キリンビバレッジ株式会社のロングセラーブランド「キリンレモン」が発売90周年を迎え、リニューアル。商品の発売開始に合わせ、昔からCMソングとして親しまれてきたキリンレモンのうたが新たなアレンジを加えた“現代版”に生まれ変わった。
「♪キリンレモン キリンレモン」という特徴的なフレーズとメロディはそのままに、“透明な気持ち”を持ち続けることの大切さを疾走感のあるロックサウンドに乗せたこの現代版キリンレモンのうたを歌うのはBiSH。4月10日の新CMのオンエアスタートからすでに注目を集めているコラボレーションだが、本日4月19日にBiSHが出演するキリンレモンのうたのミュージックビデオがフルサイズで公開された。これを記念し、音楽ナタリーではキリンレモンとBiSHのコラボにスポットを当てた特集を展開する。
取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 草場雄介
キリンレモン
ロングセラーブランド「キリンレモン」の発売90周年を機に、4月10日より全国にてリニューアル新発売。
「人工甘味料・着色料・保存料不使用」のこだわりはそのままに、瀬戸内レモンピールエキスと天然水を新たに使用し、さわやかなおいしさを追求。パッケージは初代キリンレモンをモチーフにデザインしている。
「透明感」と「さわやかさ」を大切にしながらもどこか懐かしい、そして新しいキリンレモンに。
※無果汁
キリンレモン×BiSH「透明なままでゆけ。」ミュージックビデオストーリー
ミュージックビデオの舞台は無人の学校。1人教室に佇むアイナ・ジ・エンドが、黄色いチョークで黒板に線を引くところから物語は始まる。廊下を歩くアユニ・D、体育倉庫で歌うモモコグミカンパニー、プールサイドを歩くハシヤスメ・アツコ、階段からこちらを見つめるセントチヒロ・チッチ、体育館の床に横たわるリンリン。6人はそれぞれ手にしたチョークで黄色い線を描きながら、探し物を求めて校舎内へと走り出す。
やがて6人は合流し、“澄み切っていたあの頃の自分”と今を重ねるように校内を駆け抜ける。まっすぐ、がむしゃらに歌声を響かせる彼女たちが、最後に見つけたものとは。
ミュージックビデオ撮影レポート
3月のある日、MV撮影は東京都内の廃小学校で行われた。早朝にスタートした撮影でBiSHのメンバーはさわやかな水色の衣装をまとい、カメラの前に立つ。当日は気温が低くロケ撮影にはいささか厳しい天候だったが、メンバーはカイロを何枚も用意して寒さ対策。監督からの細かな要求に丁寧に応じながらMVの世界観を表現していった。次々と場所を変え、それぞれのソロカット、メンバー全員のカットとテイクを重ねていく。撮影がすべて終了したのは、日が落ちた頃。監督の「お疲れ様でした」という労いの言葉に、6人は「仕上がりを楽しみにしています!」と充実感いっぱいの笑顔を浮かべていた。
次のページ »
BiSHインタビュー