CANDY GO!GO!|狙うは全人類! ガールズロックユニットが結成10年目に賭ける思い

フワフワかと思ったら見事に化けました

──CANDY GO!GO!は来年で結成10周年を迎えますが、皆さんにとって特に印象的だった時期はいつでしょう?

宇野みずき 私は2019年の7月からメンバーと一緒にステージに立つようになったんですけど、その頃リーダーのりんさんが椎間板ヘルニアで不在だったから、とにかくグループ内が慌ただしくて。長年所属しているメンバーですら「歌をもっとがんばらなくちゃ」と言ってて、みんな必死でした。その様子を見て新メンバーだからと甘えず、ピンチをチャンスに変えるためにがんばろうって思いましたね。

菜月 今もまさにターニングポイントだよね。

宇野みずき

宇野 うん。私は最初候補生として加入したんですけど、正規メンバーになるためがんばって、昇格したらとにかくうれしいんだろうなと予想してたんです。でも実際に正規メンバーになったときは「ちゃんとしなくちゃ」という感情のほうが強くて。まったく気が抜けなくて、向上心の塊って感じが続いてます。

──先輩からしても、今の発言は頼もしいですね。

なぎさ もともと宇野はCANDYとよく競演していたグループにいたんですよ。その中でも一番適当な人だった。

宇野 ふふふ(笑)。

なぎさ で、彼女はグループを卒業したあとにCANDYのワンマンを観に来てくれたんです。私も入ってほしいと思っていたから、イチかバチか打診してみたら「やってみたい」と言ってくれて。最初は「フワフワなままだったらヤバいな。変わってくれるかな」と心配してたんですけど、見事に化けました。これからもっと化けると思います。

磯野 でも加入したての頃は超最悪で。CANDYって新人は自分たちで曲を覚えてくる決まりがあるんですよ。それで宇野に「覚えたので見てください」と言われて、いざ見せてもらったら歌詞はボロボロだし、曲の構成すら覚えてなくて。

宇野 問題児でした(笑)。

磯野 ウチらも「そんな状態じゃ、見れないから」と叱ったところからスタートしたんです。その時期に比べたらすごく成長しましたね。

──宇野さんと同じく、去年加入された夏井さんはどうですか。

夏井 今年の11月に名古屋でワンマンライブを行ったとき、りんさんが不在だったんです。そこでほかのメンバーがりんさんのパートを歌うことになったんですけど、それまで私はほとんど歌うパートがなかったし、下手だから人前で歌うのが嫌だったんですよ。だけどこのワンマンのおかげで「歌うのって楽しいんだな」と思えるようになりました。

──こういう世界に入る人はみんな「私の歌を聴いて!」という感じなのかなと思っていたんですけど、夏井さんは違うんですね。

夏井 むしろ最初、ボーカルはやりたくなかったです。みんなと一緒に歌うのはいいんですけど、ソロだと声が小さいとか音程が変とか、全部バレちゃうんですよ。下手だと思われることが怖かったんですけど、ちょっとずつ変わってきました。

──ちなみに最年少の夏井さんから見て、加入してギャップを感じた先輩メンバーはいますか。

夏井 アイアイ(菜月)さんです。CANDYに入ったときは金髪のロングで、本当に怖かったんですよ。「今まで関わったことのない人種だ!」と思って。

菜月 同じ日本人だわ!(笑)

夏井 目を合わせられなかったし、自分から話しかけることなんて絶対できなくて。怖い怖いと思いながら最初は過ごしてました(笑)。だけど実際はめっちゃ優しいし、全然お話しできる方でよかったです!

以前は中の下くらいだったんですよ

──2017年7月に加入された永瀬さんはいかがでしたか。

永瀬 私と杉本さんは同期なんですよ。だけど杉本さんのほうが正規メンバーに昇格するのが早くて。しかも結成8周年という節目のライブで発表されたからすごくつらかった。そこから「もっとがんばらなきゃ」と思ってチラシ配りをしたり、ダンスキャラとして自ら踊っている動画をTwitterに上げたりしたんです。その結果、1カ月後に私も正規メンバーに昇格できました。あのときが私のターニングポイントだったなと。

磯野 そんなこと初めて言ったね。永瀬は基本、自分のことをあんまりしゃべらないんですよ。

永瀬 あの時期は本当に大変でしたね。楽屋にいるときも、お客さんの前にいるときも、家にいても、ずっとつらかった。

──それでも踏ん張れたのはどうしてですか?

永瀬 やっぱり悔しかったのが大きいですね。それに「応援してるよ」と言ってくれるファンの方たちがいたので、がんばれました。

──なるほど。それでは杉本さんのターニングポイントはいつですか?

杉本莉愛

杉本 今ですね。さっきりんさんの歌うパートをみんなで割り振った話をしたけど、OKBさんのイメージ的に、りんさんと私の声色は真逆なんですよ。そういうこともあって最近はまったく歌割りがもらえていないんです。理由はわかっているんですけど、同期のりかちだけでなく、後輩もいっぱいパートをもらえているのが悔しくて。だからこそ、みんなと違うところを武器にしたいです。お客さんにとって私はまだかわいいイメージが強いと思うので、もっとカッコいい姿を見せたい。向上心が燃えています。

なぎさ 当初ステージパフォーマンスはかわいい系がぴったりだと思っていたんですけど、最近はカッコいいスタイルがめちゃめちゃ似合いますね。

──先輩メンバーから見て、杉本さんの成長はどう映っていますか。

なぎさ メイクがめっちゃできるようになりました。

杉本 はははは。確かに、以前は眉毛がなかったですよね。

なぎさ 今めっちゃかわいいじゃないですか? だけど加入したときはなんというか……中の下って感じだったんですよ。杉本は最初メイクがちゃんとできていなかったので「人前に出るんだったら肌のケアも大事だし、メイクもちゃんとしなさい」ってアドバイスしました。しかも自撮りも下手だったから「人に撮ってもらいなさい」と言ったのを覚えています。その頃に比べたらだいぶ垢抜けましたね。