ナタリー PowerPush - カーネーション
無敵のビートアンセム誕生! 新生カーネーションが向かう栄光の道
ライブには毎回何があろうとも来い
──ポップでもあり、挑戦的でもある。そんな新生カーネーションの今後の活動予定は。
直枝 恐らく秋にアルバム出します。作業的には1回勢いが付けば悩むことはないと思ってるんで。ドバドバ曲は出てくるはず。
──今回は「ジェイソン」というリードトラックがあるので、全体的にはあの曲のような直感的なモードが反映されていくんですかね。
直枝 そうですね。その直感がどう出るか。あとはとにかく「ジェイソン」がどのように届いていくか反響が楽しみだね。いろいろなところでまず聴いてもらえる ようにPVも作ったし。どこかで何か爆発してほしいんだよな。長くバンドやってるとどこかのイメージだけで語られちゃったり見られちゃったりしがちだからね。新しいイメージで見られるために、今ここで露出していかなき ゃなとは思ってます。あとはファンにとってよだれが出そうなアイテムね。常に煽っていけるようなリリースをしたいですね。
──今年はアルバムも出ますし、いろいろな再発も予定されているんですよね。
直枝 そう。とにかく一周してきて今自分らに何ができるのか、それをやるとどういう成果が出るのか。そういうことをここ1年くらいで見渡してみたいですね。
──新しいカーネーションも加速していくし、リリースも増えるし、今年はファンにとって360度楽しめる年になりそうですね。
直枝 これからカーネーションがどういうふうに新しいモードになっていくかは、恐らく今からはまったく想像できない。そういうわからない状況を楽しんでもら いたいし、ライブもやるので「毎回何があろうとも来い」ってこと。
大田 やっぱりね、ショボいステージはやりたくないし。演奏だけ「素晴らしいね」とか言われてもつまんないじゃない。ライブでしか伝えられない僕らなりの動 きというか、熱いものがお客さんに伝わらないとね。
「ジェイソン」ビデオクリップ
コメント動画
CD収録曲
- ジェイソン
- Flange
- 恋するふたり
- ジェイソン(2002 legendary version) Live at SHIBUYA CLUB QUATTRO 2002.2.3
- ジェイソン(Short version)
カーネーション
1983年に前身バンド・耳鼻咽喉科のメンバーで直枝政広(当時は政太郎/Vo,G)を中心に結成。1984年にシングル「夜の煙突」(ナゴム)でデビューを飾る。現在のメンバーは直枝と1990年加入の大田譲(B,Vo)の2人。幾度かのメンバーチェンジを経て、数多くの名作を発表し続けている。緻密に作られた楽曲や演奏力抜群のアンサンブルはもちろん、直枝の人生の哀楽を鋭く綴った歌詞や、圧倒的な歌唱、レ コードジャンキーとしての博覧強記ぶりなどで、音楽シーンに大きな存在感を示している。2008年に結成25周年を迎え、2009年1月、1986年加入以来不動のドラマーだった矢部浩志が脱退。現メンバー、直枝政広(Vo,G)と大田譲(B)の2人にサポートドラマー中原由貴(タマコウォルズ)を迎え、約2年半ぶりの新録作品となるシングル「ジェイソン」をリリースした。