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竹内アンナ×mabanua│あらゆる可能性を秘めた次世代シンガーソングライター

4人のキュレーターがそれぞれ話を聞きたい次世代アーティストとトークを交わす「Coming Next Artists」シーズン2の対談企画。第4回ではキュレーターのmabanuaが女子大生シンガーソングライターの竹内アンナとの対談を希望し、彼女のバックグラウンドや1月23日にリリースされた新作CD「at TWO」について迫った。

取材・文 / 近藤隼人 撮影 / 後藤壮太郎

Coming Next Artists シーズン2

竹内アンナ(タケウチアンナ)
竹内アンナ
アメリカ・ロサンゼルス生まれ、京都在住の現役女子大生シンガーソングライター。幼少より親の影響で1970~80年代の音楽に触れ、中学1年生のときにギターを始める。 スラッピングを取り入れたプレイスタイルと透明感のある歌声が話題になり、2018年3月にアメリカの大型フェス「SXSW 2018」に出演。その後、全米7都市を回る「Japan Nite US tour 2018」に参加した。同年8月にテイチクエンタテインメントより4曲入りCD「at ONE」でメジャーデビューし、 2019年1月に2枚目のメジャー作品「at TWO」をリリースした。

ありそうでなかった音楽性

──今回、mabanuaさんは竹内さんのどういうところに引っかかって対談してみたいと思ったんですか?

mabanua 曲を聴いて、いろんな要素が混ざっているような気がしたんです。生まれがアメリカなんですよね?

竹内アンナ はい。でも5歳までしか住んでなかったので、そのときのことは何も覚えてないんです(笑)。

mabanua 洋楽っぽさもあれば日本のシティポップみたいな雰囲気もあって、そのミックス具合がすごく面白いなと。洋楽しか聴かない人も洋楽をよく知らない人も両方聴ける、ありそうでなかった音楽性だと思います。

竹内 ありがとうございます。

mabanua 歌より先にギターを始めたんですか?

竹内アンナ

竹内 はい。そもそも最初は歌う気は全然なかったんです。周りの人に「歌ってみたら?」と勧められたのがきっかけで歌うようになって、ライブハウスのステージに立つようになりました。それに伴い、作詞作曲もするようになって。

mabanua 昨年8月にリリースされたデビュー作「at ONE」には、そのときに作った曲も入っているんですか?

竹内 1曲目の「Ordinary days」は最初の頃に作った曲で、中学校3年生で初めてライブハウスに立ったときに歌った曲だと思います。それを昨年のアメリカツアーの途中にロサンゼルスでレコーディングしました。

mabanua そうなんだ! どうでしたか? 海外でレコーディングするのは。

竹内 空気感が全然違うなと思いました。ミュージシャンの方のラフな感じとか。集合時間にスタジオに行ってもなかなかレコーディングが始まらないし、準備しながらみんなしゃべってるし、録音するまではすごいユルかったんですよ(笑)。でもそのユルさとミュージシャンとしてのギャップが楽しくて、いざレコーディングが始まると、いいテイクがサクサク録れました。

アメリカでの観客の反応がいい刺激になった

mabanua 昨年はアメリカのフェス「SXSW」にも出ていますが、何か理由があって海外で活動を行ったんですか?

竹内 5歳まで海外に住んだあと京都に来たんですけど、もしアメリカに帰るなら音楽の仕事で行きたいなと思ってたんです。そんな中、たくさんの方のご尽力で素敵なチャンスをいただきました。

mabanua なるほど。「SXSW」って若手アーティストが身銭を切ってでも行きたがるイベントですよね。

竹内 音楽だけでなく教育やテクノロジーとか、いろんな要素が合わさっていて、すごく刺激的なイベントでした。

mabanua

mabanua 日本人アーティストが集まるJapanテントみたいものがあるの?

竹内 私は「Japan Night」に出演させていただきました。でも当然お客さんは全員外国人の方なので、会場の盛り上がりが全然予想できなくて。いざライブをやってみるとお客さんの反応がすごくはっきりしていて、いいものには全力で声を返してくれるし、ピンと来なかったらホントに微妙な顔をするんです。でも、それがいい刺激になりました。

──mabanuaさんも海外でライブをやるときに、日本の観客との反応の差を感じることはありますか?

mabanua 竹内さんと同じかもしれないですね。お客さんがワーッと来るときもあれば、早々に散っていくときもあるっていう(笑)。フランスのイベントに出たときは、夜だと酔っ払ってる人たちが集まってくるけど、午前中は家族連れしかいなくて人が集まってなかったりして。時間帯や演奏する曲によって反応が変わってくるんだと思います。海外は踊りたいお客さんが多いから、バラードはあまりピンとこないのかもしれないし。

竹内 確かに。そうかもしれないですね。