事務所は僕らの個性を尊重してくれる

──DAY6はメインボーカルが4人いるんですよね？

ヨンケイ　実は最近メインボーカルが5人になりつつあるんですよ。ドラムのドウンさんも素晴らしいボーカルを聴かせてくれているんです（笑）。

ドウン　はいっ！ がんばってまーす（笑）。

──皆さんは作詞作曲も自ら手がけていますが、どのように作業しているんですか？

ソンジン　まずメンバー全員でアイデア出しをします。そこからいいと思うものを選んで、組み合わせて曲にしていく感じですね。

ウォンピル　例えばジェイさんがギターのフレーズを作ってきたとして、音色だけ変えることもあれば、そこに僕がキーボードを重ねることもある。さらにそれをヨンケイさんが持ち帰って、さらに違う展開を付けたりもします。そうすると、メンバーみんなの個性が自然と曲の中に入って思いも寄らない化学反応が起きたりするんですよ。

ヨンケイ　みんなでジャムして曲ができることもあるし、曲によってまちまちですね。

ソンジン　そこにそれぞれの個性に一番合ったボーカルパートを作っていくんです。

──所属事務所・JYPエンターテインメントのプロデューサーのJ.Y. Parkさんは、韓国を代表するアーティストでもあります。彼からはどんなアドバイスを受けているんですか？

ウォンピル　リスナーの皆さんに愛される方法ですね。主に歌詞の表現の部分でアドバイスをいただいてます。J.Y. Parkさんは本当にみんなから愛されている人なので、ひと言ひと言がすごく勉強になります。聴いている人に共感してもらうにはどうしたらいいかという。

──音楽面ではどうでしょう？

ウォンピル　それが特にないんですよ。J.Y. Parkさんは基本的に僕たちが作った音楽を直さない。韓国でデビューしたばかりの頃はメロディの作り方を教えてくれましたが、今は基本的に僕たちの個性を守ってくれるんです。

ヨンケイ　うん。僕たちを本当に信用してくれている。自由にやらせてくれますよ。僕たちが曲を書いて持っていくと、J.Y. Parkさんはいつもすごく喜んでくれて。「次の曲はいつ頃できそう？」「早く聴きたいよ」ってニコニコしながら言ってくれるんです（笑）。本当にありがたいと思っています。

いつまでもこのメンバーと一緒に活動していたい

──「If ～また逢えたら～」はドラマ「リピート～運命を変える10か月～」の主題歌です。自分たちの曲が日本のドラマで流れるのはどんな気分ですか？

ソンジン　日本のテレビ番組で自分たちの作った曲が流れるのはすごく不思議な感覚でした。

──また去年は「SUMMER SONIC」に出演しましたね。日本の音楽リスナーと触れ合ってみていかがでしたか？

ジェイ　すごくワクワクしました！ いろんな人たちが行ったり来たりする中で、立ち止まって僕らを観てくれる人がいたりして。そういうのが本当にうれしかった。あのステージにはもう一度立ってみたいですね。

──最後にDAY6はどんなバンドになりたいですか？

ソンジン　もっと成長してより多くの人たちに「いいバンドだな」と思ってもらいたいです。

ウォンピル　そうだね。僕たちの個性がちゃんと表現された音楽を作って、いろんな人に「こんなバンドがいたんだ!?」って言わせたいよね。

ドウン　同時にタイムレスな音楽を作りたいという欲もあって。

ヨンケイ　みんな音楽の好みが違うから、ソロをやったら面白いかもね。それぞれが幅広くいろんなことをしてDAY6に持ち帰ったら、きっともっと面白いことができる。

ジェイ　僕は今メンバーと一緒に活動するのがすごく幸せなんです。この感じがいつまでも続いてほしいです。