halca「スターティングブルー」 PR

halca|アニメ好きの少女がアニソンアーティストになったワケ

今年5月にメジャーデビューしたhalcaが、2ndシングル「スターティングブルー」を10月31日にリリースした。

今作の表題曲は、テレビアニメ「逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~ Season 2」のエンディングテーマとしてオンエア中のポップチューン。天真爛漫なhalcaのキャラクターにぴったりなナンバーに仕上がっている。今回、音楽ナタリーではhalcaにインタビューを実施。アニメ好きだった幼少期の話から、アニメのテーマソングを歌うアーティストとしてデビューに至るまで、そして2ndシングルについてたっぷり語ってもらった。

取材・文 / 流星さとる 撮影 / 塚原孝顕

今は3ミリぐらいは成長できてるんじゃないかな

──halcaさんはいつ頃から歌うことが好きだったのですか?

幼稚園の頃からだと思います。お遊戯会で手話をしながら「切手のないおくりもの」を歌ったり、卒園式で「おもいでのアルバム」を歌ったりしたことが楽しかったのを覚えてます。その頃は「(忍風戦隊)ハリケンジャー」も大好きだったので、できないながらも側転っぽく跳びながら主題歌を歌ってました(笑)。あとは父が音楽好きで、車でどこかに連れて行ってもらうときは父の好きな長渕剛さんや浜田省吾さんの曲がずっと流れてたんです。それと親が初めて私のために選んで買ってくれたCDがYUIさんの作品だったので、そういう曲を車の中とかお風呂でずっと歌ってました。

──その頃からアニメもご覧になられていたのでしょうか?

halca

はい。私が幼稚園生の頃にちょうど「ふたりはプリキュア」が始まって、「おジャ魔女どれみ」とか「美少女戦士セーラームーン」も再放送してたので、小さい女の子向けのアニメがたくさんあったんです。だからその頃からアニメソングも歌ってました。「きらりん☆レボリューション」も、歌がたくさん出てきたので好きでした。

──「きらりん☆レボリューション」は当時モーニング娘。のメンバーだった久住小春さんが、月島きらり starring 久住小春として主人公の声優や主題歌を担当してましたが、例えばアイドルに憧れたりもしましたか?

アニメのアイドルは好きだったんですけど、その頃は実物の人間が出てくるテレビ番組をあまり観たことがなくて……私の家はケーブルテレビで24時間アニメを観ることができる環境だったから、中学生まではずっとアニメを観てたんです。実写のバラエティとかドラマは高校生になるまで観たことがなかったんです。今でも小さい子が教育番組をずーっと観ているような感覚でアニメを観てるので、今の私があるのはケーブルテレビのおかげだと思います(笑)。

──歌手を目指そうと思ったきっかけは?

私は小さい頃からなりたいものがたくさんあって、まず幼稚園の頃はお姫様になりたかったんです。そこから幼稚園の先生だったり、小学生の頃に「みんなのGOLF」に影響を受けてゴルフを習っていたのでプロゴルファーになりたいと思っていた時期もありましたし、絵を描くことも好きなのでイラストレーターとかマンガ家にも憧れてました。でも、アニメをたくさん観てると、だんだんアニメに関わるお仕事をしたいという気持ちが強くなっていました。それで歌手とか声優さんになるための練習をしてたんですけど、そのときに「自分の気持ちが明るくなるのは歌だなあ」と思ったんです。小学4年生の頃には歌手になりたい気持ちが固まってきて、先生にも「夢は積極的に人に言いなさい」と教えてもらったので、周りにも「歌手になりたい!」と言うようになって、卒業文集の「将来の夢」の項目にも「歌手」と書いてました。

──それで実際に歌手になるために自分からアクションを起こしたと。

はい。私が高校生のときに、母がわざわざその時期に開催されていたオーディションを調べてリストアップして、「こういうのがあるよ」ってオススメしてくれたんです。その中にアニメソングとボカロソングに特化した「ウタカツ!オーディション」(ソニー・ミュージックエンタテインメントが企画するボカロ、アニソン、声優アーティスト限定オーディション)というものがあったので、たくさんある中でその1つに絞って応募したら、2014年に準グランプリをいただきまして。そこからレッスンを受けたり、「ウタカツ!スーパーライブ」や「ウタカツ!ミーティング」といったライブイベントで人前で歌う経験を積ませてもらいました。

──初めて人前でライブをやってみたときはどんな感じでしたか?

halca

私は音に合わせて動くことがすごく苦手で、自分でも「歌うお仕事をしてるのに大丈夫なのかな?」と思うぐらいに大変なんです(笑)。今もがんばって特訓してる最中なんですけど、当時は歌うときに棒立ちになってしまって、友達とカラオケに行ったときも、ずっと座って同じ姿勢で歌ってるぐらいだったんです。だから「ウタカツ!スーパーライブ」で初めてステージに立たせていただいたときも、私と友人の2人で一緒に歌ったんですけど、私が精一杯がんばってもツーステップしかできなかったので、友人は本当はもっと動けるのに私の動きに合わせてくれたりして。あの頃に比べたら今は3ミリぐらいは成長できてるんじゃないかと思います(笑)。

