=LOVE「この空がトリガー」発売記念インタビュー|さわやかサウンドと切ない歌詞が混ざり合う、新たな王道青春ソング (5/5)

≒JOY 逢田珠里依・天野香乃愛・江角怜音・村山結香・山野愛月
インタビュー

左から村山結香、山野愛月、天野香乃愛、江角怜音、逢田珠里依。

左から村山結香、山野愛月、天野香乃愛、江角怜音、逢田珠里依。

アイドルであることを実感する毎日

──昨年3月に≒JOYのお披露目会見が行われてからもうすぐ1年が経ちます。ここまでの活動の日々を振り返って、どんな1年だったと感じていますか?

逢田珠里依 人生で一番短く感じた1年で、あっという間だった気がします。でも、思い返してみるとすごく濃い毎日でした。常に新しいことをやらせていただいていて、アイドルであることを実感していく毎日だったし、つらいことよりも楽しいことのほうが圧倒的に多かったと思います。

逢田珠里依

逢田珠里依

山野愛月 私は珠里依と同じように、この1年が短かったように感じています。初ステージからいきなり大きなステージに立たせていただいたんですけど、そこでもあっという間に楽しい時間が終わった印象です(参照:=LOVE、≠ME、≒JOY大量の水とレアなコラボ満載の野外パーティ「36人、まるっと愛してください!」)。1つひとつの出来事がすぐに過ぎ去っていった感じがします。

──そんな中でも、特に印象に残っていることを挙げるとしたらなんでしょう?

山野 やっぱり、初めての単独公演ですね(参照:≒JOY初の単独公演を完遂!フレッシュさと熱気に満ちた全19曲のパフォーマンス)。先輩方の楽曲のカバーも含めてたくさんの楽曲を披露して、ニアジョイの色をがんばって出せたと思います。

村山結香 私は去年福岡から上京してきて。ニアジョイのお仕事が新鮮なのはもちろん、生活面でも環境がガラっと変わった1年でした。ニアジョイにはほかにも地方出身の子がいて、みんなで一緒に活動できているのもうれしいです。去年はお披露目会見から始まって、本当にたくさんの経験をさせていただいていて。まだ1年も経たないうちにオリジナル楽曲を4曲もいただけましたし、すごくありがたい環境で活動できているなって、1日が終わるたびに強く感じます。感謝の気持ちがどんどん膨れ上がっていくような1年で、大変なことがあっても、メンバーと一緒に楽しい活動ができているからこそ乗り越えることができました。

村山結香

村山結香

──メンバー同士の仲も深まりました?

村山 お披露目会見後の合宿とかでは、まだメンバーに対してよそよそしい接し方をしていて。自然と人に対して壁を作ってしまう瞬間もあったんですけど、今は他愛のない話もできるし、一緒にいて楽しい仲間だなとすごく思います。一緒に活動していく中で確実に絆が深まりました。

江角怜音 自分はニアジョイに入るまでアイドルというものをあまり知らなかったんです。何もかも初めての体験だらけで、あっという間に過ぎていったけど、そのすべてが印象に残っています。記憶の中にあるもの全部が新鮮ですし、こんな恵まれた環境で活動できることに感謝の気持ちでいっぱいです。

──江角さんは大阪で空手をやっていて、アイドルと無縁な世界で生きていたところ、知らない間に親がオーディションに応募してニアジョイに加入したんですよね。この1年間でアイドル的な仕草をすることには慣れました? 例えば、カメラに向けて手でハートを作ったり。

江角 今までの人生の中でそういうことをしてこなかったし、ハートのポーズとかをするタイプじゃなくて。普段、写真も全然撮らなかったし。そんな中、ニアジョイに入ったからには、これまでやってこなかったことにも挑戦していて、今はいろいろできるようになってきたところです。

江角怜音

江角怜音

天野香乃愛 逆に私はアイドルのお仕事やステージに立つことに憧れがあったので、夢にまで見ていたことを経験させてもらえて本当にありがたいなと思っています。その中で、いつも支えてくれるメンバーやスタッフさん、ファンの方など、新しい出会いもたくさんあって。とにかく多くの経験と出会いにあふれた1年だったと思います。

香乃愛は天使

──そんな≒JOYの4曲目のオリジナルソング「スイートシックスティーン」は、“16歳のワガママ”を詰め込んだ放課後パーティソングです。先日16歳の誕生日を迎えた天野さんが初のセンターを務め、MVではアメリカ版の成人式と呼ばれる“Sweet Sixteen”をモチーフにしたパーティを繰り広げています。

村山 パーティがコンセプトということで、自分たちの自然体の姿を撮っていただけたことがうれしかったです。映像を通してメンバーの素の笑い方や表情を見ることができると思います。個人的には香乃愛が下駄箱にパーティの招待状を入れる冒頭のシーンが印象的で、そのときの香乃愛が本当にかわいかったんですよ(笑)。私と(藤沢)莉子は真顔でいなきゃいけなかったのに、かわいい香乃愛につられてついにやけちゃう瞬間がたくさんあって。その2人で笑いをこらえてた時間が特に思い出に残ってますね。あと冬に撮影したから最後のドレスのシーンはかなり寒かったんですけど、みんなで気合いを入れて声をかけ合ったりして、その空間が温かくて心地よかったです。

天野 スタッフさんに黒板に私の名前を書いたパーティ会場の教室のセットを作っていただいて、ありがとうございますという気持ちでいっぱいになりました。メンバーも私の撮影シーンを温かく見守ってくれたし、監督さんも優しくしてくださって。そんな環境でMVを撮影できたことがうれしくて、本当に幸せいっぱいの空間でした。

──新曲でセンターを務めること、その曲が16歳の誕生日を祝う内容だと聞いたときはどう思いました?

