「虹色デイズ」楽曲提供アーティストコメント
- 降谷建志
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──エンディングテーマ制作のオファーを受けたときの思いを教えてください。
ちょうどソロの曲をたくさん作っている時期でしたし、作品も全編観せていただき、しっくりくるものが作れると思いましたのでありがたくお引き受けしました。
──「ワンダーラスト」は映画「虹色デイズ」からインスパイアを受けて書き下ろされたと伺いました。作曲および作詞のうえで意識したことを教えてください。
監督に映画の話をお聞きしたときに「観る人が劇場を出る時に歩調がすっと軽やかになるようなエンディングにしたい」ということでしたので、そこを一番大事に考えました。いつもとは違うこの映画と出会ったからこその旋律や言葉を紡げたと思っています。
──降谷さんが一番印象に残っている映画のシーンやセリフを教えてください。
いつも集まっている男子高校生達がプールに飛び込んでみたり騒々しくふざけたりして、そのあとに皆黙って物音ひとつしない対照的なシーン、みたいなのが好きですね。
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- profile
- 1979年生まれ、東京都出身。1997年2月にDragon Ashのフロントマンとしてメジャーデビュー。1998年9月リリースのアルバム「Buzz Songs」がヒットを記録し一躍トップアーティストの仲間入りを果たす。バンドを牽引する一方、ほかのアーティストのプロデュースを手がけたり、俳優としてドラマや映画に出演したりと多角的に活躍。2018年7月に映画「虹色デイズ」のエンディングテーマ「ワンダーラスト」を含むソロシングルをリリースする。
- 加藤慎一(フジファブリック)
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──ご自身の楽曲が実際に映画で使われているのをご覧になっていかがでしたか?
まず劇中に2曲も使っていただき本当にありがたいと思います。どちらの曲もリリースからときは経っていますがこうして今でも映画に携わる事ができるのは光栄です。
「虹」は学校のプールという青春の象徴的なシーンから始まり、オープニングとしてなじんでいるのはうれしい気持ちでいっぱいであります。
そして「バームクーヘン」は葛藤の終わりからの感情を引き継いだ流れなのかなと思って観ていて素晴らしく思いました。──発表した当時と今とで、曲に対する思いとして変わっている部分、変わらない部分などがあれば教えてください。
楽曲に対する想いは今も昔も変わらずリリースから今日までずっと大切にしていますね。
ただ解釈については年齢を重ねていくうちに主観と俯瞰は少しずつ変わっていくことはあるかもしれないですね。
「バームクーヘン」は特に内面を歌っている曲なのですが僕は大人になってきて(当時も大人でしたが)重みを増しました。
もしかしたら、この映画で初めて聴いた方は今聴いた印象と今後聴いたときの感じ方が変わるかもしれませんね。──映画「虹色デイズ」で一番印象に残っているシーンやセリフを教えてください。
もう色んな場面が印象に残ってしまいどれを選ぶなんてできないというか。
自分達の曲が流れているシーンはもちろんですが、まりちゃんが誰かの一番になりたいだけだったり、川沿いで待っているなっちゃんとか。
うーん、SUPER BEAVERが流れるあのシーンもよかったし、もうプラネタリウムの件は言わずもがな。
ただ1つ思うのは、「きらきら武士」は心持っていかれる、ずるい。 -
- profile
- 志村正彦(Vo, G)を中心に2000年に結成されたロックバンド。都内を拠点に活動を開始し、2004年4月にシングル「桜の季節」でメジャーデビュー。2009年12月に志村が急逝するも、バンドは山内総一郎(Vo, G)、金澤ダイスケ(Key)、加藤慎一(B)の3人で活動を継続。2014年11月にデビュー10周年を記念して東京・日本武道館公演を行うなど、精力的に活躍する。2018年4月より3カ月連続配信シングルを発表中。
- 阿部真央
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──ご自身の楽曲が実際に映画で使われているのをご覧になっていかがでしたか?
ストーリーと楽曲の世界観が完璧にマッチしていて、とても感動しました。素敵なシーンの彩りとして自分の楽曲を使用していただけて、非常にうれしかったです。
──発表した当時と今とで、曲に対する思いとして変わっている部分、変わらない部分などがあれば教えてください。
タイトル通り17歳のときに書いた楽曲なので、当時の多感さや行き場のないフラストレーションなどを非常に素直に歌詞にしているので、こういう生々しい侘しさは当時ならではだな、と感じています。
──映画「虹色デイズ」で一番印象に残っているシーンやセリフを教えてください。
けっこう最初のほうのシーンなのですが、恒松祐里さん演じるまりちゃんが、食堂で杏奈ちゃんに見とれるなっちゃんに首切りポーズをするシーンが個人的には大好きです。あの恒松さんの絶妙な表情に思わず会場で笑ってしまいました。
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- profile
- 1990年1月生まれ、大分県出身。2009年1月にアルバム「ふりぃ」でメジャーデビューし、等身大の歌詞とポップなメロディ、表現力豊かなボーカルが同世代を中心に支持を集める。 2014年にはデビュー5周年を記念し開催した初の日本武道館公演「5th Anniversary阿部真央らいぶ2014@日本武道館」のチケットが完売。 2019年1月のデビュー10周年に向けた“Road to 10th Anniversary”の一環として、2018年3月にアルバム「YOU」をリリース。11月からはデビュー10周年に向けての全国ホールツアー「らいぶNo.8」を開催し、2019年1月22日に日本武道館、27日に兵庫・ワールド記念ホールで「らいぶNo.8 10th Anniversary Special」を行う。
- Leola
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──ご自身の楽曲が実際に映画で使われているのをご覧になっていかがでしたか?
