石崎ひゅーい|第1章に“ピリオド”を打ち、次のフェーズへ

菅田将暉は想像を超えてくる

石崎ひゅーい

──アルバムの収録曲を見てみると、石崎さんがいろんな人と出会ってきた歴史でもありますよね。「夜間飛行」「僕がいるぞ」は園子温監督からのラブコールを受けドラマ「みんな!エスパーだよ!」シリーズに使われましたし、「花瓶の花」は松居大悟監督や蒼井優さんが協力してくれて短編映画やMVが制作されました。「ピノとアメリ」は尾崎世界観さん(クリープハイプ)とのコラボシングルです。

そうですね。それはめちゃめちゃありますね。

──それ以外にも劇団鹿殺しの舞台に出演するなど(参照:石崎ひゅーい×丸尾丸一郎(劇団鹿殺し) 舞台「彼女の起源」インタビュー)、シンガーソングライターの中でも石崎さんはかなりたくさん人と出会い、いろいろやってきたと思うんですがいかがですか?

確かに。それは意識して自分から会いに行ってるのかもしれないです。芸能の世界ってめちゃめちゃ光を放ってる人が多いじゃないですか。そういう人たちに会うことが僕にとっては一番大切なことなんだなって思います。

──1人を選ぶのはもちろん難しいと思うんですが、特に印象に残ってる人を挙げるとしたら誰になります?

最近で言うと菅田(将暉)くんですね。すごいんですよ、彼。めちゃめちゃ吸収のスピードが速くて、この間初ライブを観に行ったんですけど「そんないいライブするなよ」って思いましたもん。もちろん期待はしてるんですよ。でも言っても初ライブだし、本業の役者仕事で忙しいから、いきなりそんなにうまくはできないだろうと思って会場に行くわけですよ。そしたら普通に想像を超えてくるんですよね。MCの間の取り方もうまいし、お客さんとの押し引きみたいなこともできちゃうし、歌いっぷりももちろんよくて。俳優の太賀と一緒に観てたんですけど、ライブが終わった瞬間に2人で思わず「勉強になります」って言いましたもん(笑)。

──ははは(笑)。

ホントすごいです。刺激をもらってますね。

「常夏Oh Yeah」でもいいんじゃね?

石崎ひゅーい

──ちなみにドラマ「トドメの接吻」の主題歌として菅田さんに「さよならエレジー」を提供したことも話題になってますが、これはどうやって作っていったんでしょう?

「さよならエレジー」を作る前から、もともと2人で、たまに壮ちゃん(小山田壮平 / AL)も加わって曲を作ってたんですよ。本気の曲作りではなくて、お互いに歌詞を書いたりメロディを付けたりして、音楽で遊ぶみたいな。そしたらいつの間にか15曲くらいできてて。そんな中でドラマのタイアップの話をいただきました。一応石崎ひゅーいの提供曲ってなってますけど、僕個人の感想としてはただ2人で楽しく音楽制作をした感覚なんです。そういうのを大事にしたいんですよね。

──「さよならエレジー」はもともとあった15曲の中の1曲なんですか? それとも依頼が来てからの書き下ろし?

ドラマの話をいただいてから作りました。

──遊びで作るのと依頼されてドラマタイアップとして作るのでは違う部分もあったのでは?

それはやっぱり違いますね。ちょっと真面目にならないといけないと言うか。それまで「常夏Oh Yeah」とかそういう曲ばっかり作ってたので(笑)。

──ははは(笑)。

タイアップのドラマはドロッとしたサスペンスなんですね。だから流石に「常夏Oh Yeah」じゃダメだろうと。でも僕も菅田くんも「『常夏Oh Yeah』でもいいんじゃね?」みたいな気持ちもあるんですよ(笑)。そういうところがちょっと似ていて。ドラマのディレクターさんから「『常夏Oh Yeah』じゃないかもしれない」って言われちゃいましたけど。

──確かに違う気がします(笑)。普段から菅田さんと曲作りをする中で石崎さん自身も影響を受ける部分もある?

ありますね。視点がミュージシャンの作る歌詞と全然違うんですよ。それがめちゃめちゃ面白くて。「いいんだよ、きっと」っていう菅田くんの曲があるんですけど、その曲の歌詞を読むと「俺って固定観念に縛られてるな」って気付かされますね。

──具体的にどういうところが?