──そんなに謙遜しなくても……。

じゃあ1センチぐらいでお願いします(笑)。でも、そこで気付いたことは多かったです。歌手になるためには歌を練習するだけではなくて、歌いながら動いたり、見ている人に楽しんでもらうためにステージを大きく使ってパフォーマンスしたり、MCでお話もしたり、姿勢も気をつけたり、なるべくキレイな顔で目を開けて歌ったり……今まで考えたこともないことにたくさん気付かせていただきました。

あきらめなくて本当によかった

──オーディションで準グランプリを受賞してから、2017年5月に携帯小説サイト「野いちご」の10周年記念コンピレーションアルバム「ずっとずっと、大好きな君のそばで。」で初のオリジナル曲「キミの空」を発表するまでには3年近くかかったわけですが、その間はどういう思いで活動されてましたか?

あの頃は、自分が人生のことを甘く見ていて、デビューまでこんなに時間がかかるとは思ってなかったんです。だんだん「私、本当にデビューできるのかな?」って心配になったりもしました。「キミの空」を歌えることになったときも、オーディションから3年ぐらい経ってかなり落ち込んでる時期だったので、最初は「どうして私なんだろう?」「私、歌っていいんですか?」と思ってしまったんです。そのときに学校の友達とか、マネージャーさん、同じオーディションでグランプリを獲ったCHiCOちゃんが励ましてくれました。あきらめなくて本当によかったです。

──その後、halcaさんは2017年の夏に、CHiCO with HoneyWorksのツアー「真夏の2ndライブハウス・ツアー『i LiVE you 』」でオープニングアクトを務めました。

halca

それまで人前で歌う機会は「ウタカツ!ライブ」で年に1~2度ぐらいだったんですけど、2017年は環境がいきなり変わって、その夏は夏季集中講座みたいな感じでした(笑)。最初はそれこそプルプル震えながら歌ってたんですけど、ツアーが終わる頃にはお客さんの顔を見ながら落ち着いて歌えるようになってました。やっぱりCHiCOちゃんがいてくれたことが心強くて、ライブのMCのときに私の名前を出してくれたり、「みんな応援してね」と言ってくれてたんです。

──オーディションのときのライバルが、頼りになる戦友になったと言うか。

でもオーディションのときもみんな仲がよくて、ライバルだけど大切な仲間って感じだったんです。そのときに一緒だったみんなは今もそれぞれの道でがんばっていて、当時のグループLINEで「みんな夢を叶えたらまた会おうね」と言っていたので、私もいつか成長してみんなに会いに行きたいなと思ってます。

──2017年12月には野いちご文庫の小説「32回、好きって言うよ。」のイメージソングとして「つぶやきレター」を発表されて、今年に入ってからはテレビアニメ「BEATLESS」の挿入歌「Resonator」でボーカルを担当されました。

「Resonator」は、kz(livetune)さんが「BEATLESS」の音楽を作られてる際に、私の声がイメージに合うということでお声がけをいただきまして、すごくうれしかったです! 実はチコハニとツアーを一緒に回ったときに、会場で「white disc」という3曲入りのミニアルバムを販売させていただいたんですけど、そこに収録した「Hail to the world!!」という曲を作ってくださったのがkzさんだったんです。「BEATLESS」は、メジャーデビュー前に私が初めてテレビアニメに関わることのできた作品になりました。

──そして2018年5月、テレビアニメ「ヲタクに恋は難しい」のエンディングテーマに採用された楽曲「キミの隣」でメジャーデビューを果たされました。

デビューしたてのときは全然実感が湧かなかったんですけど、リリースイベントで毎回応援しに来てくださるファンの方とお会いしたり、お手紙をもらったり、サビの手を振る振り付けを一緒にしてくださるのを見て、「私の歌を覚えてくれてる人がいるんだなあ」と感じることができました。最初はきっとお客さんはゼロだろうなと思ってたので、私のことを観に来てくださるお客さんがいることが本当に驚きでした(笑)。

halca「スターティングブルー」
2018年10月31日発売 / SACRA MUSIC
halca「スターティングブルー」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
1700円 / VVCL-1313~4

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halca「スターティングブルー」通常盤

通常盤 [CD]
1300円 / VVCL-1315

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CD収録曲
  1. スターティングブルー
  2. うそじゃないよ
  3. HORiZON
  4. スターティングブルー instrumental
  5. うそじゃないよ instrumental
  6. HORiZON instrumental
初回限定盤DVD収録内容
  • スターティングブルー music clip
halca(ハルカ)
halca
7月7日生まれの女性シンガー。ボカロ・アニソン特化型オーディション「第1回 ウタカツ!オーディション」で準グランプリを獲得。携帯小説サイト「野いちご」の10周年記念コンピレーションアルバム「ずっとずっと、大好きな君のそばで。」に収録されたオリジナル曲「キミの空」のミュージックビデオが、YouTubeで39万回再生を突破するなど注目を集める。テレビアニメ「ヲタクに恋は難しい」のエンディングテーマ「キミの隣」で、2018年5月にSACRA MUSICよりメジャーデビュー。10月にテレビアニメ「逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~ Season 2」のエンディングテーマ「スターティングブルー」を2ndシングルとしてリリースした。