「Life and death」は今の状況を表してる

──「Life and death」は“メジャーデビューしたいシングル”ということで。すでにここに皆さんの意志が表れてますけど、相当気合いの入った1枚という印象です。タイトル曲の「Life and death」はキャッチーかつさわやかという、今までのカスタマイZとはまたちょっと違った雰囲気ですね。

GORO　夢に向かって一直線に行くぜ！っていう気持ちがこの曲には出てますね。俺たちの今の状況を踏まえて「Life and death」っていうタイトルなんですけど、基本的にすごく前向きな曲で。

HAMA　「生きてるだけで Thank you」とか、ポジティブさを感じられるよね。

──特に刺さったフレーズはありますか？

DAICHI　Aメロの「全力で走って 心臓跳ねてる」とか。俺たちの普段の感じがこの歌詞に出てると思う。ドラム叩くときも、全力で走ってる気持ちになりながら叩いてるし。

HIROKI　僕は「Happiest!」ですね。何事も前向きに考えるためには、自分が常にハッピーでいるってことが大事だと思うんで。

HAMA　俺は2番のサビですね。「幸せは 未来のエンジン」とか……もうすごくないですか？ あと「やるだけやったなら YES! 答えは自分にある」っていうのはすごく共感できます。

GORO　俺は「おんのじHappyが最強 考えすぎは Bye Bye」ですね。考え過ぎちゃうかもしれないけど、結局ハッピーでいることが最強だよ、ということだと思ってて。カスタマイZ自体を前向きにさせてくれる歌詞です。

──GOROくんは考えすぎるほうですか？

GORO　俺は考えすぎるというか、普段から前向きでいなきゃって思ってて。ポジティブじゃないとダメだっていうふうに自分に言い聞かせてる感じです。一見そうは見えないと思うんですけど。

HIROKI　クール系でね。

GORO　でも、人間みんなポジティブじゃないとダメだなっていうふうに思います。

──なるほど。「Life and death」はテレビアニメ「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-」のエンディング曲でもありますが、アニソン然とした熱量があるというか、まさにアニソンらしいアニソンですよね。

DAICHI　そうですね。アニメの曲に俺たちのオリジナル曲を使っていただくっていうのが夢だったので、それが叶ってすごいうれしいです。

GORO　ライブで披露するとお客さんもノッてますね。これからもっと合いの手とか煽りとか入れていったら、もっと一体感が生まれるんじゃないかなって思います。

お遍路の励みになる「うたいたい歌」

──「うたいたい歌」はイントロでヘビーなギターリフが炸裂したと思いきや、サビがとてもポップというギャップのある曲で。GOROくんがブログで「斬新な曲で面白い」と書いていましたがその通りでした。

GORO　そうなんですよ。イントロはなんか……色っぽさを感じるっていうか、セクシーな感じのフレーズなんですけど、それがサビになると一転してさわやかになって。俺はこの曲すごく好きですね。

HAMA　俺も好きです。歌詞もね。

GORO　歌詞もすごくよくて。「Life and death」と同じで、「少年ハリウッド」の原作の橋口（いくよ）先生に書いてもらったんですけど。「お遍路をやっていく中で、途中で精神的、体力的に折れそうになることもあるかもしれないけど、あきらめないでがんばっていけば明るい未来が待ってる」という意味が込められているんです。それがほんとにね……。

HAMA　励みになってるよね。

HIROKI　確かにこれ聴いたら「おっしゃ、がんばるぞ」みたいになれる。

HAMA　いずれ目標にしてるさいたまスーパーアリーナでこの歌を歌ったときに、お遍路ツアーを思い出しそう。

HIROKI　ああー。確かにね。

GORO　橋口先生も「でっかくなってから、こんなこともあったなって思い出せたら」っておっしゃってましたね。

──じゃあ早くもカスタマイZの中で重要な位置を占めそうな曲ですね。

DAICHI　ほんとそうですね。

HAMAのテーマソング

──通常盤にのみ収録される「My Juliette」は、ヴィジュアル系を彷彿とさせる耽美的な世界観が強烈でした。

DAICHI　すーごいですよね！ 歌詞がものすごくHAMAに合ってて。

GORO　HAMAのテーマソングみたいだよね。

HAMA　途中にセリフがあるんですけど……。

──「愛してるよ」ですね。このセリフを言うのに気恥ずかしさはなかったですか？

HAMA　全然なかったですよ！ 楽しかったです。

HIROKI　HAMAはナルシストなんでそんなん感じたことないんです。

──ほかのメンバーはあの一言を聴いてどう思いました？

DAICHI　俺はやっぱ普段のHAMAを知ってるんで「キモいな」っていうのはあるんですけど。

全員　ははは（笑）。

HAMA　おかしいでしょ（笑）。

DAICHI　あはは（笑）。CD流してて急に曲が止まったなと思ったら「愛してるよ」ってこられたんで、なんかもういろんな意味で鳥肌が。でもライブでは、それを言ったら盛り上がるんじゃないかなと思うんで、ある意味武器になりますね。

HAMA　でも確かに気持ち悪いよな、「愛してるよ」。

DAICHI　ええ、何急に弱気になってんの。挫折したことないんだろ！

HIROKI　そういうこと言うなよ。まったく。

──この曲を演奏するときは表情も曲の雰囲気に合わせないといけないのでは？

HIROKI　そうですね、いつもと違った感じで大人の色気を出したいと思います。

DAICHI　色っぽさを出していかないとね。