JUNNA|マクロス史上最年少歌姫、“倍ヤヴァイ”歌謡ロック引っさげソロデビュー

もっとロックの割合を増やしていきたい

──ラストの「Shooting Star」は多保孝一さんの作曲で、まさにJUNNAさんのルーツであるSuperflyを彷彿とさせる泥臭いロックですね。これはうれしかったんじゃないでしょうか。

はい!

──基本的に英語詞だけど、突然日本語のフレーズが出てくるというユニークな歌詞で。

JUNNA

日本語の「I TSU YA RO KA / SA KI DA RO KA」の部分は、最初は全然違うラテン語みたいな言葉が入ってたんですよ。英語の中に違う言語が入っているのが面白いなと思ってたんですけど、日本語になってました(笑)。曲調も今まで歌ってきたものとは全然違うし、6曲の中でも1つだけちょっと色が違うと言うか。

──この曲を聴いて歌の発声、発音がすごくいいなと思ったのと、こういう洋楽ロック的な節回しはどうやって身に付けたんだろうと思ったんですけど、先ほどの話だと「単に好きな曲を真似しているうちに自然と身に付いた」と。どういうふうに歌っているという説明も難しいですか?

はい。レコーディングで「今の歌い方でもう1度歌ってみて」と言われても「ごめんなさい、意識してなかったのでわかんないです」みたいな(笑)。いいのか悪いのかわかんないですけど……。

──JUNNAさんの声の魅力が顕著に発揮されるのはおそらく低くて重いトーンだと思うんですけど、これだけ歌声がコントロールできる人だと、制作陣はいろんなバリエーションを試してみたくなると思うんですよね。「こういう歌は歌いたくない」というものはありますか?

うーん、特にないですね。

──では「もっとこういう曲が歌っていきたい」という希望は?

今回もロック寄りの曲が多いですけど、もっとロックの割合を増やしていきたいです。あとは、バラードでも「火遊び」のラストで挑戦してみたみたいに、ちょっと弱いバラードというか、優しい曲も歌っていけたらと思います。

──基本はロックなんですね。精神的にロックな部分もあるんですか?

いや、全然(笑)。ないとは思うんですけど……ロックを聴くのも歌うのも好きなんです。

1人で立つライブステージ

──「Vai! Ya! Vai!」のリリース後には東名阪のライブハウスを回る1stワンマンツアーも決定しています。1人でステージに立つというのはいかがですか?

ワルキューレのZeppツアーは横に4人がいてくれて、歌もハモリで支えてくれていたので、これからは1人となると不安ですね……。

──MCも、ワルキューレではJUNNAさんはキャラクターイメージ上、ほとんどしゃべってないですもんね。

そうなんですよ! ほかの4人は声優でもあったので、セリフは本人が話してたんですけど、私は歌だけの表現だったので(美雲・ギンヌメールは歌声をJUNNAが、キャラクターの声を声優の小清水亜美が担当していた)、MCも削って、アンコールでJUNNAとして出たときだけしゃべってました。なので、MCも全部1人でやるんだと思うと不安で不安で……。

──歌で自分を表現することにはなんの不安もなさそうですけど、ソロアーティストのワンマンライブだとMCで話すことも表現の1つだと思いますし、観客とのコミュニケーションも一手に担うことになりますから……。

JUNNA

そうですね。ちょっとずつ……でも今回はバンドのメンバーも一緒だから本当に1人っきりじゃないというのもあるので(笑)。生バンドなのもうれしいので、楽しんでライブをやれたらと思います。

──ほかの人のライブを観て研究したりもしますか?

そんなにたくさんは観てないですけど、先輩のMay'nさんとか。

──ああ、May'nさんは同じ「マクロス」シリーズで“歌シェリル”として、JUNNAさんと同じように歌声のみを担当されていたので、直接的に学べるところは多いかもしれませんね。しゃべりもうまいし、パフォーマンスになると一気に曲の世界観に入り込むところとか。

はい。ソロライブは初めての体験なので、まずは思いきりやれたらいいなと思います。

いつかは名古屋ドームに

──ソロデビュー後、これからどういうアーティストになりたいとか、どんなことがやってみたいという未来像はどこまで考えていますか?

