FOMARE×KEYTALK|お互いの持ち味が混ざり合った青春ソング

FOMAREの笑顔のために体を張る

──ミュージックビデオは皆さんの関係性が窺えるような、楽しい雰囲気の映像に仕上がっていますね。撮影は長時間に及んだと聞きましたが、どれくらい撮影されていたんですか?

アマダ 12時間くらいですかね。

八木 楽しかったよね。

アマダ 楽しかったですね。みんなでごはんとか食べて。

小野 大富豪したりして。

カマタ ああ、しましたね(笑)。修学旅行みたいな感じだった。

オグラ あの1日が青春でしたよね。

小野 2バンド両方で撮影するシーンも、それぞれのバンドだけで撮影するシーンもあって。FOMAREだけで撮っているときに、監督さんが「自然な笑顔が欲しいです」と言っていたので、僕と八木くんが笑わせにいったのを覚えてますね。ちょっとここでは言えないんですけど、八木くんが体張ってました。

八木優樹(KEYTALK / Dr, Cho)

カマタ 八木さんのポテンシャルの高さを見せつけられましたね。

オグラ ホント尊敬ですね。

八木 せやろ!

カマタ KEYTALKでいう八木さんのポジションが僕らの中では柿ピーさんなので。

小野 それはつらいよ。

八木 がんばれよ?

アマダ モラハラ(笑)。

八木 うそうそうそ(笑)。でも本当に、1バンドで撮ってたらできあがらないような画になってるのがこのMVの見どころなんじゃないかなと。 FOMAREがめっちゃ笑ってくれてて超うれしかったです。うちのメンバーは飽きてるので、もうあんまり笑ってくれないんですよね。途中でリーダーに頭叩かれましたし。

小野 どんどん調子乗ってるから1回止めないとなと思って(笑)。でもそれぐらいはしゃいでしまうほどの楽しさがありましたね。

後輩力の高いカマタ

──KEYTALKの皆さんは、コラボ楽曲制作を経て気付いたFOMAREの魅力はありますか?

小野 実はまだちゃんとFOMAREのライブを観たことがないので早く観に行きたいです。いつかツーマンをして、「Hello Blue Days」をアンコールでやれたらいいなと思ってます。最初はもうちょっと尖ったバンドなのかなと思ってたんですけど、会ったら全然そんなことなくて一気に好きになりましたね。特にカマちゃんが後輩力高くて。

カマタ 本当ですか!?

小野 この間もJMSのYouTube企画で一緒にキャンプしたんですよ。そのときも「後輩力高えな!」と思いました。最初は一番尖ってそうに見えたから。

アマダ 一番尖ってますよ(笑)。

小野 ある意味ね。それは間違いない(笑)。尖りの方向性というか、すごくいい尖り方だなと思う。FOMAREのみんなは会えば会うほど好きになっていきますね。たぶん一緒にツアー回ったら大変なことになりますよ。

寺中 去年、フェスで一緒の日になったことがあって、まだコラボのこととかは決まってなかったんですけど、ステージの袖からライブを観たんです。お客さんを巻き込んでいく元気なライブが好きなので、「こういうライブ、いいな」と思いましたね。それで今回こういうふうな形で一緒にやらせてもらって、うれしいですね。俺は基本的に先輩後輩関係なく、そんなに声をかけられないんです。

小野 わかる。俺も声かけづらいっす。毎回がんばってます。

寺中 むしろオーラを出してるので。

カマタ いいですね。尖ってる。

寺中 もう消せない感じがする(笑)。それでもレコーディングや撮影のときにFOMAREのみんなが話しかけてくれてうれしかったです。

寺中友将(KEYTALK / Vo, G)

八木 ただの寂しがり屋じゃん(笑)。でも本当にみんな気持ちのいいヤツだし、レコーディングを見ていても、楽器を突き詰めてやってきたんだなと思わされるプレイだった。僕個人としてはまだライブを観れていないのが申し訳ないんですけど、すげー好きなバンドになってますね。レコーディングをする前は好きな友達、好きな後輩という感じだったんですけど、一緒に過ごしていく中で「早くライブハウスで対バンしたい」という思いが強くなってきています。

