1、2年では作れない説得力がある
──V字回復していることをチャートやCDの売上枚数の数字以外でも実感していますか?
ミク イベントに来てくれる人の数が明らかに増えました。握手会に新規の方も多く来てくれて。
LUNA お客さんの半分くらいが新規の方のときもあるよね。
KANA 7年間やってきて初めての光景ですね。Chu-Zは今見てもらうべきグループなんだという自信につながったし、もっといろんな人に私たちを見てもらいたいです。
──なぜV字回復を達成することができたんだと思いますか?
双葉 いつも応援してくださるファンの方がイベントに知り合いの方を連れて来てくれて、私たちに力を貸してくれていることが大きいと思います。
KANA 私はこの夏に結果を出してきたことがオリコンの順位にもつながったのかなと感じています。「アイドル横丁夏まつり!!」「SEKIGAHARA IDOL WARS」「@JAM EXPO」といったフェスに出たことで多くの人に知ってもらえたのかなって。でも、まだ「TOKYO IDOL FESTIVAL」のステージには立ったことがないので、来年こそはと思っています。
──レコード会社の移籍やメンバーの入れ替わりなど、かなり紆余曲折があった6年間だったと思いますが、モチベーションはどうやって保ってきたんですか?
ミク スタッフさんも含め、私たちホントに仲がいいんですよ。家族みたいに。(目に涙を浮かべながら)あっ、泣きそうになってきちゃった……。
LUNA じゃあ、代わりに私が話しますね!(笑) 私たち、メンバーやスタッフさんと家族以上にずっと一緒にいるんですよ。普通だったら1人になりたいときもあると思うんですけど、ちょっと落ち込んでいてもメンバーがアホなことで笑っているのを見たら励まされるんです。お互いに顔を見たら落ち込んでいるのかどうかすぐにわかるし、メンバー間のバランスがすごくいいよね。
KAEDE 誰かがへこんでいるときはほかのメンバーが引っ張って。
LUNA あとファンの方を見ると充電されますね。
KAEDE 特にワンマンライブや生誕祭の会場の景色を見るとやっててよかったって思います。お客さんとの一体感を味わえて。
──なるほど。今LUNAさんとKAEDEさんがおっしゃったことについて、ミクさんも同じ気持ちですか?
ミク はい(笑)。これを言いたかったです!
──メンバー同士で支え合いつつ、結成7年目を迎えた現在のChu-Zの強みはなんだと思います?
MAYU LUNAさんが曲を作っていることが1つの武器だと思います。メンバーが作った曲がシングル曲になるというのは、ほかのアイドルグループでは、なかなかないことだと思います。
LUNA ずっと一緒にいるからメンバーの気持ちが手に取るようにわかるんですよ。「未来カクレンボ」の曲に込めたメッセージも私個人の気持ちと言うよりは、今のChu-Zみんなの気持ちをもとにしていて。あと、濃い経験をしてきた人のほうが歌に説得力が出ると思っているので、若いアイドルよりもChu-Zの曲は聴いていて心に響くんじゃないかな。1、2年では作れないものと言うか。
ミク この7人体制になってから“PARTY ROCK”というコンセプトを掲げて活動していて今まで以上にライブに一体感が生まれているので、そこもChu-Zの強みになってきていると思います。
一瞬たりとも見逃さないでほしい
──そして11月4日にマイナビBLITZ赤坂でワンマンライブ「Chu-Z My Live 2018~マイナビBLITZ赤坂に停車Chu♡~」が開催されます。グループとしては2度目のBLITZワンマンになりますが、前回はどんなライブでしたか?
