≒JOY特集 インタビュー+手書きメッセージ|指原莉乃プロデュース第3のグループ、お披露目からの怒涛の日々で感じたこと (2/5)

合格のつもりで来たんじゃないのに

──江角さんはもともとアイドルを目指していたわけではなく、知らない間に親がオーディションに応募したとのことですが、≒JOYの活動に粉骨砕身するという覚悟は固まりましたか?

江角 (覚悟は)あります!

──それは、合格が決まった瞬間から?

江角 いえ、そのときは「合格のつもりで来たんじゃないのに、あれ……」という感じでした(笑)。そのあとすぐに宣材写真の撮影があってメンバー何人かに会ったんですけど、「かわいい!」と驚きました。なんだか別世界に来たみたいな感覚で、これまで聴いてきた音楽もアイドル以外のアーティストばかりでしたし、「やっていけるんかな……!?」と思っちゃいました。でも、いざ活動を始めてみるとホントに楽しくて。センターに選んでいただきましたし、ホントに本気でがんばろうという決意が固まりました。

江角怜音

江角怜音

──ドキュメンタリー映像の中で指原さんは「楽しいことよりつらいことのほうが多いと思う」と話していましたが、その言葉を受けて決意が揺らぐこともなかったですか?

江角 絶対に大変なことのほうが多いだろうなとは思っていたので覚悟はしていました。それに「イコノイジョイ 2022」がホントに楽しかったんですよ。練習はやっぱりつらかったんですけど、それを超えるくらい楽しいことも多かったので、この先もがんばろうと思えました。

──アイドルという職業に対する見方が変わりました?

江角 はい! ホントにすごいなって、尊敬です。なんで今までアイドルの曲を聴いてこなかったんだろうと思うくらい(笑)。ホントに、えーと、とにかく尊敬の気持ちがヤバいです!

大信田 あははは!

逢田 語彙力!(笑)

──先ほど話に出た通り、江角さんはオリジナル1stソング「≒JOY」のセンターに抜擢されましたが、指原さんからどういう形で伝えられたんですか?

江角 音声のメッセージをいただいて、センターに選ばれたことを知りました。心境としては「えっ、ほんまに自分でいいの?」という思いが大きくて、ほかにもっと適任のメンバーがいるんじゃないか、グループ全体の印象に泥を塗る形になったらどうしようと最初は思いました。でも、素敵なメンバーたちから「大丈夫だよ」と言ってもらえて、がんばろうという気持ちに変わりました。

──江角さんは大阪出身で関西弁を話し、空手が特技という、今までの指原グループにいなかったタイプのセンターですが、ほかのメンバーから見た印象はどうですか?

大信田 最初はすっごい人見知りでした。お披露目の会場に行くまでのバスで怜音と隣の席に座ったんですけど、そのときがみんなとの初対面だったので、私は怜音が初めてしゃべったメンバーだったんです。「よろしくね」と言ったら、「あ、うっす」って返してきて(笑)。

江角 言ってないです! 言ってないです! 「こんにちは」って言いました。

天野 あははは!

大信田 絶対に「うっす」って言ってました。

逢田 空手家の面が出ちゃったんだね(笑)。

大信田 そのときはかなりパンチの効いた子がいるなと思ったんですけど、怜音がメンバーの真ん中にいると締まるんですよね。すでに怜音が真ん中にいないと違和感を感じてしまうくらい、センターにいるべき人材だなと思っています。

大信田美月

大信田美月

──「≒JOY」を最初に聴いたときはどういう感想を抱きましたか? =LOVEや≠MEもそうでしたけど、1曲目からアイドルソングとしての完成度がすごく高いですよね。

逢田 歌詞を見るとわかる通り、「≒JOY」は恋愛の曲ではなく、夢を追いかけることを歌った曲なんですよ。≒JOYは以前からアイドルになりたかった子が集まったグループで。怜音は例外ですけど(笑)、怜音も同じような気持ちで空手をがんばっていたと思うし、何かに夢中になっている人、夢に向かってがんばっている人に響く曲だと思います。あと、メンバーみんな口をそろえて言っていたんですけど、指原さんが私たちのことをそのまま歌詞にしてくださったんじゃないかと思うくらい自分たちの心境と重なるものがあって、初めて聴いたときはみんなぼろぼろ泣いてました。

天野 決意や強い意志を感じる歌詞が多いので、聴いていて希望を持たせてくれる感じがするんですよ。最初に曲を聴いたとき、歌詞だけで胸に来るものがありました。

天野香乃愛

天野香乃愛

憧れの先輩は

──「イコノイジョイ2022」では初ステージにも関わらず、「≒JOY」のほか、先輩グループとのコラボも含めて多くの曲を披露していました。その中でも、逢田さんが≠MEの冨田菜々風さん、=LOVEの野口衣織さんと一緒に冨田さんのソロ曲「空白の花」を歌唱した場面が印象的でしたが、あれはかなり緊張したんじゃないですか?

逢田 「空白の花」は加入前、オーディションの配信審査のときから公言していたくらい大好きな曲で。歌詞はすでに頭の中に入っていたので新たに覚えなくていいという安心感はあったんですけど(笑)、その大好きな曲を表現力の塊みたいなお二人と歌わせていただくことになり、まずは「なぜ私?」という思いがありました。あと、「イコノイジョイ 2022」の夜公演は「シャッフルパーティー」というタイトルで、3グループで曲やメンバーをシャッフルして披露したんですが、「空白の花」を歌ったのは昼公演だったんですよ。だから、「なんで昼なんだろう?」という疑問もあって、プレッシャーを感じるというよりもいろいろな「?」が頭の中に浮かんでました(笑)。でも、本番2日前になって「これはヤバいぞ……」と不安になり、思わず泣いてしまって。そしたら、先輩方が慰めてくださり、すごく救われました。そこから「もうやるしかない」という気持ちになり、楽しく本番を終えることができました。

逢田珠里依

逢田珠里依

──指原さんは≒JOYのことを「歌がすごいグループになると思う」と言っていましたが、メンバーに対して歌唱面でかなりの期待を寄せているみたいですね。YouTubeで公開されている「≒JOY」のMVのコメント欄でも歌声に対する感想が多いですが、その中でも特に大西さんの名前が多く挙がっています。

大西 歌うことは好きなんですけど、今まで人に聴いてもらう場面もなかったですし、「これで大丈夫なのかな……?」という思いが正直あって。でも、褒めていただけることがとてもうれしいです。

──ちなみに、=LOVE、≠MEの中で特に憧れている先輩はいますか?

大西 どの先輩のことも尊敬しているんですけど、加入前から=LOVEの髙松(瞳)さんのことが特に好きで。そこにいるだけで周りが明るくなるような感じに憧れます。華やかな雰囲気がありつつ、すごく努力家の方で、きっと裏では真剣にいろんなことを考えて活動されていると思うんですよ。そのことが伝わってくるパフォーマンスがとても好きです。

大西葵

大西葵

逢田 私も髙松さんに特に憧れてます。見ただけで魅力が伝わってくる主人公感があって、つらいことがあっても髙松さんの笑顔を見るとこっちも笑顔になっちゃうんです。表情や雰囲気に人柄がにじみ出ていて、パフォーマンスも歌声もすべてが好きです! 私もそんな存在に一歩でも近付けるようにがんばっていきたいと思います。