天野 うれしかったです。“Sweet Sixteen”という文化を知らなかったので、まずはその意味を調べてみて。16歳という節目がとても大切なものなんだと知りました。「スイートシックスティーン」は私にとって大切な楽曲で、歌詞1つひとつに対する思い入れが強いです。

──ほかの4人から見て、最年少メンバーの天野さんはどんな魅力を持ったメンバーですか?

山野 真面目で頭もいいんですけど、今回のMVのようなお茶目な一面もあって、そのギャップがとてもいいです。普通に話してるときにもそれは感じます。

山野愛月

山野愛月

逢田 1つひとつの動作がかわいくて、みんなと一緒にいるときはマスコット的な存在なんですけど、2人でいるときは真剣な話もするし、大人な一面が見えてくるんです。弱い部分もありながら、しっかり芯があって今回の曲を機に「主催者は私で、主役は私!」ってさらに自信を持ってくれたらうれしいです。

江角 香乃愛は本当にかわいくて。本当に癒しというか、自分の中の天使って感じで、本当にかわいいんです。天使の部分もあれば、ちゃんと自分の考えも持っているし、しかもそれを自分の言葉にして伝えられる賢さも持っていると思います。

天野 メンバーのみんなはいつもかわいがってくれるんですよ。こんなに優しいメンバーと出会えて本当に幸せですし、みんな私のことをよく見てくれていて、自分が意識していないようなところまで心配してくれるんです。今回センターを務めることになったときも、みんなが「大丈夫だよ」と寄り添ってくれて。この楽曲を通してメンバーの温かい一面にさらに触れることができました。みんなといるととても安心します。

天野香乃愛

天野香乃愛

目標は単独でのCDデビュー

──最後に、活動2年目以降の目標を聞かせてください。

江角 やっぱり、単独でのCDデビューを目標にしていきたいと思っています。そのために1つひとつのライブやイベントを大切にしていって、そこでちゃんと実力を付けていきたいなと。

村山 今年に入ってから、「≒JOY 特別公演」の追加公演をさせていただいたんですけど、初めての単独公演のときよりもみんな肩の力を抜いてMCをできたと思うんです。みんなまだ表に出せてない個性をたくさん持ってると思うので、私たちのよさ、色をどんどん発信していきたいです。歌とかダンスの面でも去年よりも今年っていうふうに、ファンの方にちゃんと伝わるような成長を常にしていければなって。そのためにはやっぱり目の前のライブや日々のレッスンに集中して経験を重ねていかなきゃと思っています。

──=LOVEのメンバーがレッスン場に行くと、≒JOYが踊ってる音が聞こえてくることがあるそうで、その音からがんばりが伝わってくると=話してましたよ。

逢田 うれしい……! 私は髙松瞳さんのことが前から大好きで。その場にいるだけで華がありますし、特に歌声が好きなんです。落ち込んでるときに=LOVEさんの曲を聴くと、優しくて温かい歌声に聞き惚れます。先輩方の笑顔もスタイルも好きです。オーラもありますし、歌もダンスもすべてがカッコよくて思わず目で追ってしまいます。

山野 私は加入前から佐々木舞香さんに憧れていて。パフォーマンスはもちろんなんですけど、性格も大好きです。パフォーマンスでは表現の振り幅がすごいですし、私たち≒JOYも先輩方に少しでも近づけるようにがんばりたいです。

左から村山結香、山野愛月、天野香乃愛、江角怜音、逢田珠里依。
左から村山結香、山野愛月、天野香乃愛、江角怜音、逢田珠里依。
左から村山結香、山野愛月、天野香乃愛、江角怜音、逢田珠里依。

左から村山結香、山野愛月、天野香乃愛、江角怜音、逢田珠里依。

※記事初出時、写真のキャプションに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

プロフィール

≒JOY(ニアリーイコールジョイ)

=LOVE、≠MEに続く、指原莉乃がプロデュースを手がける第3のアイドルグループ。2021年秋に始動が発表され、その後およそ3カ月のオーディションを経てメンバーが選ばれた。2022年3月にお披露目会見が行われ、グループ名が≒JOYに決定したことが発表された。7月に山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストで行われた=LOVE、≠MEとの合同コンサート「イコノイジョイ 2022」でステージデビューを果たし、初のオリジナル楽曲「≒JOY」を披露。11月に東京・山野ホールで「≒JOY特別公演」、2023年1月に同会場でその追加公演を開催した。

2023年2月22日更新