CANDY GO!GO!「The last of days」 PR

CANDY GO!GO!|狙うは全人類! ガールズロックユニットが結成10年目に賭ける思い

CANDY GO!GO!のニューシングル「The last of days」が12月10日にリリースされた。

2010年にアイドルユニットとして活動を開始し、ライブを重ねるにつれてアイドルとガールズロックをミックスした音楽スタイル“アイドロック”を確立していったCANDY GO!GO!。一方で2017年には“脱アイドル”を宣言、かつてバンドマンだったプロデューサー・OKBが手がけるクールなイメージを前面に押し出し、渋谷を活動の拠点とする“渋谷系ガールズロックユニット”へと路線を変更。PERSONZのメンバーで氷室京介のサポートギタリストとしても知られる本田毅を楽曲プロデューサーに迎えるなど、ロック色を強めた活動を展開してきた。彼女たちのニューシングル「The last of days」は、“最後の日”をテーマに掲げた表題曲をはじめ、1990年代のビジュアル系バンドの楽曲を彷彿とさせる「Let it rain」、“夢をつかむために行動すること”について英語詞で歌った「Find it !」、さわやかなメロディに失恋の悲しみを描いた歌詞を乗せた「Natalie」とバラエティ豊かな楽曲が収められている。

音楽ナタリーではシングル「The last of days」の発売を記念し、メンバーへのインタビューを実施。シングルの各楽曲について語ってもらったほか、来年結成10周年を迎えることを念頭に、これまでの活動を振り返ってもらった。

取材・文 / 真貝聡 撮影 / 須田卓馬

一生私のことを愛しながら手を振っててほしい

──ニューシングル「The last of days」ですが、表題曲の作詞はなぎさりんさんが担当されたんですね。

なぎさりん OKBさん(※CANDY GO!GO!プロデューサー兼、レーベル・ONEtoONE RECORDS社長)が作曲したんですけど、曲が届いた時点でタイトルも決まっていたんですよ。「The last of days」って訳すと「最後の日」になるので、私の解釈する“最後の日”が表現されています。人はいつ死ぬかわからないから、いつ死んでもいいと思えるくらい、後悔のない毎日を過ごそうと。その先で一緒に最後の日を迎えたいと思える人と出会えたらいいな、という内容になってます。私が作詞すると心が病んだ感じのテイストになるんですけど、この曲はポジティブで、ウエディングソングに使ってほしいんですよ。だけどメンバーからは「けっこう病んでるよね」と言われる(笑)。

──メンバーがそうであるように、リスナーの間でも人によって解釈がわかれそうですね。

なぎさ そうなんですよ! 最後の1行「もしアタシが先に永眠る キミの隣は誰もいないで…」はまさにいろんな解釈ができる部分じゃないかと。自分が看取られたあと、残された彼には幸せになってほしいと思うのは、誰しも同じじゃないですか。だけど「自分が死んだあと、彼の隣に別の女がいたらどうですか?」「彼には生涯1人でいてほしいですか?」って問いかけてます。

永瀬りか やっぱり病みソングですよね(笑)。全然ウエディングソングじゃないです。

なぎさりん

なぎさ 私、彼の隣には誰もいないでほしい派なんですよ。

──別のパートナーは作らないでもらいたいと。

なぎさ 一生私のことを愛しながら、空を見上げて手を振っててほしい。

永瀬 あははは、ヤバい。

なぎさ だって自分が最後に愛した人なんだから、亡くなっても空から彼を見ていたいじゃないですか。もし彼に別のパートナーができたら、相手の女を呪います。

──話をお聞きするに、なぎささんは束縛するタイプの人なんですね。

なぎさ 束縛しないフリを装って、めちゃくちゃ陰湿な束縛をします。日本人のO型に多いタイプです。

菜月アイル CANDYはO型の子が多いんだからやめて!(笑)

──なぎささんから見て、同じ匂いのする人はいます?

なぎさ 杉本さんです! あいつは悪い女ですよ!

杉本莉愛 私!?

なぎさ お客さんから見たら一番の正統派だと思われがちなんですよ。だけど……こいつがもっとも悪い女なんです。

磯野未来 確かに! ライブに参加してくれるバンドメンバーにも「りあちー(杉本)は魔性の女だよ」とか言われてます。

杉本 ええ!? 何もしてないですよ。

なぎさ 何もしてないのを装って仕掛けるタイプだよね。それを自分でもわかってる。

夏井さら あざとい!

