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MUSIC PLANET特集|竹田桃菜(株式会社テンタイ)×三浦太郎(フレンズ)インタビュー|自分らしい音楽活動を

“Vocalist Startup Audition”を謳う「MUSIC PLANET」が東京、大阪、福岡で開催されている。レコード会社が主催するものやイベント出演を賭けたもの、地方公共団体が地域活性化を目的に行うものなど、さまざまなオーディションが実施されている中で「MUSIC PLANET」の特徴はどんなところにあるのか。音楽ナタリーではこのプロジェクトを手がける株式会社テンタイの竹田桃菜氏にインタビューを実施。アーティスト側からの意見も教えてもらうべく三浦太郎(フレンズ)を交えて話を聞いた。

取材・文 / 丸澤嘉明 撮影 / ヨシダヤスシ

MUSIC PLANETとは

──まずMUSIC PLANETとはどういうものなのか、説明していただけますか?

竹田桃菜 私たちは「プロだけが歌手活動のすべてじゃない」と考えておりまして、歌うことが好きな人がそれぞれ自分なりのアーティスト活動ができるようにバックアップしていくプロジェクトがMUSIC PLANETです。

──“Vocalist Startup Audition”ということですが、合否の基準はあるのでしょうか?

左から竹田桃菜、三浦太郎。

竹田 歌のうまい下手だけではなく、歌手になりたいという強い思いも重視します。

三浦太郎 大事ですね。僕もボイトレの講師をたまにやっているんですけど、最初にどんな歌手になりたいかをヒアリングしていて。思いが強い人のほうが上達するのが早いですね。

──MUSIC PLANETはアーティストを目指すための養成所とは違うんですか?

竹田 養成所はプロになることがゴールだと思いますが、MUSIC PLANETは音楽を“カタチ”に残すこと、音楽活動のスタート地点に立っていただくことを目的としています。

──ということは、必ずしもプロになることを目指しているというわけではない?

竹田 そうですね。必ずしもプロを目指さなくてもいいですし、「その人それぞれの音楽活動ができるように」という方針で運営しています。スポーツの世界で例えるなら、草野球やママさんバレーをやっている人たちって、プロを目指しているわけではないですよね。音楽でもそういうふうに“好きだからやる”という純粋な動機だけで始めてみてもいいのではないかと考えております。

三浦 僕らの世代はプロを目指してがんばるのが当たり前でしたけど、今は時代も変わってきているんですね。音楽活動と言ってもいろいろなやり方がありますしね。

──三浦さんはプロとアマチュアの線引きってどういうところにあると思いますか?

三浦 昔はCDを出したり、メジャーデビューをしたりしたらプロという認識がありましたけど、今の時代すごく曖昧ですよね。メジャーデビューしていなくても例えばYouTubeとかでめちゃめちゃ再生されている人もいるし。そういうところも含めて、僕が駆け出しの頃からは変わったんだなと感じます。

プロデューサー面談後、オリジナル楽曲制作

──“カタチ”に残すことを目的としているということですが、MUSIC PLANETでは具体的にどういうサービスを提供しているんでしょうか?

竹田 まず最初にプロデューサーとの個人面談があります。プロデューサーは岡村洋佑さん、K-Mutoさん、松下典由さん、葉山たけしさん、日高央さんの5人にご参加いただいていて、どういうことを音楽で伝えたいのかプロデューサーと詰めていってもらいます。

三浦太郎

三浦 いいですね。自分に何が向いているかわからない人もいると思うので、「君はこの方向性がいいよ」と言ってもらったほうがやりやすい人もいるでしょうし。僕は大学生のとき軽音サークルに入って「しっとりクッキー」というバンドを結成して、のちにHOLIDAYS OF SEVENTEENに改名したんですが、もし当時プロデューサーさんにアドバイスしてもらえていたら、いろんなことがもっとスムーズに進んでいたかもしれないですね(笑)。

竹田 なんでしっとりクッキーだったんですか?

三浦 たまたま部室にブルボンのしっとりソフトクッキーが置いてあって。どうせ1回ライブをやるだけだしいいじゃん、ということで(笑)。その当時サークルが学校内のホールを借り切って毎月ライブをやっていたんですけど、僕らのバンドはけっこう人気があって、いい時間帯をもらってやっていたんですよ。

竹田 なるほど(笑)。

──プロデューサー面談が終了したら、その次は?

