風男塾「ツバメ」 PR

風男塾|涙を隠して大空へ 巣立ちの歌に僕らの思いを乗せて

風男塾が1月30日にシングル「ツバメ」をリリースした。

この作品は、2月11日のワンマンライブをもってグループを卒業するメンバー・瀬斗光黄にとってのラストシングル。表題曲はグループのプロデューサー・はなわが作詞作曲したもので、疾走感のあるメロディに乗せて「泣かないでくれ」と歌われる、力強く前向きな卒業ソングに仕上がっている。

メンバーがこの曲に込めた思い、そして卒業を間近に控える光黄が抱く風男塾への思いとは。5人に話を聞いた。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 曽我美芽

魔法をかけられているような気持ちなんです

──「ツバメ」は光黄さんにとってのラストシングルになります。まず初めに、光黄さんが卒業を決めるまでの経緯を教えてもらえますか。

瀬斗光黄 ユニットが昨年デビュー10周年イヤーを終えて一区切りついたときに「今かな」と思ったんです。卒業に関してはずっと考えていたんですけど、「どこで卒業するのがグループのためになるのか」ということをすごく考えていて。そんな中、10周年のツアーを回らせていただいたときに……特にそらさく(草歌部宙と紅竜真咲)の成長を見ることができたし、(藤守)怜生くんも頼もしくなってくれたんです。それで「大丈夫かな」と思って決めました。

──決断をメンバーに伝えたのは?

光黄 (2018年)10月ですね。(愛刃)健水くんとは、その前にもよく話してたんですけどね。

瀬斗光黄
瀬斗光黄

──そうだったんですね。メンバーの皆さんは、この話を聞いてどう感じましたか?

藤守怜生 「寂しいな」って思いました。

紅竜真咲 素直な気持ちは「マジかよ」ですね。アイドルって儚いなと思ったし、「1日1日を大切にファンの方と過ごしていきたいな」とも思ったし。何より、光黄くんが卒業する2月まで、光黄くんから学べるものを最大限に学びたいと思いました。

愛刃健水 自分は話を聞いていたし、決断を聞いたときも「理解しよう」とは思ったんですけど、難しいですよね。一番一緒にいた時間が長いからその分思い出もあるし、やっぱり「寂しいな」という気持ちのほうが大きくて。だから今もあんま考えへんとこうとしている部分はあります。

真咲 うんうん。確かに。

健水 その前に(仮屋世)来音の卒業もあったんで、「卒業ってこんな感じだった」と改めて実感しましたし。卒業までもうあと1カ月くらいだから早いなとも思うけど(取材は1月上旬に実施)、でも長年風男塾を支えてくれてきた分、卒業もちゃんと見届けたいなと思いました。

光黄 めっちゃ優しいんですよ、本当に。健水くんに伝えたとき「見届けたいです」と返事が来て、すごいうれしかったです。うれしかったし、ありがたいなって思いました。

怜生 俺は光黄くんの話を聞いたのが、来音くんが「卒業する」と言ってから1週間くらいのタイミングでした。4人になる風男塾が想像できないし、したくない部分もあって。一瞬頭が真っ白になるじゃないけど、思考が止まっちゃう感じだったのを覚えてます。でも光黄くんは「大丈夫だよ」みたいな感じで……アイドルが卒業するときって、雰囲気が暗くなるのかな?と思ってたんですけど、来音くんも光黄くんも、本人が暗くないんですよ。次の道、次の光を見ている感じがする。グループにとっては確実に大変な出来事なんだけど、そういう部分を光黄くんが感じないようにしてくれて。なんだか、魔法をかけられているような気持ちなんです。

藤守怜生
藤守怜生

草歌部宙 でも本当に、親に突然「自立しなさい」と言われたような気持ちと言いますか……。

光黄 あはあはは!(笑)

 急に突き付けられた感があります。でも、卒業が決まってからどんどん自分の意識が変わってきて。「どうしたらいいんだろう? こういうとき、光黄くんはこうしてたな」とか考えるようになったし、光黄くんに対する見方も変わりました。「がんばらなきゃいけないな」という気持ちが芽生えているんですけど、そんな中で刻々と迫る卒業に、やっぱり悲しいとか寂しいなという気持ちもあって。すごく……。

光黄 泣く?

 いや、大丈夫です(笑)。

一同 あはははは(笑)。

曲にすべて詰め込まれているような気がして

──怜生さんの言っていた「悲しくさせてくれない」みたいなところは「ツバメ」にも表されているというか。光黄さんにとっての卒業ソングは、すごく前向きな別れの歌になっています。

光黄 そうですね。はなわさんがシングルのリード曲を書いてくれたのがうれしいですし、「泣かないでくれ」という歌詞なんかは自分に当てはまっているというか。ホントにこの曲の歌詞のような気持ちでいるんですよ。あとなんだか……青春を感じましたね。自分の今までの風男塾での活動がぎゅっと詰まったような、ありがたい曲になったなと思いました。

──はなわさんご本人から、何か直接的なメッセージはあったんですか?