なぎさ 「束縛してないよ」という空気は出してますけど、実は気を惹かせるトラップを仕掛けてますね。

杉本 そう言われると……ま、まあご想像にお任せします(笑)。

──あははは。話を戻しますけど、この曲のミュージックビデオを撮影したときのオフショットを見たら、なぎささんが全身タイツを着ていたので驚きました。

なぎさ 最近のCANDYは「Dahlia」や「Fake News」など、面白い要素を盛り込んだMVが多かったんですけど、今回はダンスシーンを中心にしつつ、CGも使ってみました。

磯野 確かに、CGが一番のポイントかもしれないですね。

永瀬 体は杉本(莉愛)さんだけど、顔だけほかのメンバーに入れ替わるんですよ。

──MVの振り付けは永瀬さんが担当されたんですよね。

永瀬 そうですね。ライブの振り付けは過去にも2回担当したことがあるんですけど、MVの振り付けは今回が初めてです。「The last of days」というタイトルなので、「last」のLのポーズを意識的に多く入れてます。あと、今回はOKBさんのこだわりが強くて「パラパラを入れてほしい」とか「ここはみんなで沈むような振り付けを取り入れてほしい」とか、そういう要望も盛り込みました。

河村隆一さんとかhydeさんみたいなボーカルで

──2曲目の「Let it rain」はV系っぽい歌モノですよね。

なぎさ 「Let it rain」は今までのCANDYにありそうでなかった曲なんです。OKBさんはBOØWYさんが好きだから、これまでさわやかな曲が多かったんですけど、今回はLUNA SEAさんとかL'Arc-en-Cielさんとか、ダークなほうにガッツリ振り切ってて。Aメロは河村隆一さん、hydeさんの歌い方を私なりに融合させてます。

磯野 レコーディングで「hydeさん強めに!」とか言ってたね(笑)。

なぎさ そういう意味では歌唱力を試される曲だなと思います。

夏井さら

磯野 この曲は私が作詞をしたんですけど、OKBさんから「これは雨って雰囲気の曲だね!」と言われたので、雨をキーワードにして考えました。基本的に雨って嫌なものじゃないですか。だから歌詞には、つらいことや嫌だと思うことを盛り込みつつ「それを乗り越えないと虹は見えないんだよ」というメッセージを込めてます。

──夏井さんは「Let it rain」についてどう感じましたか。

夏井 えーと、えっと……。

磯野 夏井は王道のアイドルソングが大好きだから、こういう暗い曲がダメなタイプなんですよ。

夏井 だから「Let it rain」はすごい苦手で(笑)。

磯野 暗い曲を披露しているときの夏井、だいたいヤバい顔をしてます。

夏井 私、この曲は歌なしで踊るだけなんですけど、どう感情を表現していいかわからないので無の表情で踊ってます。がんばって暗い曲に合う表情をしようとしているんですけど、「怒ってたでしょ?」ってよく言われます。

磯野 夏井は今20歳で最年少なので、まだ感情表現がね。

夏井 これからがんばっていきます(笑)。

実体験と妄想で歌詞作り

──今作はTYPE AとTYPE Bで、3曲目に収録されている楽曲が異なりますね。TYPE Aの3曲目は「Find it !」です。

菜月 この曲はバックバンドのベースを担当している、オハラシンタロウさんが作曲とアレンジをしてくださったんです。めちゃくちゃカッコよくて、もうヤッバいです!

磯野 今までは1990年代のロックっぽい曲が多かったんですけど、これは最近のバンドサウンドに近い。

菜月 一匹狼っぽい歌詞がいいかなと思って、英語が得意なスタッフさんと相談しながら作りました。世界はそんなに優しくないけど、自分で行動することで夢をつかむ糧になる。だからこそ、「とにかく自分から動いてみなさい!」という内容になってます。

──TYPE Bの3曲目は「Natalie」です。

永瀬りか

永瀬 これはOKBさんから先にタイトルを伝えられて、そこから歌詞を考えたんです。曲名を聞いたとき、私は音楽ナタリーさんとお笑いナタリーさんしか思い浮かばなくて(笑)。お世辞じゃなくて本当ですよ! で、意味を調べてみたら女性の名前がヒットしたので、それをヒントにしました。主人公の男性がナタリーという初恋の女性を思い出して叫んでいる曲なんです。失恋を描いた悲しい曲ではあるんですけど、メロディはさわやかで前向きなテイストに仕上がってます。

──歌詞を考えるとき、映画や本などから着想を得ることが多いですか? それとも実体験から膨らませますか?

永瀬 実体験+妄想という感じですかね。男性は女性に比べて、過去の恋愛に未練タラタラだとよく言いますよね? 「Natalie」はそこを踏まえつつ、私のことを好きになってくれた人もこの歌詞のように思ってくれたらいいな、という願望を含めて書きました。

──永瀬さんは恋愛でいうと上書き保存タイプですか? もしくは過去の男性を引きずりつつ、次の恋愛に臨みますか?

永瀬 人にもよるんですけど、思い出に残っている人は大事にしつつ、今をエンジョイするタイプです。

磯野 りかち(永瀬)はオードリーの春日俊彰さんが本当に大好きで、ガチ恋だったんですよ。でも最近結婚されたじゃないですか。それを引きずってます。

永瀬 ふふ(笑)、今でも大好き。

──ちなみに、春日さんのどこが好きですか?

永瀬 顔も筋肉も中身も全部好きです。私、俺についてこいタイプが好きなので……。脱線しちゃいましたけど、「Natalie」の解説は以上です(笑)。

──4曲の解説をお聞きしましたが、改めて今回のシングルはどんな1枚になりましたか?

なぎさ 今のCANDYのよさって、全員がボーカルを担当していることなんですよ。4曲ともリードボーカルを担当しているメンバーが違うので、この1枚の中だけでも、それぞれ違うグループの楽曲を聴いているような楽しみ方ができると思います。ぜひ2タイプとも買ってほしいです。