KAEDE 前回は6人から5人体制になったタイミングのワンマンで、「前のほうがよかった」って言われたくないという気持ちが表れた躍動感のあるライブだったと思います。一発目に当時の新曲の「1/4の胸の衝動」を披露したんですけど、Chu-Zの特に強い部分を見せるような曲で、出だしからメンバーの目力がすごくて(笑)。ファンの方もそれに応えて全力で盛り上げてくれて、ステージ上で鳥肌が立ちました。
LUNA ファンの方にも「俺らがいるから大丈夫!」という熱い思いがあったんだと思います。
双葉 私はその様子を映像で観たんですけど、画面から迫力が伝わってきました。
KAEDE MAYUはオーディションを受けていたタイミングで、2階からライブを観てたんだよね。
MAYU その日の午前中にオーディションを受けて、ライブのアンコールで結果が発表されたんです。ライブを観ていてすごいパワーを感じたのを覚えています。絶対にこのグループに入りたいと改めて感じました。なので、今回自分がBLITZのステージに立てることがすごくうれしいし、今の7人が最強であることを証明したいです。一瞬たりとも見逃さないでほしいです。
KANA 前回は満足できる動員ではなかったので、今回はもっとたくさんのお客さんを集めたいですね。2年前にChu-Zのファンだった方にも今の私たちを見てもらいたいし、最近ファンになった方や、好きなアイドルグループが解散しちゃって寂しい思いをしている人たちにも熱い思いを伝えたいです。
解散したグループから得たものをChu-Zが受け継ぐ
──萌さんは加入して4カ月ほどでマイナビBLITZ赤坂公演を迎えることになります。
KAEDE まだ4カ月しか経ってないんだ。
萌 すごく濃い夏を過ごしたので、もっと経っている気がするんですけどね。私はまだまだ未熟ですけど、お客さんに与えられるものって絶対にあると思っていて。自分にできることは全力でパフォーマンスすることのみですが、会場に来てくれる人を絶対に後悔させたくないです。
──先ほどKAEDEさんがおっしゃっていたように、「前回のほうがよかった」とは言われたくないですもんね。
KAEDE そうですね。毎回全力でやっているんですけど、常に最高を更新していきたいですね。当時よりも今の私たちのほうがパワーがあると思うので「前回のほうがよかった」とは言わせない自信があります。
──最後にマイナビBLITZ赤坂公演のその先、今後の活動のビジョンがあれば聞かせてください。グループの目標としてはずっと日本武道館公演の開催を掲げていますよね。
LUNA 日本武道館はまだまだ遠いですけど、私たちはここで終わる気はないので、BLITZよりさらに大きい会場でライブをやってどんどん上にいけたらと思っています。
──V字回復の勢いを止めたくないと。
LUNA そうですね。
KANA 私はもともとアイドルさんがすごく好きなので、チャオベラさん、PASSPO☆さん、ベビレさんの解散はすごく衝撃だったんですけど、皆さんのライブを観て得たものがたくさんあったので、それをChu-Zが受け継いで超えていきたいと思っています。ずっとずっとこの7人で突っ走っていきます。
- Chu-Z「パリロッ!」
- 2018年10月3日発売 / OTODAMA RECORDS
-
Type-A [CD]
1000円 / POCE-11130 -
Type-B [CD]
1000円 / POCE-11131 -
Type-C [CD]
1000円 / POCE-11132 -
Type-D [CD]
1000円 / POCE-11133 -
Type-E [CD]
1000円 / POCE-11134
- 収録曲
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Type-A
- パリロッ!
- 美炭酸ラバー
- I'm READY.
Type-B
- パリロッ!
- 美炭酸ラバー
- 並行世界のハロウ・グッドバイ
Type-C
- パリロッ!
- 美炭酸ラバー
- 1/4の胸の衝動
Type-D
- パリロッ!
- 美炭酸ラバー
- ボーダーライン
Type-E
- パリロッ!
- 美炭酸ラバー
- LOVE☆PARADE
- ライブ情報
Chu-Z My Live 2018~マイナビBLITZ赤坂に停車Chu♡~ -
- 2018年11月4日(日) 東京都 マイナビBLITZ赤坂
- Chu-Z(チューズ)
- 双葉、LUNA、KANA、ミク、KAEDE、MAYU、萌からなる7人組アイドルグループ。PaniCrewのYOHEYプロデュースのもと2012年に始動した。活動開始当初はキュートさを押し出したアイドルらしい楽曲が多かったが、2013年2月に発表した「Chu-Z My Life」を皮切りにアーティスト路線に軌道を変更。アイドルファンのみならず音楽ファンからも評価を得ている。2014年7月に日本コロムビアより1stアルバム「Chu-Z My Music」をリリースしてメジャーデビュー。同年10月にメジャー1stシングル「ボンバスティック!」を発表した。2016年7月に東京・赤坂BLITZ(現:マイナビBLITZ赤坂)でワンマンライブを開催し、11月にインペリアルレコードよりシングル「まだ君が好きで」をリリース。2018年10月にはOTODAMA RECORDS移籍後初のシングル「パリロッ!」を発売し、オリコン週間シングルランキング1位を獲得した。同年11月にはマイナビBLITZ赤坂でワンマンライブ「Chu-Z My Live 2018~マイナビBLITZ赤坂に停車Chu♡~」を行う。