健水 なかったです。でも、曲にすべて詰め込まれているような気がして。

光黄 はなわさんはたぶん、メンバーのことを自分の子供のように見てくれていて。心配もよくされるんですけど(笑)、そんな“子供”がユニットから巣立つという意味でこのタイトルになったんじゃないかなとも思いますし。「元気に旅立ってほしい」というメッセージが込められてるんじゃないかな?と勝手に思っています。

──1曲通して、特にグッときたところなどはありますか?

健水 俺、いいですか? Dメロです。「いつか見てろと 叫んでたんだ 星も見えない 東京の空」「大好きだから 愛してるから 諦めない」というところが……メロディもすごいし、あと風男塾は東京出身のメンバーがいないんですね。

怜生 そうですね。

健水 なので、あえて「東京」と言っているのがすごく刺さるんです。地方から出てきてがんばってる、と言ってくれてるのかなって。だから自分たちはすごく力を込められるし、「大好き」「愛してる」とかも歌っていて気持ちよくて……光黄くんに向けている言葉に感じますし。

光黄 Dメロ、俺も大好きなんだけど、俺だけ歌ってないんですよ。外されました!

一同 あはははは!(笑)

怜生 外されたわけじゃないから!(笑)

──Dメロは特にですけど、全体通して歌に力強さがあって、皆さんの思いが込められているのを感じました。

健水 最近はクール系の曲が続いていたけど、「ツバメ」は“ザ・風男塾!”って感じの曲なので、深く考えず、気持ちのままレコーディングしたように思います。

怜生 光黄くんの卒業シングル曲だからもちろん光黄くんのことを思って歌うんですけど、卒業はいつか自分にも訪れることだし「自分にも刺さる歌だな」と思いながら歌いました。本当に、素直な思いを込められたと思います。

健水 こんな歌詞ですけどね……披露したら絶対泣いちゃうと思う。

真咲 「泣かないでくれ」って言われるからこそ、泣いちゃいそうですよね。

紅竜真咲
紅竜真咲

健水 そう、「泣かないで」と言われれば言われるほどね。

 あと俺は、光黄くんに「宙はしっかりしたよ」ということを感じていただける歌声にしたいなっていう気持ちがありました。新しい旅に出る光黄くんに、力強くがんばっているところを見せたい思いで歌ったんです。

真咲 光黄くんのことをずっと応援してくれているファンの皆さんのことも頭に浮かんだよね。Dメロの「愛してるから 諦めない」という歌詞は風男塾として活動する中での俺らの気持ちでもあるし、「夢をあきらめないから、これからも付いて来てね」という気持ちです。

風男塾「ツバメ」
2019年1月30日発売 / Imperial Records
風男塾「ツバメ」初回限定盤A

初回限定盤A [CD+DVD]
1550円 / TECI-650

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CD収録曲
  1. ツバメ
  2. Ballad of the Phantom
初回限定盤A付属DVD収録内容
  • 「ツバメ」ミュージックビデオ
風男塾「ツバメ」初回限定盤B

初回限定盤B [CD+DVD]
1550円 / TECI-651

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CD収録曲
  1. ツバメ
  2. Ballad of the Phantom
初回限定盤B付属DVD収録内容
  • 「ツバメ」ミュージックビデオメイキング映像
風男塾「ツバメ」通常盤

通常盤 [CD]
1080円 / TECI-652

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収録曲
  1. ツバメ
  2. Ballad of the Phantom
  3. @Daylight
  4. ツバメ -Instrumental-
  5. Ballad of the Phantom -Instrumental-
  6. @Daylight -Instrumental-
ライブ情報
風男塾 中野サンプラザ公演(タイトル未定)
  • 2019年2月11日(月・祝) 東京都 中野サンプラザホール
風男塾(フダンジュク)
風男塾
「人を元気にする」を活動理念に結成された男装アイドルユニット。2008年9月にシングル「男坂」でデビューを果たし、男装によるクールかつエモーショナルなパフォーマンスでアイドルシーンにおいて独自のポジションを築き上げた。2017年には東京・日比谷野外音楽堂でのワンマンライブを成功に収め、2018年10月にはデビュー10周年を記念し た「風ァイト!!!!!!」をリリース。幾度かのメンバーチェンジを経て、現在は瀬斗光黄(せとこうき)、愛刃健水(あいばけんすい)、藤守怜生(ふじもりれお)、紅竜真咲(くりゅうまさき)、草歌部宙(くさかべそら)の5人で活動している。2019年1月にシングル「ツバメ」を発表し、2月に行われる東京・中野サンプラザホールワンマンをもって光黄が卒業する。