音楽ナタリー Power Push - Nao Yoshioka

「日本と世界に私のソウルを」夢の途中で見せる笑顔

自分たちが信じて進んできた道は間違ってなかった

──最近のNaoさんに関するトピックといえば、国内ツアーを行いつつ、9月25日にはニューヨークのブルーノートで単独公演を成功させたり、ホセ・ジェイムズのツアーのワシントン公演でオープニングアクトを務めたり、米国のソウルミュージック専門メディア・SoulTracks.comの「2015 SoulTracks Readers' Choice Awards」において最優秀新人賞にノミネートされたりと、海外での快挙が続いています。こういった自分を取り巻く現状に感じていることはありますか?

9月25日、ニューヨークのブルーノートで行われたNao Yoshioka単独公演の様子。 (Photo by Yusuke Suzuki) ©SWEET SOUL RECORDS
9月25日、ニューヨークのブルーノートで行われたNao Yoshioka単独公演の様子。 (Photo by Yusuke Suzuki) ©SWEET SOUL RECORDS

4月に全米で「The Light」をリリースしたんですけど、「The Light」はそもそも、プロデューサーと「世界で通用する最高のアルバムを作ろう」と掲げて作っていたので、3年前からそのイメージをしながらずっと歩んできたんです。で、今年やっとリリースして、やっぱり自分たちが信じて進んできた道は間違ってなかったんだなっていうことが、少しずつ形として証明されてきてる気がして。すごくうれしいです。

──これからのNao Yoshiokaについて、ご自身はどんなビジョンを描いていますか?

日本と世界で活躍するというのがずっと言っている目標なので、そんなアーティストになるためにもっともっとがんばっていきたいなっていうのが第一にあります。あとアーティストとして制作をもっと自分でしていきたいです。自分で制作するのはこの間の「Rising」が初めてで、これから深めていけるところとか成長できるところがたくさんあると思うので、作品として残していきたいなと思ってます。

──分析するに、今の自分の強みと課題ってどんなところだと思います?

一番の強みは、SWEET SOULとやってることだと思っていて。自分が何かを実現したいときに、正しい人が周りにいるかって実現できるかできないかの要じゃないですか。私には今すでに正しいチームがいて、やるべきことも決まってるので、あとはやるだけっていう状態だと思っています。最強のチームがいるから私は絶対にブレないし、これからいきなり音楽の方向性が変わるってこともあり得ないですから。課題は、アーティストとしてもっと歌を磨いていきたいのと、先ほども言ったように制作をもっと強めていきたいっていう気持ちがあります。

──作詞作曲の面を強化していきたいと。

Nao Yoshioka

いい曲を書きたいというよりも……私、自分のオリジナルの中で「Make the Change」(2012年発表の初オリジナル曲)が一番好きなんですよ。あの曲は、どんな年代のどんな人が聴いても届くシンプルなメッセージで、しかも心に響くと思うんです。なのに曲はすごく新しいというか、古いソウルの焼き増しじゃない。オールドソウルもリスペクトしつつ、そんなふうに新しいソウルミュージックを自分たちが出せるようにチャレンジしていきたいなと思います。

「Nao Yoshioka Rising Japan Tour 2015 -Living Our Dreams」ファイナル公演
  • 2015年11月21日(土)東京都 イイノホール
    OPEN 17:00 / START 18:00

チケット一般発売中

Nao Yoshioka(ナオヨシオカ)

Nao Yoshioka

ニューヨーク仕込みのパワフルなボーカルと表現力を武器とするソウルシンガー。2009年からアメリカ・ニューヨークに2年半滞在し、Apollo Theaterで行われた「アマチュアナイト」で準優勝、アメリカ最大規模のゴスペルフェスティバルで4万人の中からファイナリストに選出されるなど輝かしい成績を残して帰国する。2012年、初のオリジナル曲「Make the Change」をSWEET SOUL RECORDSから発表。和製アリシア・キーズと呼ばれ、渡米時にはゴードン・チェンバースから称賛を受ける。2013年11月に1stアルバム「The Light」をリリース。2015年4月にはヤマハミュージックコミュニケーションズから2ndアルバム「Rising」でメジャーデビューを果たし、「SUMMER SONIC」「JOIN ALIVE」といったフェス出演やブルーノート東京での単独公演、アメリカツアー、全国13カ所を回る国内ツアーを行った。