=LOVE|女心むき出しの小悪魔ダンスナンバー

大谷映美里、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、佐々木舞香、諸橋沙夏インタビュー

精神面でキツいものがあった

──まず「CAMEO」の発表に向けて行われた3日間の合宿の感想をそれぞれ聞かせてください。

大谷映美里 今回はダンスの強化合宿ということで、自分自身の見せ方を研究する大切さを学びました。1人ひとりのダンスにそれぞれ違った個性があるし、メンバー全員が刺激を受ける合宿になったと思います。

佐々木舞香音嶋莉沙

佐々木舞香 体力面よりも、精神面でキツいものがありました。3日間ずっと気を抜けない状態が続いて、その中でダンスを覚えなきゃいけなくて。デビュー前の合宿と違って覚悟できていた部分もあったけど、実際やってみたらやっぱりすごく大変でした。「CAMEO」のダンスはただがむしゃらに踊るだけではダメで、個人的に苦手意識もありましたが、3日間を通してグループとしての成長を感じることができたと思います。

音嶋莉沙 こんなに細かく指導を受けたのは初めてなんじゃないかと思うくらい濃厚な時間だったというか、今まで踊ったことがないジャンルのダンスだったので改めて体の使い方を教えられました。あと毎晩メンバー同士のミーティングの時間があって、そこでそれぞれ思っていることや楽曲との向き合い方を話すことができました。

諸橋沙夏 合宿に苦い思い出があるので始まる前に構えちゃって、「大変なんだろうな」というマイナスな気持ちから入ってしまったんですけど、ミーティングでみんなの夢とか、いろんな話を改めて1人ひとり聞くことができてよかったです。スキルがアップしただけでなく、みんなの意識が1つになった合宿でした。

齋藤樹愛羅

──振り入れではどの部分に一番苦労しましたか?

齋藤樹愛羅 Aメロのラップ前の“骨盤ダンス”です。今までやったことのない動きだったので思うように体が動かなくて、ロボットみたいになってしまって。鏡を見ながら何回練習しても変な感じで、先生と同じ動きをしているつもりでも全然違う踊りになっちゃってましたね。あと私は体をぴょんぴょんさせる癖があるみたいで、ずっと改善したいと思っていたんですけど、先生の注意のおかげで直すことができました。

音嶋 振り入れをしていく中で変わっていった部分もあるんですよ。フリーのダンスパートではいろんなアイドルさんの踊りを参考にしたいなと思って勉強していたんですけどなかなか難しくて、先生にアドバイスをいただきながら練習しました。あと衣織と杏奈の2人がすごくダンスが上手で、合宿中にも2人のダンスをみんなで見る時間があって刺激をもらいました。まだまだ進化できると思うのでがんばっていきたいですね。

指原さんの歌詞にはリアリティがある

──「CAMEO」は大谷さんとなぎささんのダブルセンター曲です。大谷さんがシングル表題曲のセンターを務めるのはこれが初めてですね。

大谷映美里

大谷 はい。表題曲初のダブルセンターということでびっくりしたんですけど、ほかのメンバーが支えてくれる安心感があったのでプレッシャーはあまり感じていなくて。でも振り入れをしていくうちに「まだまだだな」と思うことがたくさんあり、楽曲の世界観を表現できるようにもっと努力しなきゃと意識が高まりました。なぎさは前作でもすごく努力して立派にセンターを務めていたので、私も少しでもグループに貢献できるようにがんばりたいです。

──2人でセンターを務めることが決まったとき、なぎささんと何か話しましたか?

大谷 指原さんからダブルセンターのことが伝えられたあと、なぎさがLINEで「やったね」と声をかけてくれて。とてもうれしかったし、協力して支え合っていきたいなと思いました。

──「CAMEO」に対してはどのような印象を持ちましたか?

大谷 指原さんと同じで、すごく好きな曲だなと思って、キュンキュンしました。でも歌詞を読み解いていくとかわいいだけじゃない、女の子の小悪魔な面も感じられて。女の子だったら誰しも憧れたり、共感したりする歌詞だと思うし、私自身もそういう女の子になりたいと思いながら練習しました。特にBメロがすごく好きで、女の子の本心がむき出しになっているところにゾクッとします。

佐々木 この女の子はちょっと強気で、嘘を付いて自分を偽りたくなるほど相手のことが好きなんですよね。私はこの歌詞を見たときに、「名探偵コナン」のベルモットというキャラクターが思い浮かびました(笑)。

諸橋沙夏

諸橋 わからないよ!(笑)

佐々木 「女は秘密を着飾って美しくなる」みたいなことを言うんですよ。「偽り重ねた 私はSweetie pie」という歌詞についても「そういう女の人いるよな」と思うし、指原さんの書く歌詞は「いるいる!」って言いたくなるようなものが多くて、空想だけじゃない感じがあるんですよね。だから女の子が共感しやすいんだと思います。

──どの曲にもリアリティを感じると。

佐々木 曲を聴くとすぐに情景が浮かんでくる感じです。これまでのシングル曲だと「僕らの制服クリスマス」は特にそうかもしれません。Aメロから最後まで歌詞の世界観が伝わってくるんですよ。今回の曲は男の人からしたらちょっと怖いと感じる内容かもしれないけど、女の子は誰しも好きな人のために裏でがんばってるので、その分かわいがってあげてほしいという気持ちになりました。誰目線なのかわからないですけど(笑)。