MAN WITH A MISSION|垣根を超えていくロック “月9曲”に込めた願い

生キテキタ中デ大切ナコトハ日常ニアルメチャメチャ些細ナコトダッタリスル

──表題曲の話に戻りますが、タイトルの切り口はいろんな方向性が考えられたと思うんですよ。その中で「Remember Me」になった理由というのは?

「ラジエーションハウス」ニハモチロンイロンナ描写ガアルンデスガ、主人公ガ幼ナジミノヒロインニマッタク思イ出サレテイナイ状況ハ、ヤッパリストーリーノ中デ1ツノ肝ニナッテイルト感ジタノデ、ソレガメインノ理由デスネ。アトハ普遍的ナメッセージニナリ得ルトコロダト、誰シモ成長シテイク過程ニオイテ、本当ニ何ノ気ナシニ交ワシタ約束ヤ言葉ガ、受ケ手ニハモノスゴク届イテイルコトッテアルンデスヨ。説明スルノモ気恥ズカシイデスケド、意外ニポロット言ッタコト、言ワレタコトガ一番重要ダッタリモシテ。ソノ言葉ヲ、ソノ瞬間ヲ思イ出シテホシイトイウ意味合イモ含メテマスネ。

──ふとした言葉が記憶に残っているような経験って、Jean-Ken Johnnyさんもありますか?

タクサンアリマスネ! イチローガ引退会見デ語ッタコトダッテソウデスシ、友人ノナンデモナイ一言ガ「本当ニソノ通リダヨナ」ト残ッタリモシマスシ。バンドヲ続ケル救イニナッタリモシマスヨ。ダカラコソ忘レタクナイ、思イ出シタイデスヨネ。ドラマデハ見逃シテシマイガチナ病気ヲ見極メラレル放射線技師ノ方々ガ描カレテイマスケド、医療ニ限ラズ、「目ニ見エルモノダケガスベテジャナクテ見逃シチャイケナイ真実ガアル」ノハ、人生ニ置キ換エラレルテーマダトモ思ウンデス。「注意深ク生キロ」ト言イタイワケジャナクテ、自分タチガ生キテキタ中デ大切ナコトハ日常ニアルメチャメチャ些細ナコトダッタリスルノデ、ソレヲ瞬間瞬間デハ忘レテシマッタトシテモ、ナクサナイデホシイナッテイウ願イハアリマスネ。ズット抱エテイク延長デミンナ生キテイルハズダカラ。

──そういうドラマの主題歌を、ビジュアルに目が行きやすいマンウィズが担当しているのが面白いですね。

我々オオカミガ「目ニ見エルモノダケガスベテジャナイ」ッテネ(笑)。ソンナ部分ヲ楽シンデイタダケルノモウレシイデスヨ。ドラマサイドノ編集モ素晴ラシイノデ、自分タチノ楽曲ガヨリ届キヤスクナッテイルト思イマス。

──「Remember Me」のアレンジに関してはどうですか? これまでにはない、また新たなハイブリッド感で聴き応えがありました。

トニカクドラマチックナ流レガ出セルヨウニ、特ニ作曲者ノKamikaze Boy(B, Cho)ハ気ヲ配ッテイタト思イマス。ソンナ中、命ガ吹キ込マレタナッテ瞬間ハ、ストリングスデスカネ。生デ録ラセテイタダキマシタシ。

──「Raise your flag」「My Hero」「Emotions」などストリングスを入れた曲は過去にもありましたけど、どの曲とも違う切なさというか。

ハイ。バンドサウンドヲメインニ考エルノデハナク、「Remember Me」ハ曲全体ニアルメロディト世界観ノ中デイロンナ楽器ガドウ美シク絡ンデイクカトカ、ソノ起伏ニ重キヲ置イテ、ドラマチックニ仕上ゲラレタト思イマス。今マデ我々ガリリースシテキタ、イワユルポップ性ヲ含ンダバラードヤアンセムトハヒト味違ッタモノニナッタノカナト。

──Bメロのクラップから切ないトーンへグワッと振り切る感じとか、サビ前でもう「Remember Me」と歌っているのとかも新鮮でした。

一般的ニ考エルト、曲タイトルッテサビデ歌ワレルコトガ多イデスケド、非常ニ強イ言葉ダシ、アアイウオケガ薄クナルタイミングニ置イタホウガヨリ届クカナト思イマシタ。

──歌詞の話をもう少しすると、「Light」「Truth」「Find」といったワードは「Remember Me」にも「FLY AGAIN」にも散りばめられていますね。

確カニ。歌詞ノテーマトイウ意味デハ、ソノ2曲ノミナラズ、我々ノ作品ノ中デ固イ根ッコガ一貫シテアルンデスヨネ。サウンドハ常々変化ヲ遂ゲテイテ、今回「Remember Me」ノヨウナ楽曲ガデキマシタケド、主軸トナッテイルバンドノメッセージノ指針ハ変ワッテイナイ気ガシマス。

Jean-Ken Johnny(G, Vo, Raps)

打撃力デ皆様ノ心ヲ砕ケタノデアレバ、モット違ウポイントヲクスグリタクナッテクル

──特に3rdアルバムの「Tales of Purefly」以降はいろいろなサウンドを試してきたと思うんですけど、今のマンウィズってすごく理想的な状態になってきていませんか?

