日向坂46 上村ひなの×宮地すみれインタビュー|初の選抜制導入、11thシングルが放つフレッシュな変化 (3/3)

日向坂46史上最高のアイドルソングが来たら、センターは……?

──同期の正源司さんが表題曲のセンターに選ばれた姿を見て、宮地さんも「いつかは自分もセンターを」という気持ちになりました?

宮地 なってみたい……そうですね、いつかはセンターになってみたいという気持ちはありますけど、「センターになりたい」というよりも「センターにふさわしい人に成長したい」という気持ちのほうが大きいです。みんなから「あの子はセンターに立てる子だな」と思ってもらえる人になりたい。もしも……もしもの話ですけど、自分がそこに立ったとき、どういう曲が来るのかなという好奇心はありますし、これから先への期待はやっぱりありますね。いつかはセンターに立ちたい、という気持ちをモチベーションとしても持っていたいと思っています。

宮地すみれ

宮地すみれ

──センター経験者としてはいかがですか?

上村 えへへへ。宮地がセンターになるときは、とにかくかわいい曲が来ると思います。というかそれは私の希望になっちゃうんですけど(笑)。かわいい宮地をたっぷりと見せてほしい。日向坂46史上最高のアイドルソングが来たら、ぜひ宮地にセンターに立ってほしいです。

──上村さんセンターの「Am I ready?」もかわいらしさに振り切った曲でしたよね(参照:日向坂46「Am I ready?」佐々木久美×東村芽依インタビュー)。

宮地 「Am I ready?」のセンターはひなのさんしかできないですよ。ウサギに乗っちゃうとかフィギュアみたいになっちゃうとか、MVもひなのさんの頭の中を表現したような世界観になっているじゃないですか。

上村 私の好きなものをMVで形にしていただいて、本当に楽しい振りを付けていただいて。

──センターを経験することによる実りもきっとありますよね。

上村 「Am I ready?」はライブでキャラクターとのコラボ曲などに使っていただいたりして、そういう楽曲のセンターに選んでいただいたのはとても素敵な経験になりましたし、ここで満足するんじゃなくてもっともっと上を目指していきたいという気持ちにつながりました。

上村ひなの

上村ひなの

“日本の日向”でフェス開催、そして上村ひなのの“ナナメ”

──2024年は1つ大きなトピックとして、9月7日と8日に宮崎でのビッグイベント「ひなたフェス2024」の開催が決定しています。まだ具体的なところまでは決まっていないと思いますが、現時点でのお二人のお気持ちは?

上村 宮崎県は「日本の日向」と呼ばれていて。今までも日向坂46とは何かと縁の深い場所で、いつか大きなライブができたらいいなと思っていたんですけど、実際にフェスを開催させていただくことになって、メンバー全員喜んでいます。この2日間は日本で一番楽しい場所にしたい!という気持ちが強くて。ひなたサンマリンスタジアム宮崎という大きな会場なので、今の私たちがこの会場を埋められるんだろうか?とか課題は山積みですけど、とにかく日常にあるいろんな悩みなどをすべて吹き飛ばせるくらい大きなパワーを2日間で打ち出していきたいです。

宮地 四期生は「W-KEYAKI FES.」(2021年、2022年の夏に開催された櫻坂46と日向坂46の合同ライブ)に参加できていないので、屋外のフェスがすごく楽しみで。もちろん課題はたくさんありますけど、宮崎で行うのも大きな挑戦だと思いますし、これを乗り越えたらきっと大きな自信につながるだろうなと思います。四期生の最初のティザー映像を撮影したのが宮崎だったので、成長した姿で思い出の場所に戻れることもうれしくて。楽しむだけじゃなく、ちゃんと自分たちも成長を実感できるライブにしたいです。

──楽しみにしています。最後に余談ですが、上村さんの最近のトピックとして、Instagramの個人アカウント開設について。最初の更新では「いんすたの右も左もナナメもよく分かりませんが頑張ってみます」とコメントしてましたが(参照:20歳になった上村ひなの、右も左もナナメもよく分かりませんがインスタ開設)、右や左はわかってきましたか?

上村 わかるようになりました! 最近ストーリーズを教えてもらって、できるようになったんですよ。なので右も左もわかってきたんですけど、ナナメについてはまだちょっとセンスを育成中で……。まだちょっとナナメ的な要素を入れられていないので、メンバーの写真とかもいっぱい載せて、どんどん思い出で埋めていきたいです。自分自身のことはもちろん、日向坂46を発信できる場所になったらいいなと思って始めました。がんばります、ナナメ。

宮地 ナナメ(笑)。

左から上村ひなの、宮地すみれ。

左から上村ひなの、宮地すみれ。

公演情報

11th Single ひなた坂46 LIVE

  • 2024年7月3日(水)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 2024年7月4日(木)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール

日向坂46「ひなたフェス2024」

  • 2024年9月7日(土)宮崎県 ひなた宮崎県総合運動公園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
  • 2024年9月8日(日)宮崎県 ひなた宮崎県総合運動公園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎

プロフィール

日向坂46(ヒナタザカフォーティーシックス)

2015年に秋元康プロデュースによる欅坂46のアンダーグループ・けやき坂46として、長濱ねるを中心とするメンバー12人で活動開始。2018年6月に、けやき坂46名義で1stアルバム「走り出す瞬間」を発表。2018年に三期生が加入し、2019年2月には、けやき坂46から日向坂46へグループ名を改名した。同年3月に1stシングル「キュン」を発表し、この曲で年末の「NHK紅白歌合戦」に初出場。以降コンスタントに作品をリリースし、2022年3月にはグループ結成時からの目標であった東京・東京ドームでのワンマンライブ「3周年記念 MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」を成功させた。2023年11月に2枚目のオリジナルアルバム「脈打つ感情」を発表。2024年4月には神奈川・横浜スタジアムで一期生・齊藤京子の卒業コンサートおよび日向坂46としてのデビュー5周年を祝した「5回目のひな誕祭」を合計3日間にわたって行った。5月に通算11枚目のシングル「君はハニーデュー」をリリース。このシングルより日向坂46にとって初の選抜制度が導入され、選抜メンバー16人が表題曲を歌唱することに。アンダーメンバー12人はひなた坂46としてカップリング曲を歌唱する。7月には神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて、ひなた坂46による初の単独公演「11th Single ひなた坂46 LIVE」を開催。9月には宮崎・ひなた宮崎県総合運動公園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎にて、コンサートのみならず運動公園全体を使ってさまざまな企画を行うイベント「ひなたフェス2024」の開催を控える。

※記事初出時、けやき坂46の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

2024年5月21日更新