まねきケチャ|新体制になって1周年 この5人でさらに上のステージへ

めちゃくちゃ仲よくなった

──まねきケチャは「きみのいない世界に」のような曲をエモーショナルに歌い上げることを得意とするグループだと思いますが、歌唱力について日々成長を感じる部分はありますか?

松下玲緒菜

松下 初期の頃にライブを観てくれていた方が、ひさびさに現場に来てくださると「昔と全然違うね」と言ってくれます。最初の頃はかわいらしくて盛り上がる曲が多かったんですが、「きみわずらい」を発表したあたりからバラードナンバーが増えていって。ボイストレーニングも受けているし、ライブでは全部生歌で歌っているので、場数を踏むことで成長しているんじゃないかなと思います。

深瀬 リードボーカルだった千愛ちゃんが卒業したときは「どうしよう」と思ったんですけど、玲緒菜ちゃんと一緒にカラオケに行って自分たちの曲を練習したこともあって、そのおかげでちょっとはうまくなってるかなと。

──加入して約1年が経った篠原さんはどう感じていますか?

篠原葵

篠原 1年前は歌も未経験でカラオケにも行ったことがないくらいだったんですが、ボイトレを受けていくうちにファンの方に「うまくなったね」と言ってもらえるようになりました。

松下 葵ちゃんは1年前と比べて、すごくうまくなっていると思います。ボイトレの先生にもマンツーマンで練習するときに、「葵ちゃんすごくうまくなったね」と言われていて。ダンスを覚えるのも早くなりました。

──そうなんですね。ほかにここ1年でのグループ内の変化はありますか?

宮内 やっぱり千愛ちゃんの卒業がけっこう大きくて。初心に帰るというか、みんなでどうするかを考えてきた1年だったので、全体的に成長できているんじゃないかと思います。

松下 バンド演奏も自分たちでやろうと決断しましたし、メンバー発信で何かをやることが増えました。

宮内 以前は決められたことを全力でやっていたんですけど、もう活動5年目になるので、意識が変わってきましたね。月1回の単独公演ではメンバーだけでセットリストを考えたり、カバー曲やお客さんが喜びそうな衣装について私たちから提案したりしていて。楽屋内でそれぞれアイデアを言い合うようになり、行動力が付いたと思います。

中川 あと、めちゃくちゃ仲よくなりましたね。以前はプライベートで会うことはほとんどなくて、ごはんにも全然行かなかったんですけど、今は一緒に海外旅行に行く仲になりました。

──それは何がきっかけで?

中川 葵ちゃんが入ったことですかね。グループの話し合いも兼ねて鍋パーティをしたり。それに、メンバー同士だと休みの日が合うので(笑)。

今の5人で武道館に立ちたい

──1月4日には東京・LINE CUBE SHIBUYAでワンマンライブが開催されます。これまで年明けのワンマンライブは東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われてきましたが、今回は今年秋にオープンしたばかりの新しい会場ですね。

宮内凛

宮内 最初に会場の名前を聞いたときは「えっ、どこだろう」と思ったんですけど(笑)、渋谷公会堂はすごく歴史のある素敵なステージですし、新年1発目のライブなので、「今年もまねきケチャを推すしかない」と思ってもらえるようなパフォーマンスを見せたいです。

松下 成功させていいスタートを切って、来年もいい1年にしたいですね。

──来年に向けて克服したい課題を挙げるとしたら、なんですか?

松下 うーん、ダンスですかね。私たち、ダンスが全然そろわないんですよ(笑)。今まで1回もそろったことがないんじゃないかってくらい。

宮内 まねきケチャは振り付けが覚えやすい曲が多いんですけど、ファンの方のほうがそろってるんじゃないかと思うくらいで(笑)。最初の頃はそれもよさの1つだったと思うんですよ。「初々しくて、個性があってかわいい」と言ってもらえたし。でも、ダンスをそろえられたら大きい会場でパフォーマンスの見栄えがよくなると思いますし、今後はしっかり意識していきたいです。

深瀬 やっぱり大きい会場でワンマンライブをやりたいので。それに向けてがんばっていきます。

──もう一度、武道館のステージに立ちたいですか?

松下 はい。今の5人で武道館に立ちたいです。

まねきケチャ

ライブ情報

まねきケチャ「LINE CUBE SHIBUYA de まねきケチャ」
  • 2020年1月4日(土) 東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

2019年12月18日更新