めちゃめちゃ細かいんですよね。その歌は新宿で道端に座ってる少年が菅田くんのことを「こっち見んじゃねーよ」って感じで見たらしいんですけど、その子に対して「ごめんな」って謝ってる歌なんですよ。その一瞬だけを具体的に切り取ったような歌で、無骨なんですけど視点が面白いって言うか、独特なんですよね。その曲、最後は「拝啓 親愛なる猫背のメガネくん」っていう言葉で終わるんですけど、僕だったらもっと広げて書かなきゃって思っちゃうんですね。でも菅田くんの書いた歌詞は知らないその男の子にピンポイントで焦点が合っていて、密度の濃い歌詞を書くなって思いましたね。

石崎ひゅーい「Huwie Best」
2018年3月28日発売 / EPICレコードジャパン
石崎ひゅーい「Huwie Best」

[CD] 2900円
ESCL-5043

Amazon.co.jp

収録曲
  1. 第三惑星交響曲
  2. ファンタジックレディオ
  3. 夜間飛行
  4. ピノとアメリ
  5. ひまわり畑の夜
  6. ガールフレンド
  7. ピーナッツバター
  8. 星をつかまえて
  9. 1983バックパッカーズ
  1. おっぱい
  2. 常識
  3. 僕がいるぞ!
  4. 僕だけの楽園
  5. 花瓶の花
  6. ピリオド
  7. 花瓶の花(Acoustic Version)
  8. 夜間飛行(Acoustic Version)

ライブ情報

「Huwie Best」フリーライブ
  • 2018年4月12日(木)東京都 代々木公園野外ステージ
「Huwie Best」発売記念インストアライブツアー
  • 2018年3月27日(火)北海道 HMV札幌ステラプレイス
  • 2018年3月29日(木)愛知県 鶴舞公園
  • 2018年3月30日(金)大阪府 タワーレコード難波店
  • 2018年4月1日(日)東京都 タワーレコード渋谷店
  • 2018年4月1日(日)福岡県 タワーレコードアミュプラザ博多店
  • 2018年4月14日(土)兵庫県 阪急西宮ガーデンズ 4階スカイガーデン 木の葉のステージ
弾き語りワンマンTOUR 2018「ピリオド」
  • 2018年5月3日(木・祝)神奈川県 Yokohama O-SITE
  • 2018年5月4日(金・祝)静岡県 HAMAMATSU FORCE
  • 2018年5月6日(日)茨城県 mito LIGHT HOUSE
  • 2018年5月18日(金)広島県 Live Juke
  • 2018年5月19日(土)岡山県 城下公会堂
  • 2018年5月25日(金)京都府 UrBANGUILD
  • 2018年5月26日(土)兵庫県 James Blues Land
  • 2018年6月8日(金)福島県 Player's Cafe
  • 2018年6月9日(土)山形県 蔵オビハチ
  • 2018年6月10日(日)宮城県 SENDAI KOFFEE CO.
  • 2018年6月12日(火)秋田県 カフェ・ブルージュ
  • 2018年6月13日(水)岩手県 the five morioka
  • 2018年6月14日(木)青森県 1/3
  • 2018年6月17日(日)北海道 札幌くう
  • 2018年6月22日(金)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
  • 2018年6月23日(土)石川県 もっきりや
  • 2018年6月24日(日)新潟県 ジョイアミーア
  • 2018年6月29日(金)岐阜県 yanagase ants
  • 2018年7月1日(日)三重県 M'AXA
  • 2018年7月5日(木)鹿児島県 Live HEAVEN
  • 2018年7月7日(土)熊本県 ぺいあのPLUS'
  • 2018年7月8日(日)福岡県 ROOMS
  • 2018年7月16日(月・祝)埼玉県 西川口Hearts
  • 2018年7月20日(金)大阪府 ROCKTOWN
  • 2018年7月22日(日)愛知県 SPADE BOX
  • 2018年7月25日(水)東京都 TSUTAYA O-WEST
石崎ひゅーい(イシザキヒューイ)
石崎ひゅーい
1984年3月7日生まれ、茨城県水戸市出身のシンガーソングライター。風変わりな名前は本名で、デヴィッド・ボウイのファンだった彼の母親が、ボウイの息子・ゾーイ(Zowie)をもじってひゅーい(Huwie)と名付けた。高校卒業後、大学で結成したバンドにてオリジナル曲でのライブ活動を本格化させる。その後は音楽プロデューサーの須藤晃との出会いをきっかけにソロシンガーに転向し、精力的なライブ活動を展開。2012年7月、ミニアルバム「第三惑星交響曲」でメジャーデビューし、2013年2月から5月にかけて全国47都道府県を回るライブツアー「全国!ひゅーい博覧会」を実施した。同年6月にテレビ東京系ドラマ「みんな!エスパーだよ!」のエンディング曲「夜間飛行」を、7月に1stフルアルバム「独立前夜」をリリース。2016年5月に2ndフルアルバム「花瓶の花」、その7カ月後となる12月に須藤晃オールプロデュースによる3rdアルバム「アタラズモトオカラズ」を発表。同じく12月には、松居大悟監督、蒼井優主演の映画「アズミ・ハルコは行方不明」に出演した。2018年3月に初のベストアルバム「Huwie Best」をリリース。