あまり具体的に「ああなりたい、こうなりたい」というのは考えていないです。でも……レコーディングも楽しいですし、ライブがホントに好きなので、ライブに強い人になりたいというか。今回のツアーは追加公演で全カ所で2回やることになったので、毎回違ったものが見せたいです。もし自分が2回観たとき、同じことをやってたら少し残念だと思うんですよ。セットリストを変えてみたり、パフォーマンスの仕方を変えてみたり、どこか変化を付けてやれたらいいなって。

──「すごく売れたい」とか「この会場でライブがやりたい」という具体的な目標はなく?

あ、名古屋ドームに立ちたいです。

──JUNNAさんの地元愛知で一番大きな会場ですね。

はい。地元の大きなステージに立ってみたいです。

──自分が名古屋ドームに立っている姿は想像できますか?

いや、できないです! あははは(笑)。

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JUNNA「Vai! Ya! Vai!」
2017年6月21日発売 / FlyingDog
JUNNA「Vai! Ya! Vai!」初回限定盤

[CD]
2592円 / VTCL-60450

Amazon.co.jp

収録曲
  1. Vai! Ya! Vai!
    [作詞:西直紀 / 作曲・編曲:コモリタミノル]
  2. JINXXX
    [作詞・作曲・編曲:コモリタミノル]
  3. Catch Me
    [作詞:JUNNA、西直紀 / 作曲:SiZK&Stephen McNair / 編曲:SiZK]
  4. 火遊び
    [作詞:岩里祐穂 / 作曲・編曲:コモリタミノル / ストリングス編曲:倉内達矢]
  5. 大人は判ってくれない
    [作詞:尾上文 / 作曲・編曲:原田アツシ]
  6. Shooting Star
    [作詞:瓜生明希葉 / 作曲:多保孝一 / 編曲:中村タイチ]

7~12に各曲のカラオケバージョン収録。

公演情報

JUNNA 1st ミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」発売記念イベント「きてくれないとヴァイ!ヤ!ヴァ~イ!」

2017年6月24日(土)東京都 ゲートシティ大崎 B1アトリウム
START 14:00
内容:ミニライブ / ハイタッチ会

2017年7月9日(土)東京都 タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース
START 18:00
内容:ミニライブ / ハイタッチ会

1stワンマンツアー「JUNNA ROCK YOU TOUR 2017 ~Vai! Ya! Vai!~」
  • 2017年8月18日(金)東京都 赤坂BLITZ
  • 2017年8月19日(土)東京都 赤坂BLITZ
  • 2017年9月2日(土)大阪府 BIGCAT
  • 2017年9月3日(日)大阪府 BIGCAT
  • 2017年9月9日(土)愛知県 DIAMOND HALL
  • 2017年9月10日(日)愛知県 DIAMOND HALL
Anisong World Matsuri at Anime Expo 2017 Anisong World Matsuri ~Japan Kawaii Live~

2017年6月30日(金)アメリカ Microsoft Theater
※JUNNA &鈴木みのり from ワルキューレとして出演。

BILIBILI MACRO LINK -STAR PHASE × Anisong World Matsuri

2017年7月22日(土)上海 メルセデスベンツアリーナ
※JUNNA &鈴木みのり from ワルキューレとして出演。

夢見るノンフィクション
  • 2017年7月27日(木)東京都 TSUTAYA O-WEST
    JUNNA / Anly / オープニングアクト:過能未優
  • 2017年7月28日(金)東京都 TSUTAYA O-WEST
    JUNNA / Shiggy Jr. / オープニングアクト:過能未優
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017
  • 2017年8月6日(日)茨城県 国営ひたち海浜公園

※ワルキューレとして出演。

JUNNA(ジュンナ)
JUNNA
2000年11月2日、愛知県生まれのシンガー。テレビアニメ「マクロスΔ」で劇中に登場する“銀河系最強の戦術音楽ユニット”ワルキューレのメンバー、美雲・ギンヌメールの歌を担当し、2015年大晦日に配信シングル「いけないボーダーライン」でワルキューレとしてデビューを果たす。以降、2016年4~9月のアニメ放送に合わせてワルキューレでの活動が活性化し、2枚のシングルと3枚のアルバムを発表した。2016年夏には東名阪のZepp会場を回るライブツアー「SANKYO presents『マクロスΔ』戦術音楽ユニット ワルキューレ 1st LIVE in Zepp Walkure Attack!」を、2017年1月には神奈川・横浜アリーナでの2DAYSライブ「ワルキューレがとまらない」を成功させた。2017年6月に1stミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」でソロデビュー。8月から9月にかけて1stワンマンツアー「JUNNA ROCK YOU TOUR 2017 ~Vai! Ya! Vai!~」を行う。