家入レオ「もし君を許せたら」 / edda「フラワーステップ」 PR

家入レオ×edda|似てる? 似てない? 好対照の福岡女子対談

共に福岡出身で、同じColourful Recordsに所属するレーベルメイトという家入レオとedda。家入は8月1日にニューシングル「もし君を許せたら」、eddaは8月22日にニューシングル「フラワーステップ」をリリースした。

今回、2人が新作をリリースしたタイミングにあわせて、音楽ナタリーでは初対談を企画した。面識こそ以前からあったものの、これまで同じテーブルで話したことはほとんどなかったという2人。対談では互いの共通点から好対照な相違点、さらには楽曲に根付くそれぞれの精神性までを大いに語ってもらった。

取材・文 / 内田正樹 撮影 / 須田卓馬

誕生日が一緒なのに

──2人が対談するのは初めてということですが。

edda

edda はい。私がまだ福岡に住んでいた頃、最初のツアーで福岡に来られたときにライブを観に行って、その後ご挨拶をさせてもらいました。そのとき、もうすでにかなり完成されていて、迫力もあってすごいなって思いました。でも昨年の武道館のライブを観せてもらったら、もっとよくなっていて。自信も感じられたし、デビュー当時よりも今のほうが、よりレオちゃんが向かいたいレオちゃんの姿なんだなって伝わってきました。

家入レオ うれしい。ありがとうございます。実は私とeddaさんは誕生日が一緒だと知って。それがすごくうれしかった。eddaさんの音楽にはファンタジーの要素があって、それを日常ではなく、異空間に落とし込むというアプローチがすごく面白くて魅力的なんですよね。一方で、私の音楽にはダークな側面がある。たぶん性格はかなり対照的なんだけど、案外、根元にあるものは似ているんじゃないかという気がしていて。

──誕生日が同じということは、例えば星占いなんかは気にしますか?

edda まったく見ないですね。

家入 私は意外と好き(笑)。

家入レオ

──早くも対照的ですねえ。

家入 近しい友人たちがそういうのが好きなので一緒に行ったりします。でもそれを全部信じるとかではなくて、別の誰かから見た私の運命って、こういうふうに映っているんだ?というのが楽しくて。あとは都合のいい人間なのでいいことしか信じないし、悪いことは右から左に流していますから(笑)。

──お二人は共に福岡出身です。俗に九州男児は一本気で勇ましいとか、九州女子は気が強いといったステレオタイプなイメージを持たれた時代もありましたが。

家入 ああ。

edda あんまり考えたことなかったなあ。

家入 でも言われてみると、福岡で暮らしていた頃はわからなかったけど、東京に来ていろんな環境や人と触れ合ったことで、「私って福岡で生まれ育ったんだな」と実感する機会は増えたかもしれない。「博多の女は負けず嫌い」とか「下克上」みたく勝手に言われがちですけど(笑)、そう言われることで九州女というよりも、自分の資質としての“負けず嫌い”な部分を改めて自覚させられた場面もありましたね。

edda 私も負けず嫌いです(笑)。音楽制作の現場だからなのか東京だからなのかはわからないけれど、福岡時代に比べたら、「私って我が強すぎるのかな?」と感じる機会は増えたかもしれない(笑)。

自分からあまり誘わない2人

家入 eddaさんって、今私とこうして話してくれていて、触れられるし、目を見てくれているんだけど、いい意味ですごく遠く感じると言うか。

edda え、そんな、どうしよう!?(笑)

家入 私は誰かの言葉1つで心を動かされてしまうときが多々あるんだけど、eddaさんは外側からの影響をあまり受けない人なんじゃないのかな。「こうしなさい」って言われると、とりあえず「はい」と返事はするんだけど、大抵のことは自分の世界だけで完結できると言うか。

edda

──確かに過去のインタビューでも「一人が苦じゃない」「ずっと空想の世界にいられる」と発言されていますね。

edda はい。私、本当に友達がいないんですけど……。

──スカッと言いましたねえ(笑)。

edda でもだから寂しいと思ったことって一度もなくて。だから友達がいないんですね。作ろうと思っていないから行動もしなくて。

家入 いいじゃないですか。とても素敵だし、一方で根元は私も似ていると思う。私、一人っ子なんですけど、幼い頃、両親が家にいる時間が少なかったせいもあって、自分で本を読んだり、一人遊びみたいなことをしてずっと過ごしていたんです。常に何かに飢えていたところから音楽と出会ったんですけど、一人遊びで完結できる感じはもともと強いと思うんですよね。

edda でもレオちゃんは好奇心が強そうで偉いなあって。私、本当に好奇心がないから。

──「好奇心がない」と言い切るアーティストも珍しい気が(笑)。

edda 本当に好奇心が薄くて。ずっと同じ場所にいられるし。ぼーっとしたまま気付くと5時間くらい経っていることとか、普通にありますし。休みの日も、一歩も外に出ないですし。

家入 部屋では何をしてるんですか?

edda ネットとか(笑)。レオちゃんはいろんなところに出掛けて、刺激を受けていそうなイメージがあります。

家入レオ

家入 1人で映画館や美術館は行きますけどね。誰かといたいと思っているんだけど、実際に誰かと長くいると早く1人になりたくなっちゃう。要は面倒くさいタイプなんですよ(笑)。

edda わかる!

家入 わかります? 約束も、誘われたら行くけど、自分からあまり誘うことはなくて。

edda 誘われたときって、その予定まで億劫だと思っちゃいません? 私はその日の前日までが本当に億劫で。

家入 そうそう! 行ったら絶対楽しいのにね。

edda 前日まで「嘘ついて断ろうかな」とか思ったりして(笑)。