- Page 1
- Page 2
「期待を裏切ることはない」約10ヶ月ぶりの全国ツアー
最高傑作を引っさげて、4月からは全国ツアー「DOPING PANDA Tour'08 "Dopamaniacs"」がスタート。これは昨年6月以来、約10ヶ月ぶりのツアーとなる。
「ドーパンにしてはかなり間が空きましたね。今まではほぼ毎年2本ずつツアーをやっていたのに、去年のワンマンライブはたったの7回ですから。だから今回のツアーはすごく楽しみですよ。3人とも早く行きたいと思ってます。ドーパンはもともとライブのポテンシャルはとても高いバンドだし、期待を裏切ることはありませんよ」
今回のツアーでは、前回や前々回のツアーに比べて会場のキャパシティが急激に大きくなった会場が目立つ。彼らのライブを観たいというファンが増え、動員数も増加していく中、ライブを行う環境の変化についてはどう考えているのだろうか。
「会場のキャパシティを決めるのは難しい問題なんですけどね。ソールドアウトさせることだけ考えるんなら、今までソールドアウトした会場でやっていればいいんですけど、観られないファンが出てきてしまうのはナンセンスですから。ただ、あまり大きくしすぎると今度はショーの作り方も変わってくるし、とりあえず今の僕らとしては今回のツアーは妥当な大きさかなと思ってます。それと今回はオールスタンディングの会場ばかりで、ツアーファイナルもJCB HALLで『よくやってくれた!』って思ってるファンもいると思うんですが…、僕はファイナルを『東京国際フォーラムでやりたい』って言ってたぐらいで、実はそんなにスタンディングにこだわっているわけではないんですよ。日比谷野音でもライブやってますしね。席がある会場ならそういう会場なりのショーの作り方があるし、ドーパンはやる場所を選ばないバンドだと僕は思っているんで、そのときそのときで一番いい環境でライブをやれればと考えてます」
「インターネットの某巨大掲示板とか一切見ないんで(笑)」
オールスタンディングでのライブを続けることに執着はないと語るFurukawaだが、そうした会場でずっと続けてほしいと思っているファンも多いはず。彼はファンからの意見、願いをどのように捉えているのか尋ねてみた。
「ファンからの声が一番届くのはライブのリアクションですね、僕はインターネットの某巨大掲示板とか、mixiとか一切見ないんで(笑)。特定の意見に左右されないっていうのがポリシーなので、例えば何か意見を聞いて『ああ、そういうふうにすればみんなが喜ぶんなら』と従うのも、天邪鬼的にひっくり返すのも、どちらも自分のポリシーからずれてるんですよ。でも、ライブでファンときちんとコミュニケーションが取れているかどうかは考えていますね。それができなかったら絶対に物足りなくなると思うんで」
ファンとの密接なコミュニケーションを目指してスタートするツアーは31公演。果たしてどんなツアーになるのか、そしてその先には何が見えているのか。
「今回はじめてライブを観に来る人も多いと思います。そういう人たちの期待には応えたいと思ってますし、盛り上げる自信はありますよ。以前はもっと大きい会場でやりたいとずっと思ってたんですけど、今はとにかくいいものを作りたい、いいライブをしたいっていう気持ちが強いので、あまり青天井に規模を大きくしていこうとは考えてないです。ただ、以前から言っている武道館はすごくいいライブができるハコだと思うし、ひとつの区切りになるはずなので、ぜひ近いうちにやりたいと思ってますね」
最高傑作を完成させ、その新たな世界を全国に届ける旅に出るDOPING PANDA。彼らの作り上げた新たなサウンドを楽しんだ人は、ぜひライブでもその意気込みを感じ取ってもらいたい。
初回生産限定盤(CD+CD-ROM)
2008年3月12日発売 / 3150円
SRCL-6747~8 / gr8!records
通常盤(CD)
2008年3月12日発売 / 2800円
SRCL-6749 / gr8!records
収録曲
- A.O.D.
-anthem of dopamania- - nothin'
- I'll be there
-connected to next ver.- - call my name
- We won't stop
- thunder
- good bye to heroes
- coffee high
-one more cup- - summer song
- Crazy
- way back
- kiss my kiss
プロフィール
Yutaka Furukawa(Vo/G)、Taro Houjou(B/Cho)、Hayato(Dr/Cho)の3人からなるロックバンド。1997年に結成され、2000年にインディーズ1stシングル「Dream is not over」をリリース。以後、パンクロックやメロコア、エレクトロやクラブミュージックなどさまざまなジャンルを融合した独自のサウンドで人気を博し、2005年にミニアルバム「High Fidelity」でメジャーデビューを果たした。その後もコンスタントに個性的なアイテムをリリースし、ライブツアーはソールドアウトが続出。夏フェス出演時には入場規制が多発するなど、今もっとも注目を集めるバンドのひとつである。