今回歌わせていただいた「群青」は、シーン映像を見ながらレコーデングをしたほど、青春の心の歪みみたいなものを自分の心に投影しながら歌った楽曲だったので、そこがちゃんと重なったか、ドキドキしながら観させていただいていました。
──挿入歌「群青」の聴きどころを教えてください。
今回、飯塚監督や劇伴の海田さんが作ってくださったということもあり、声や歌も今までとは違う表現にチャレンジしています。初めは、違う自分の歌に不安もありましたが、今はこの映画の杏奈ちゃんのように、色んな自分をさらけ出せるきっかけになったと思っています。
青春真っ只中に生じる不器用な愛やじれったさ……。この「群青」という曲が、彼らの心の曲として溶け込めていたらいいなと思います。──映画「虹色デイズ」で一番印象に残っているシーンやセリフを教えてください。
やっぱり最後夏樹が全力疾走するシーンが好きです。今までのいい思い出も、歯がゆかった自分も全部超えて、今一番大切なものに向かって走っていく姿が本当に眩しかったです!
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- profile
- LDH所属のシンガー。2016年4月にシングル「Rainbow」でメジャーデビュー。同年放送されたテレビドラマ「ラヴソング」で歌手のCHERYL役で出演し注目を集める。その後コンスタントにシングルをリリースし、2017年7月に1stアルバム「Hello! My name is Leola.」を発表。2018年8月に初となるミニアルバム「LOVE, LIFE & LAUGHTER」を控えている。名前はハワイ語で声を意味するLeo、太陽を意味するlaの造語。
- 渋谷龍太(SUPER BEAVER)
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──ご自身の楽曲が実際に映画で使われているのをご覧になっていかがでしたか?
具体的に何かのBGMとなるのはなんだかうれしいです。そこにしかない世界で、自分達の歌に新しい色を加えてもらえた感覚です。光栄でした。
──発表した当時と今とで、曲に対する思いとして変わっている部分、変わらない部分などがあれば教えてください。
歌が持っている力や景色に相違はありません。しかし歳をとる毎に具体性を帯びてきます、深くなってゆく過程は楽しいです。
──映画「虹色デイズ」で一番印象に残っているシーンやセリフを教えてください。
意中の子の電車の到着に、自らも合わせるシーン。健気でグッときます。
なくしてしまったようで、ズルくなってしまったようで、でも今の自分もまだちゃっかり忘れていない感覚だからだと思います。 -
- profile
- 2005年に渋谷龍太(Vo)、柳沢亮太(G)、上杉研太(B)、藤原“30才”広明(Dr)の4人によって東京で結成されたロックバンド。2009年6月にEPICレコードジャパンよりシングル「深呼吸」でメジャーデビューする。2011年に活動の場をメジャーからインディーズへと移し、年間100本以上のライブを敢行。2013年、ロックレーベル[NOiD]とタッグを組み、精力的にツアーや自主企画を開催。2018年4月には初の東京・日本武道館ワンマンライブを開催し、6月にはニューアルバム「歓声前夜」を発売した。
※特集公開時より、一部アーティストのプロフィールを変更しました。
- 映画「虹色デイズ」
- 2018年7月6日(金)全国公開
- ストーリー
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なっちゃん(佐野玲於)、まっつん(中川大志)、つよぽん(高杉真宙)、恵ちゃん(横浜流星)は、性格も趣味も違うけど、いつも一緒な仲良しな男子高校生。学校でも放課後でも、みんなで楽しい毎日を過ごしていた。ある日、恋に奥手のなっちゃんが同級生の杏奈(吉川愛)に片想い。連絡先も交換できないなっちゃんを冷やかしながらも応援する仲間たち。そんな彼らにも変化が現れ……。まっつんは杏奈の親友で男嫌いのまり(恒松祐里)に惹かれ始め、つよぽんは恋人のゆきりん(堀田真由)と離れての進学に思い悩む。そして、みんなに刺激された恵ちゃんのハートにも火が点いて。悩みながらもお互いを励まし、本当に大切なものを見つけようと奮闘する4人。春夏秋冬が過ぎ、彼らにも卒業という終わりの時間が近づいてくる。そして迎える最後の文化祭……それぞれの想いを胸に、彼らが選ぶ未来とは?
- スタッフ / キャスト
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監督・脚本・編集:飯塚健
脚本:根津理香
原作:水野美波
音楽:海田庄吾なっちゃん(羽柴夏樹):佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
まっつん(松永智也):中川大志
つよぽん(直江剛):高杉真宙
恵ちゃん(片倉恵一):横浜流星
杏奈(小早川杏奈):吉川愛
まり(筒井まり):恒松祐里
ゆきりん(浅井幸子):堀田真由
千葉ちゃん(千葉黎子):坂東希(E-girls / Flower)
筒井昌臣:山田裕貴
田渕先生:滝藤賢一 - 音楽
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- エンディングテーマ
降谷建志「ワンダーラスト」 - 挿入曲
フジファブリック「虹」「バウムクーヘン」
阿部真央「17歳の唄」
Leola「群青」
SUPER BEAVER「your song」
- エンディングテーマ
©2018「虹色デイズ」製作委員会 ©水野美波/集英社
2018年7月4日更新