“女性あるある”が詰まった曲

──本作が主題歌になっているドラマ「あなたには渡さない」はご覧になりましたか？（インタビューは第1話の放送直後に実施）

2人　観ました！

Crystal Kay　すごい……ですよね。ナレーションがヤバい（笑）。

chay　うん（笑）。1話にして展開も急ピッチな感じなんですよ。主人公の1人である通子（木村佳乃）の旦那さんはとんでもないことをしていて、普通だったら取り乱しちゃう精神状態なはずなのに、通子に意外と冷静な感じがあって。

Crystal Kay　そうだね。取り乱してないもんね。

chay　でも最後の最後に通子がパーンって思い切りビンタしてくれて、すごいスカッとしたんですよ。しかもその瞬間にこの曲が流れて。それが最高だなって思いました（笑）。

Crystal Kay　あははは（笑）。女性は絶対面白く観れるドラマだよね。

chay　そうだと思います。実際、すでに私の周りの女子の間では話題になってますし。

──女性への共感度が高いという意味では、楽曲もそうですよね。お二人が歌詞の中で特に共感できたところというと？

chay　全部がもう女性として引っかかりまくりな歌詞なんですけど（笑）。私は「清く正しく生きてきてこそ美しいと信じてきたのよ」のとこかな。恋愛に限らず、そうやってまじめに生きていたとしても、そのすべてが正解とは限らないって思うことが最近はよくあって。だからそこには共感しましたね。

Crystal Kay　私はその前のフレーズ。「欲しいものさえあきらめちゃ人生楽しめないでしょ」のところは本当にそうだよなって思った。時間は無限にあるわけじゃないから、欲しいものがあればわがままになってもいいんじゃないかなと思うんですよね。恋愛に限らず、すべてのことにおいて。

chay　あと「あんまり甘く見ないでね」というのは女性みんなが絶対に思っているはず！

Crystal Kay　あー、そこはいいよね、うん。歌ってると気持ちいいもん（笑）。

chay　友達の恋バナを聞いていると、男性に対して「バカにしないでよ！」って怒ってたりもするし。そういう意味ではほんとに女性あるあるが詰まった曲だと思うから、女性同士で楽しく歌うといいと思います。男性に向けて歌っても気持ちいいかもしれないですね（笑）。

chayがダンスに挑戦したミュージックビデオ

──男性としてちょっと居心地が悪くなってきましたので（笑）、最後にミュージックビデオのお話を聞かせてください。

chay　今回のMVの撮影はかなり大変でした。と言うのも、ダンシングせねばだったんですよ。Crystal Kayさんはいつも踊っていらっしゃいますけど、私はここまで本格的なものは初めて、しかも当日その場で振りを教えてもらうっていう。

Crystal Kay　あれはけっこう無茶振りだったよね（笑）。サビの振りが全部違ったり、情報量の多い本格的なダンスだったから、chayちゃんはよくがんばったなって思う。しかも時間があんまりなかったから「はい次！ はい次！」みたいな感じだったもんね。私もけっこうシビれた（笑）。

chay　途中で本当に泣きそうになりました。Crystal Kayさんの完璧なダンスをマネして踊ってるつもりが、気付けば阿波踊りみたいになってる瞬間もあったし（笑）。

Crystal Kay　あははは（笑）。いやでも上手でしたよ、本当に。

chay　ただ、今までは食わず嫌いみたいな感じでダンスを避けてましたけど、いざやってみると楽しかったんですよね。楽曲と同様に、今までのchayにはなかった素敵なMVになったのでよかったなと思います。撮影の翌日は全身筋肉痛でしたけど。歩くのもつらいほどの（笑）。

Crystal Kay　えー、マジで（笑）。でも本当にいい仕上がりになったよね。中には簡単な振りのところもあるので、ライブではそういうところをマネしながら踊ってもらっても楽しいと思いますよ。

※特集公開時より、一部発言を変更しました。