもすべての曲を大原櫻子として表現し尽くしている印象もあるので、聴いていて違和感はまったくないんですけど。

そうですね。自分でも大原櫻子から大きく外れた曲は1つもないなと思います。自分の中にあった新しい宝箱をどんどん開けていくように、楽しみながら制作をすることができたので。

──1年7カ月ぶりのアルバムということで、全体的なビジョンとして思い描いていたものもあったんですか?

大原櫻子

全体的なコンセプトを立てて、そのゴールを目指して作っていった感じではなかったんですよ。その場その場で新しい曲をたくさん集めて、その中から今の自分のフィーリングに合ったものを選んでいって。で、最終的に1枚のアルバムにしてみたら、なんだかものすごいものができちゃったなという(笑)。ハワイアンな曲があったり、一青窈さんに作詞をお願いしたメッセージ性の強い曲があったりと、ホントにさまざまな曲が入ったのも意図的にというよりは自然な流れだった気がしますね。

──そんなアルバムに「Passion」というタイトルを付けたのは?

タイトルは曲順が固まったタイミングで決めたんですけど、今回はいつもにも増して情熱を注いで作り上げた曲がけっこう多い印象があったんですよ。なおかつ、その中でも特に熱量の高い「電話出て」をアルバムの最後に入れたことで、聴いてくださる方にも私の情熱的な部分が印象強く残るだろうなと。そういった意味で「Passion」というワードを掲げるのがふさわしいんじゃないかなと思ったんです。