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みきなつみ×金澤ダイスケ│ありのままの日常を切り取る等身大の歌

4人のキュレーターがそれぞれ話を聞きたい次世代アーティストとトークする「Coming Next Artists」シーズン2の対談企画。第12回では金澤ダイスケ(フジファブリック)が埼玉県出身のシンガーソングライター・みきなつみとの対談を希望し、彼女が音楽活動を始めた経緯や、7月23日リリースのデジタルシングル「ぼくにとってのヒーロー」をはじめとする曲作りの背景について話を聞いた。

取材・文 / 近藤隼人 撮影 / 前田立

Coming Next Artists シーズン2

みきなつみ
みきなつみ
1998年生まれ、埼玉県出身のシンガーソングライター。2015年、高校2年生のときにライブ活動をスタートさせた。その年の夏には音楽コンテスト「未確認フェスティバル」に出演し、3000通を超える応募の中からファイナリスト8組のうちの最後の1枠に選ばれた。2017年8月に東京・TSUTAYA O-crestで初のワンマンライブを開催。2018年3月に初の全国流通作品として1stミニアルバム「きみとわたしとメロンソーダ」を発表し、3月から7月にかけて47都道府県ツアーを行った。 同年11月には 2ndミニアルバム「とけたアイスの味は青かった」をリリース。2019年7月にデジタルシングル「ぼくにとってのヒーロー」を発売する。

将来の夢は宮崎駿監督の弟子だった

金澤ダイスケ 音源をいろいろ聴かせていただいたんですが、歌から“等身大感”がすごく伝わってきて。等身大の歌を歌うアーティストはほかにもいるけど、より身近なところで歌っているという印象が強かったです。

みきなつみ ありがとうございます……!

金澤 音楽活動は高校生のときに始めたんですよね?

みきなつみ

みき 高校2年生のときに初めてライブをしました。ギターを初めて握ったのも高校生になってからでしたね。

金澤 じゃあ、高校に入って加速度的に音楽にのめり込んでいったんですね。

みき それまでも音楽をやりたいという気持ちはあったんですけど、中学生のときは部活で運動をやってて。将来歌手になりたいと思っていても、声には出せないタイプだったんです。高校生になってやっと言えるようになりました。

金澤 そうなんですね。音楽には幼い頃から触れてきたんですか?

みき 両親が音楽好きだったので、家や車の中ではいつも曲が流れていましたね。

金澤 どんな音楽が流れてたんですか?

みき お母さんは女性シンガーとかJ-POPが好きで、お父さんは洋楽をよく聴いてましたね。でも、私が最初に影響を受けたアーティストは久石譲さんなんです。

金澤 それはジブリきっかけで?

みき そうです(笑)。初めて日本武道館で観たライブも久石譲さんのコンサートで、ジブリが大好きだったんです。歌を歌いたいという気持ちがある一方で絵を描くことも好きで、小学4年生くらいのときは宮崎駿監督の弟子になることを将来の夢に掲げてました(笑)。

ギターを始めたきっかけはYUI

金澤ダイスケ

金澤 幼い頃からアート寄りの思考があったのだと思いますが、歌を歌い始めた経緯は?

みき うーん、なんだろうな……やっぱり初めて友達とカラオケに行ったときのことが大きかったですかね。家族以外の人の前で初めて歌を披露して、「えっ、うまいじゃん!」と言われて。

金澤 「うまいじゃん」と言われるとその気になりますよね。僕も学校の文化祭でバンドをやったときに、みんながワーワー言ってくれたことがうれしかったです。ギターを始めたきっかけは?

みき 実は家にもともとアコースティックギターがあったんです。お父さんがときどき弾いてたんですが、子供にもわかるくらいすっごい下手くそで(笑)。それでギターにはあまりいいイメージがなかったんですけど、あるときお母さんがYUIさんの存在を教えてくれて、「ギターってめっちゃカッコいいな」と思ったんです。

金澤 最初に弾いた曲がなんだったか覚えてます?

みき 阿部真央さんの曲だったと思います。私、阿部真央さんもすごく好きで、この間日本武道館のライブでついにお会いできたんですよ!

金澤 そのときに自分の思いを伝えて?

みき はい。うれしすぎて何を言ったかは覚えてないんですけど。阿部真央さんのライブには一番よく行ってますね。

左から金澤ダイスケ、みきなつみ。

金澤 今度は同じステージ上で会えるといいですね。ギターを始めたあと、曲はどのように作っていったんですか? 高校2年生のときに音楽コンテストの「未確認フェス」に出ているので、それに向けて自分で曲を書く必要があったと思うのですが。

みき そのときにギターで曲を作り始めたんですけど、締切までに1コーラス分しかできてなくて。なんとか作り上げて送ったのが始まりですね。

金澤 そこからとんとん拍子に進んでいって。でも今まだ21歳だから、高校生のときの出来事と言っても、ついこの間のことですよね。

みき いやいやいや! 19歳のときまではそう思ってたんですけど、20歳になってから感覚が変わってきましたね。