タイトルにまったく意味はありません！

──今作にはほかにもユニークなタイトルが多いですよね。「ございまスタイル」とか「モリモリチャンキータイム」とか。

Micchiy　「ございまスタイル」も言葉だけまずパッと出てきて、そこから曲を作りました。言葉遊びが得意……と言えるほど僕ら知識はないんですが、“口触り”がいい言葉が好きなんですよね。子供って「おしりかじり虫」とか大好きじゃないですか？ 意味はわかんなくても（笑）。そういう声に出して楽しいとか気持ちいいフレーズを使うのが好きなんです。ただ実は深い意味も込めて歌詞を作っているので、何度か聴くうちにそこにも気付いてもらえたらうれしいですね。

──ちなみに「モリモリチャンキータイム」のタイトルにはどんな意味があるんですか？

Micchiy　JUMPEIくんがダイエットしてたとき、突然ハンバーガーを買ってきたんですよ。で、「珍しいね。でもジャンクなものが食べたくなるときってあるよね。それってジャンキータイム？」みたいな話で盛り上がって。

──そんなところから。

Micchiy　はい。でもジャンキーだとあまりいいイメージじゃないから、「チャンキー」に変えて「モリモリチャンキータイム」に。そういう何気ない会話から言葉がひらめくこともあります。

──あと極めつけはミニアルバムのタイトル「さよならチャンキー、納豆PARTYで御座います。」。全曲のタイトルから少しずつ言葉をつないだだけ、ということですが。

JUMPEI　意味わかんないですよね（笑）。

Micchiy　というか、タイトルに意味はまったくありません！　

JUMPEI　基本的に埋もれるのが嫌なので、とにかくインパクトの強いものにしたかったんです。こんなに長くて意味のないタイトル、きっとほかに付ける人いないだろうから。

Micchiy　絶対いない（笑）。でもそれがJMCらしさなのかなって思います。

テーマは“お茶の間EDM”

──さて今後のJMCですが、いただいた資料には「1年以内に東京ドーム公演を行い、5万人に土下座をすることが夢」とあります。なぜ土下座なんですか？

Micchiy　こんな曲たちのためにお金を払っていただいてすいません、ということで……。

──そういう意味の謝罪なんですね（笑）。

Micchiy　はい。それはさておき、今回メジャーデビューというきっかけをいただいたからにはJMCという名前を日本中に知ってもらいたいと思っていて。「納豆の人だ！」という印象でもなんでもいいんですけど、1曲でも引っかかって、それをきっかけに僕らの音楽が広がっていったらうれしいです。

JUMPEI　一歩ずつの地道な作業にはなると思うんですけどね。少しずつでもJMCの音楽を広げて、お茶の間にEDMを届けたいです。

Micchiy　“お茶の間EDM”は僕らのテーマでもあって。まだまだEDMを知らなかったり、抵抗があったりする人が多いと思うんです。でもいつか幅広い世代に広がって、そのへんで子供がEDMで踊ってたら面白いじゃないですか？ 僕らの曲を聴いて「こういうEDMなら聴けるな」ってハマってくれる人が増えたり、そういうきっかけになれたらいいなって。

──JMCのEDMはポップな要素もあるからかなり聴きやすいと思いますよ。いつの日かお茶の間に広がって、それこそ「みんなのうた」に採用される日が来たらすごいですよね。

Micchiy　されたーい!! それも本当に僕の夢なんです。

JUMPEI　そのためには1本1本のライブを全力でパフォーマンスして、僕たちをわかっていただかないと。8月21日に東京・Gladで行われるワンマンライブ、ぜひ遊びに来てください！

Micchiy　今まで見たことのないエンタテインメント性のあるライブを作っている自信はあるので。みんなで一緒に盛り上がれたらいいですね。