竹田 面談で決まった曲の方向性を踏まえて、MUSIC PLANET側でオリジナル楽曲を制作して提供します。

──三浦さんも楽曲制作をされていますよね。歌詞から作ったりメロディやコードからだったりと、いろいろやり方はあると思いますが三浦さんはどうやって作りますか?

三浦 ギターのリフやコード感にインスパイアされて、このコード進行を崩して自分なりにいけるんじゃないかなと思って作ることもありますけど、パターンとしてはメロディからが多いかな。サビのメロディが思い浮かんで、そこから肉付けしていく感じですね。

ボイストレーニングとカラオケ配信

竹田桃菜

竹田 楽曲が完成してから、ボイストレーニングがあります。発声練習などの基礎編が3回あり、その後応用編が4回あります。応用編ではオリジナル楽曲をどう表現していくかに重点を置いています。自分のオリジナル楽曲を題材にすべてマンツーマンでレッスンし、その人に合った歌い方を目指していきます。

三浦 確かに基礎は大事ですよね。

──先ほど三浦さんもボイトレの講師をやられているというお話がありましたが。

三浦 僕も最初に基礎を何回かやりますね。ただ僕の場合は好きなアーティストを挙げてもらって、そのアーティストに寄せるやり方で指導しています。例えばMr.Childrenの桜井和寿さんみたいに歌いたいと思っている人なら、桜井さんの歌い方をマスターすることによってその人の幅が広がると思っていて。そこにスピッツの草野マサムネさんの歌い方を乗せ、ブルーノ・マーズの歌い方を加え……というふうにやっていきます。僕自身がそうやって好きな人の歌い方を真似することで、いろんな表現の幅を見つけていったので。

──どんなに真似をしても100%同じになることはないですもんね。

三浦 その人の声がすでにオリジナルですからね。結局モノマネ歌手じゃないんで、桜井さんの歌い方だけど声が全然違うっていうのが好きで、僕はそういうふうに教えていますね。

竹田 それが終わるとアーティスト写真の撮影と、オリジナル楽曲のカラオケ配信があります。

──三浦さんは自分の曲がカラオケ配信されたときのこと覚えてますか?

三浦 HOLIDAYS OF SEVENTEENS時代に6曲くらい一気に配信されたんですけど、すぐカラオケ屋さんに行って全部歌いましたね。採点機能を使ってみたりして、「70点かよ!」とか言いながら(笑)。

竹田 あははは(笑)。

三浦 すごく舞い上がりました。フレンズでも初めて楽曲がカラオケ配信されたとき、ツアーで大阪にいたんですけど「1時間だけ行こうよ」と言ってみんなでフレンズの曲を歌って帰りましたね。やっぱりカラオケで歌えるとテンション上がりますよね。

歌や音楽が好きな人が“自分なりの音楽活動”をしていくためのバックアップを行うプロジェクト。具体的には「プロデューサーとの個人面談」「オリジナル楽曲制作」「ボイストレーニング」「アーティスト写真撮影」「レコーディング」「CD制作」「カラオケ配信」「音楽サイトでの楽曲配信」「ライブ出演」というプログラムを用意している。

フレンズ
フレンズ
2015年6月におかもとえみ(Vo / 科楽特奏隊)、ひろせひろせ(Vo, Key / nicoten)、長島涼平(B / FINAL FRASH、the telephones)、三浦太郎​(G / ex. HOLIDAYS OF SEVENTEEN)、SEKIGUCHI LOUIE(Dr / ex. The Mirraz)の5人で結成された“神泉系”バンド。2016年5月に東京・THREEにて初のワンマンライブ「シチュエーションコメディ vol.1」を開催した。会場および通販限定で発表した1stミニアルバム「ショー・チューン」が好評を博し、各地のイベントやフェスに多数出演。2017年4月に初の全国流通盤となる1stアルバム「ベビー誕生!」をリリースした。2019年6月にシングル「楽しもう / iをyou」を発売。11月より全国ツアー「シチュエーション・コメディ season4」を開催する。
フレンズ「HEARTS GIRL」
2019年9月25日発売
Sony Music Associated Records
フレンズ「HEARTS GIRL」

[CD] 1963円
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