初日の2時間で疲弊したサバイバル生活

──お2人の初対面は「今夜野宿になりまして」のロケ中だったそうですが、どんなシチュエーションだったんですか？

柴田英嗣　シチュエーションも何も「今ですか？」っていうタイミングで現れたよね。

ハンサムケンヤ　はい（笑）。

柴田　こっちがサバイバルで疲弊しきってる中、スタッフが「ハンサムさん登場です！」って。しかも曲まで歌うっていうから、いきなりすげえ気を遣わなきゃいけないなって思いました（笑）。でも実際来てみたら、とても気さくな人でビックリして。この人で良かったなって。

ケンヤ　ありがとうございます。僕も「行ってください」って言われたのが、柴田さんが釣りをしてる最中で。こんなタイミングで行っていいのかな？と思いつつの登場でしたね。

──今、柴田さんがおっしゃった疲弊しきってる状態っていうのは、スタートからどのくらい経った頃だったんですか？ 番組のコンセプトが2泊3日のサバイバルなので3日目くらい？

柴田　「こりゃ疲れたわ」って最初に思ったのは、初日の2時間後くらいですかね（笑）。

──え、そんなにすぐ!?

柴田　もう、すごいんですって！ この番組は精神的にやられるというか。「ここから先は野草しかありません」とか言われて大変な思いをしたり、テントで寝てたら土砂降りになっちゃったり。

ケンヤ　僕が訪問したのは2日目だったんですけど、炎天下の何もないところで寝てましたよね。

柴田　寝てた！ 前日の夜中にラジオ出演があって寝てなくて、その日も開始数時間で疲れちゃってたから（笑）。

超売れてほしい！

──ハンサムケンヤさんは、柴田さんの第一印象はいかがでしたか？

ケンヤ　ずっとテレビで観てた方だったので、近付いていくにつれて「柴田さんだ！」みたいな。なんとなくのイメージで、頭から怒鳴られてツッコまれたりするんだろうなって思ってたんですけど、実際はすごく優しくて。「こんなところまでよく来たね」って話しかけてもらったときは、ちょっと感動しましたね。

柴田　そうそう、俺、普段からずっと怒ってるわけじゃないからね（笑）。ま、その日は怒るパワーもなかったっていうのもあったけど……。でも、そんな中でハンサムはたくさん歌を歌ってくれて。収録の関係上、同じフレーズをいろんな角度で何度も撮るんですけど、よくやってくれるなーって思って。

ケンヤ　テレビカメラの前で歌うのは初めてだったので緊張しました。

──そのときは、どんな曲を歌ったんですか？

ケンヤ　番組のテーマソングですね。僕が柴田さんやほかの出演者の皆さんに教えて歌ってもらいました。

柴田　みんなで肩を並べて歌ってね。あれは楽しかったよ。

ケンヤ　僕以外の皆さんは本気で死にそうになってたんですけど、それでも一緒に口ずさんでくれて。うれしかったです。

──柴田さんはハンサムケンヤさんの第一印象は？

柴田　色、白いなって（笑）。遠くから近付いてくるとき「すげー白い人が来るなー」と思って、近付けば近付くほど白かった。

──あははは（笑）。お話された感じはいかがでした？

柴田　それもやっぱり“白い”？ 意味わかんないかもしれないですけど、汚れなきハンサムケンヤのイメージでしたね。あと、そんなに言うほどハンサムかい？って（笑）。自分で相当ハードル上げたなって（笑）。

ケンヤ　……。

柴田　でも超売れてほしいよね。あとあと俺が自慢できるから。アイドルの番組とかやってると、どんどん売れて抜かされちゃってさ。俺は昔みたいに「おお、○○！」って話しかけるんだけど周りがヘンな空気になっちゃうんだよ。そういう感じにならないような、ビッグな人になってほしいです（笑）。