首藤 FOMAREはお客さんと一緒にライブを作ってる感じがすごくして、ステージと客席の距離が近いように感じるというか。それってちょっと僕が忘れかけてた感覚なのかも、と気付かされました。「ああ、ライブの魅力ってこれだよな」って。そして結局は3人の人柄がそういうライブを作っていると思うんですよね。あとアマダくんもけっこう酒飲むとヤバいっすよ。人間味がすごく出てきて好きですね。

アマダ え! 俺そんな感じでした?(笑)

首藤 飲めばわかる。このコラボの打ち上げができてないので、7人でぜひやりたいですね。

カマタ どうなっちゃうんですかね。居酒屋破壊されるかも。

アマダ でも7人全員ベロベロになることはなさそう。

カマタ 確かに対バンのときに飲んでいて、全員ヤバいことになるというのはあんまりないですね。誰か1人は冷静キャラがいるというか。

小野 全員ベロベロになってそれを打破したいですね。

KEYTALKの華

──FOMAREの皆さんが思うKEYTALKの魅力についても聞かせてください。

オグラユウタ(FOMARE / Dr, Cho)

オグラ 先輩後輩とか関係なく、一緒にいて楽しいです。皆さんフラットに接してくれるので、本当に大好きです。

小野 フラットじゃないです。僕のほうが下です!

オグラ いやいや、やめてくださいよ(笑)。

アマダ 俺も柿ピーさんの意見に近いんですけど、タイアップでのコラボで、ここまで親身になって仲良くしてくれると思っていなくて。僕らはKEYTALKの音楽をずっと昔から聴いてたので、うれしかったです。勝手な印象で、もっとさっぱりしてる人たちかと思っていたので。

小野 いや、このインタビューが終わったらもうさっぱりあっさりよ。

アマダ そうなんですか(笑)。

カマタ マジか!(笑) でも本当、アマダも言ってましたけど、俺もKEYTALKがメジャーデビューする前から知ってて。バンドで4、5人全員が目立つのは無理なんじゃないかと思って3ピースが好きだったんですけど、KEYTALKは4人とも華がある。それってなんでなんだろうとずっと思ってて。今回一緒にコラボしてその理由が少しわかった気がします。

──どんな理由でしょうか?

カマタ 個々に違いすぎて長くなるので、ちょっと割愛させていただきます(笑)。

──レッドブルのキャンペーンの一環で、2組によるライブ開催も決まっていますね。最後にお互いに演奏してほしい曲などがあれば教えてください。

カマタ 僕は「消えていくよ」(2010年7月にリリースされたKEYTALKの1stアルバム「TIMES SQUARE」収録曲)ですね。

小野 よく知ってるな(笑)。

カマタ これだけは絶対本当にやってほしい曲ですね。

小野 やるよじゃあ! それにしても「消えていくよ」が出てくるとは思わなかったな。

カマタ まだKEYTALKのこと知らなかったときに、YouTubeで「いい音楽ないかなー」と探してたらたまたま「消えていくよ」の動画を見つけて。そこからKEYTALKを知ったので、今こうやって一緒に対談できているのは胸アツストーリーですね。

八木 僕は「Frozen」が聴きたいです。あれすごいかっこいい!

カマタ ありがとうございます。やります!

ツアー情報

FOMARE LIVE HOUSE TOUR 2020 ~おいでよ目を閉じて~
  • 2020年10月30日(金)東京都 Zepp Tokyo
  • 2021年2月6日(土)宮城県 SENDAI CLUB JUNK BOX
  • 2021年2月13日(土)沖縄県 Output
  • 2021年2月16日(火)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
  • 2021年2月18日(木)岡山県 IMAGE
  • 2021年2月20日(土)福岡県 BEAT STATION
  • 2021年2月22日(月)京都府 KYOTO MUSE
  • 2021年2月26日(金)群馬県 高崎clubFLEEZ
  • 2021年2月28日(日)新潟県 GOLDEN PIGS RED STAGE
  • 2021年3月2日(火)大阪府 BIGCAT
  • 2021年3月3日(水)愛知県 DIAMOND HALL
  • 2021年3月5日(金)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
  • 2021年3月9日(火)北海道 札幌PENNY LANE24

※記事初出時、本文に一部誤字がありました。お詫びして訂正いたします。


2020年12月5日更新