自分タチデハ、ナカナカワカラナイトコロモアリマスケド、ソウヤッテコレマデヲ踏マエテ聴イテイタダケルト、ウレシイモノデスネ。単ナル1作品デハナク、バンドノ歴史ガ感ジラレテ集約シテイッテイルヨウニ思ッテモラエルノハ。

──何度か話に出てきたドラマチックさ、言い換えれば展開の妙みたいな点は、新作の4曲とも手応えを感じているのではないか、という印象があります。例えば「Left Alive」のテンポダウンする箇所やシンプルだけど味わい深いギターソロだったり、「スターライト・シンドローム」もじわじわ高揚してくるアレンジになっていたりして。

アリガトウゴザイマス。MAN WITH A MISSIONヲヤッテキタ約9年間ハ決シテ長イ歴史デハナイ感覚ナノデスガ、ヨクヨク考エテミルト自分ガ聴イテキタバンドハ、フルアルバムヲ5枚モ出シテナカッタリスルンデスヨネ(笑)。ヤッパリマンウィズノ初期ハパンチ力ノアル、聴イタ人ガガツントクル作品ニナッテイマシテ。内側ニ響クモノデハナク、瞬間的ナ打撃力重視ダッタ気ガシマスネ、今思エバ。モチロン、イロンナエモーションヲ集メテイマシタケド、ソレヨリモ表面的ナパワーガ伝ワッテイタンジャナイカト。デ、ソノ打撃力デ皆様ノ心ヲ砕ケタノデアレバ、モット違ウポイントヲクスグリタクナッテキテ、ダンダント今作デ見ラレルヨウナ変化ガ出テキタンデショウネ。ソウヤッテ手法ヲ変エテモ聴イテクダサル方ガサラニ増エテイッタノデ、自信ヤ手応エハ作品ゴトニ感ジラレマス。

──いろんな聴き方が楽しめますよね。「Remember Me」から知ったリスナーは、カップリングの「Left Alive」でおそらく度肝を抜かれるでしょうし。

ソウイウノモ痛快デスヨネ。デモ、サスガニ曲間ヲチョット空ケルヨウニシマシタ。イキナリ始マルト、私デモビックリシテシマウノデ(笑)。

──3曲目の「スターライト・シンドローム」もまた違うタイプの楽曲に仕上がっています。

アリガタイコトニ、ケッコウ多岐ニワタルジャンルヲヤラセテモラッテイマスノデ、「Remember Me」ヤ「Left Alive」ヲ踏マエテシングルニ入レルナラ、我々ノ通ッテキタルーツガ垣間見ラレルコウイウ性格ノ曲モ面白イカナト思イマシタ。1990年代後半ノイギリスノテクノモスゴク好キデ、ソウイッタモノヲ自分タチナリニ噛ミ砕イテ、チョットリバイバル的ニ作ッタ感ジデスネ。

──ドラムとシンセを軸に、ダンスアンセム化していくようなイメージで作ったんですか?

ソウデスネ。我々ガ本当ニ心奪ワレタテクノミュージシャンハ、The ProdigyトカThe Chemical BrothersトカFatboy Slimデ。ロックトノ親和性ガ非常ニ強クテ、ソレコソバンドノ人タチガヤッテイルッテ思ワセルクライニ何ノストレスモナク聴ケタノデ、憧レル節ガアッタリモシマシテ。「今ノ自分タチガ鳴ラスナラドンナ感ジカナ」ッテイメージシナガラ、アマリギミックハ加エズ、Tokyo Tanaka(Vo)ノ歌ガストレートニ響クヨウニ、全編日本語詞デ作ッテミマシタ。

ハイブリッドサノ中ニブレナイ軸ガアル

──月9ドラマの主題歌にふさわしい楽曲ができて、シングルにはゲームとスポーツのタイアップ曲も収録されているのも含めて、本当にボーダレスなバンドになったんだなと改めて感じました。

気付ケバ、イロンナコトヲヤラセテモラッテイマスネ(笑)。4曲入リデスガ、MAN WITH A MISSIONガドンナバンドナノカガ、アルバム以上ニヨクワカルシングルニナッタンジャナイデショウカ。我々ハヤハリ、ハイブリッドナンデスヨ。デモ、ハイブリッドサノ中ニブレナイ軸ガアル。ソコニ関シテ、自信ヲ持ッテオ届ケデキル音源ニナリマシタ。ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」ガ入口トイウ方モ多イト思ウンデスケド、コノ1枚デオオカミタチノコトガ存分ニ伝ワルハズナノデ、ゼヒ手ニ取ッテ聴イテイタダキタイデスネ。

──そして、バンドの始動から数えるともうすぐ10周年です。

来年ハオリンピックモアリマスシ、オソラク日本ガモノスゴク活気ヅクコトニナリソウデスヨネ。イロンナ外国ノ方ガ来ルデショウシ、ソンナ交流シヤスイ中デ我々モ何カデキタラナト。自分タチガ拠点トシテイル日本ノ音楽シーンガモット世界ニ広ガッテホシイトモ思ッテイマスカラ。モチロン、バンドトシテモ「アノ国ニ行ッテミタイ」トイウ話ハメンバート引キ続キシテイテ、今後モ積極的ニ活動シテイク予定デス!