アーティストのほうが番付が上

──今日はその初回収録以来初の再会だそうですね。初対面のときに心の距離は縮まった感じですか？

柴田　なんていうでしょうねー。これは芸人の性かもしれないですけど、芸人って売れてる売れてないにかかわらず、アーティストのほうが上みたいに思っちゃってるところがあるんですよ。

──そうなんですか？

柴田　はい。あるんですよ、そういう暗黙の番付が（笑）。だから正直、僕の中ではあまりフランクに接しちゃダメだなっていう感じがあって。

──なるほど。逆にハンサムケンヤさんから見た芸人はどうですか？

ケンヤ　柴田さんが今おっしゃったことの全く逆ですね。どんなにがんばっても僕はしゃべれないですし、芸人さんってすごいなって。

柴田　いや、でもやっぱりアーティストにはかなわないんだよ。お笑い芸人がライブやりますって言ったって、ドームとか満杯にできるわけないんだから。そこをアーティストはやっちゃえるし、後世に語り継がれる歌っていうのはあるけど世界中の人が口ずさむ漫才とかツッコミとかないからね（笑）。職業的な位置付けでいうと、俺の中ではやっぱりアーティストが上になっちゃう。だから「あ、アーティストが来た！」って感じで、実は一歩引いちゃってたの。

──でも、柴田さんは仲良くされてるアーティストもいるんじゃ？

柴田　いますねえ。まあ、深くなっちゃえばそんなの関係ないんですけど（笑）。ハンサムとは今日でまだ2回目だし、これから遊ぶようになったら仲良くなると思うんだけど……。

ケンヤ　ぜひ仲良くさせていただきたいです。

柴田　じゃあ東京住みなよ！ で、たまに一緒に京都へ行けばいいじゃん。俺、京都大好きなの。

ケンヤ　よく行かれるんですか？

柴田　こないだ行ったときは清水寺に行った。あと俺、建築物が好きなんだよね。三十三間堂とか、あそこは像を1体1体観てたら1日終わっちゃうよね。

ケンヤ　僕は、三十三間堂は小学校の修学旅行とかで行った記憶があるくらいですね。

柴田　そうなんだ。じゃあ、多分俺のほうが詳しいね（笑）。

ハンサムケンヤはまず日サロから

──ところで、お2人は年齢はいくつ違うんですか？

ケンヤ　僕、1987年生まれです。

柴田　俺が1975年だから……うさぎ年？

ケンヤ　あ、そうです。

柴田　干支一緒かよー（笑）。すごいな、俺が高3のとき小1だぜ？ だいぶ違うよ。

ケンヤ　僕、実はさっきからずっとひざが震えてるんです……。

柴田　うーん、そりゃなあ。そうなっちゃうかもしれないよな……。って、とんでもない！ 恐れ多いです（笑）。

──いきなりですが、そんな2人がもし一緒に野宿をすることになったらどうしますか？ 今後、ハンサムケンヤさんが番組にゲスト出演する回がないとも言い切れないですし。

ケンヤ　そしたら僕が全力で力仕事とかやると思いますよ。率先して。

柴田　そうだよねー。そこは年功序列でね（笑）。

──ハンサムケンヤさんは体力に自信があるんですか？

ケンヤ　昔、野球とテニスをやってたんです。学生時代まで毎年夏は真っ黒になってましたね。

柴田　でもマジでやるとしたら、1回、日サロ（日焼けサロン）に行かなきゃだよね。そうじゃないとハンサムは体が真っ赤っ赤になっちゃって、次の日痛くて何もできなくなると思うから。

ケンヤ　なるほど。

──経験者ならではの意見ですね。柴田さんもこの番組でだいぶ焼けました？

柴田　めちゃくちゃ焼けましたよ！ サバイバル中は日陰でも山の中でも焼けますから。釣りしてるときなんて日なたでずっと座りっぱなしでしょ？ あれがジリジリくるんですよ。