Kis-My-Ft2「FREE HUGS!」 PR

Kis-My-Ft2|“多彩なハグ”が生んだポップアルバム 新作に見るキスマイの音楽的包容力

豪華アーティストと“ハグ”した個性豊かなソロ曲たち

Kis-My-Ft2「FREE HUGS!」参加アーティスト

7人それぞれの声と個性が発揮された「FREE HUGS!」は、ソロ曲の充実もかつてないレベルに達している。全曲で豪華コラボレーションが実現した今回のソロ曲は、冒頭で書いた「予測不可能のケミストリー」がもっとも楽しめるセクションだ。藤ヶ谷が大沢伸一とタッグを組んだ「Love=X2U」はジャジーでファンキーなベースが効いたエレクトロチューンで、セクシーでフェミニンな歌声を持つ藤ヶ谷がこれまでのソロでも得意としてきたタイプのナンバー。彼固有の美意識と大沢の持ち味が融合した、幸福な相乗効果のあるコラボだ。横尾渉の「キャッチボールをしよう」は、ビリケンが横尾の父親に対する思いを汲み取り、リリックに反映したというフォークソング。彼のちょっと不器用な歌声が、ぶっきらぼうでありながらも親父に対する愛と感謝にあふれた、息子の心情のリアルな息遣いを感じさせる。異色の“アニオタジャニーズ”こと宮田俊哉の「僕だけのプリンセス」では、彼にとっての憧れの存在である林原めぐみとのコラボが実現。普段は三枚目を演じている宮田の根底にあるロマンチシズムをすくい取った、さすが林原さん、2次元とアイドルに共通する「夢」をわかってらっしゃる!と膝を打ちたくなるナンバーだ。

千賀健永はもともと艶やかでエモーショナルな声の持ち主だが、CHEMISTRYの川畑要は「I miss your smile」で極力オケを抑え気味にして、千賀のボーカリストとしての開花を促すサウンドに仕上げている。2人が1つの目標に向けて並走するタイプのコラボだったことが伺えるのだ。北山はこれまでHusiQ.K名義でソロ曲を多数自作しており、7人の中でも自分の表現に特にこだわりがあるメンバーだが、そんな彼が今回の「DON'T WANNA DIE」ではI Don't Like Mondays.とコラボ。人の曲を歌うことを、自分のポテンシャルが刺激されることを純粋に楽しんでいるように聞こえる。

二階堂高嗣の「はぐすた」は、そのキュートなタイトルや「ニカニカ」と歌うユーモラスな歌詞とは裏腹に、Diggy-MO'が課した難易度の高いミッションを次々とクリアし、ハードでタフなラップフロウを聴かせる硬派なナンバーに。本作で二階堂はブレイクスルーを遂げている。7人のソロ曲の最後を飾るのは玉森裕太と平井大のコラボチューン「Love Story」。普段はのんびりマイペースな天然キャラというイメージの玉森だが、平井はそんな彼の中に潜む危うい揺らぎと色気を掘り起こし、彼のナイーブな歌声に「弱さは強さ」だと気付かされるラブソングを書き上げた。

特典映像に見る“メンバー同士のハグ”

そんな聴きどころ満載の本編&ソロ曲に加え、「FREE HUGS!」は映像特典も盛りだくさんだ。初回限定盤Aにはキスマイ史上初の海外ロケ撮影となった「HUG & WALK」のミュージックビデオと、その撮影の舞台裏を収めた「Episode of FREE HUG ~Overseas Shooting~」を収録。さまざまな人種の人々が行き交う多国籍都市シンガポールはまさに本作のテーマにぴったりのロケ地で、抜けるような青空の下のビーチや異国情緒あふれるチャイナタウン、ゴージャスな高層ビルのルーフトップや夜の観覧車などバラエティ豊かなシチュエーションと、南国のリラックスしたムードの中で、あくまでもユルく自然体で踊り歌う7人が本当に魅力的だ。日帰りのメンバーもいた強行軍の撮影だったが、100人以上の現地のダンサーやエキストラとの息もぴったり。言葉が通じなくてもすぐに打ち解けて仲よくなるメンバーもいれば、人見知りを発揮しつつも子供に懐かれてうれしそうなメンバーもいるなど、各々のキャラクターがうかがえる舞台裏映像も楽しい。

そして、今回の映像特典の目玉と言ってもいいのが初回限定盤Bに収録の「KIS-MY-TVスペシャル! ~キスハグ大作戦~」ではないだろうか。本作のテーマである「ハグ」をお題に、キスマイが持ち前のバラエティ魂を発揮した体当たり企画に次々挑戦した、基本的には“野郎の悪ノリ上等”なキスマイらしいコメディ企画なのだけれど、観終わったあとになぜかほっこりと温かな余韻が残る。それは、ファンとの“ハグ”、世界中の人たちとの“ハグ”、リスペクトするアーティストたちとのコラボを通じた“ハグ”と、本作を通じてさまざまなフリーハグを体験してきたキスマイが、ちょっと照れながらもメンバー同士の“ハグ”に至る、そんな「FREE HUGS!」の最後を飾るにふさわしい光景がここにはあるからだ。