何気ない日常が一番素敵だったりするんだよ
──では次に、全形態のカップリングに入っている「up to you」について教えてもらえますか?
ユーキ 夏っぽい曲ですよね。ドライブに合いそう!
タカシ この曲は歌詞を見てもらえたらと思うんですけど、「何気ない日常が一番素敵だったりするんだよ」っていうことを伝えている曲なんです。そんなメッセージをソカのサウンドに乗せつつ、メンバーのにぎやかな声が入りつつっていう、さわやかな歌ですね。
──皆さん、最近ありました? 日常でさりげない幸せを感じるようなこと。
リョウガ はっはっはっはっは!
リョウガ以外全員 ん!?(リョウガのほうを向く)
リョウガ あるハズないでしょう!
一同 あはははは!(笑)
ユーキ そこは、あってほしいよ!(笑)
タカシ 僕は日々思うことがあるんですけど、仕事終わりのごはんがめっちゃおいしい!
ユースケ ああー、わかるわかるわかる! 僕はカレーの日が特にヤバい!
リョウガ 最近だと、何がおいしかった?
タカシ 釜飯かなあ。「何気ない日々を過ごすのが大事なんだな」って、まさに「up to you」の歌詞みたいなことを思いましたね。
ユーキ この曲はまだ振りが付いていないので、そこを含めてこれから。楽しみにしていてほしい感じですね!
成長を見せたかったから
──では、通常盤収録の「Fashion」についてはいかがですか?
タカシ すごく簡単に言うと、僕は新しい自分……「タカシじゃないタカシ」を目指して歌いました。“末っ子担当”や“バックボーカル”と、僕に対するイメージって皆さんそれぞれあると思うんですけど、自分自身は進歩していきたい思いがあって。いろんな姿を皆さんに見せて、ワクワクドキドキさせたいんです。この曲の歌には、そんな気持ちが入っています。また新たな挑戦という感じです。
ユーキ なんか色気たっぷりでねえ。「タカシくんどうしたの?」ってくらい。僕は、彼の俳優業での経験も身になってるのかな?って、この曲に限らずですけど、思ったりしましたね。
タカシ うれしい!
リョウガ あと「Fashion」はタクヤが大好きだよね。ずっと聴いてるし、ずっと口ずさんでる。
タクヤ そうだね。
ユースケ タクヤからユーキに「ダンスをこうしてほしい」みたいなLINEが来たんでしょ?
ユーキ そう。振り付けを先生に頼むときは、毎回自分の意見をスタッフさんに伝えているんです。「こういうイメージで、この先生にお願いしたいです」ってことを僕が言うんですけど……。
タクヤ この曲のよさを壊したくなかったので、ユーキには「とにかくオシャレに、かつ感情を込めて踊りたい」と伝えたんです。メンバー全員が大人になって、「こんな曲もできるようになったんだよ」と成長を見せたかったから。
ユーキ そうやってLINEが来て、自分が考えてたビジョンと変わらなかったから安心したんですよ。この曲を聴いたとき、僕も「ダサい感じではないな」と思ったから。文字から熱をすごく感じましたね(笑)。
──なるほど。その2人のやりとりから、ユーキさんは具体的にどんなダンスのイメージを考えたんですか?
ユーキ カッコよくするのはもちろんなんですけど、すごく感情的に踊りたいなと思っていて。なんて言うんだろう、単調にならないように、激しく踊る場面があってもいい。この曲は歌詞を見ても1文字1文字、音を取るポイントがたくさんあるんです。なのでそれをフルに生かして、100の曲がパフォーマンスで200に見えるような、色鮮やかな振り付けができたらなと思っています。
もっともっと「6人」としての個性を出したい
──FC盤収録の「超越マイウェイ」はすごくライブ映えしそうなアップチューンです。
ユーキ いっとけハイウェイー♪
タカシ ……みたいな感じでみんな歌ってくれるんじゃないかなって思いますし(笑)、幅広い世代の方に楽しんでもらえる曲だと思ってます。僕的に、この曲は1980年代のアニメのテーマ曲みたいなイメージなんです。レトロポップっぽくて、僕も大好きなんです。
──テンション高めのボーカルですが、こういったハイテンションな曲を歌うとき、タカシさんはどんなふうに気持ちを持って行くんですか?
タカシ ライブのときと同じ気持ちを持つようにしてます。いかにライブのイメージを目の前のマイクにぶつけられるかっていうことを一番大事にしていて。だから、本番直前のドキドキやワクワク感を思い出すように。「もっと伝われ、もっと伝われ!」って気持ちを込めながら歌う感じですね。
──で、この曲もそうですが、今回はダンサーの声が入っている曲がほとんどですね。
ユースケ そうですね。「Fashion」以外は全部入ってる。
──存在感もすごくありますし、そういった表現が意図してのことなのかな?というところが気になったんです。
ユーキ 意識的に増えた、というのはあると思います。もっともっと“6人”としての個性を出したいと言うか。ボーカルはタカシ1人、ダンサーは5人という形でやっていく中で、より鮮やかに耳元で“6人”を感じてもらえるように……だから、そういう意図は絶対あったと思う。あとは、僕たちの声が入ると一層ライブ映えする曲になりますよね。
──ステージ上で6人が盛り上げている様子がイメージできます。
カイ いいと思う。普段から僕たちダンサーの声も入っている音を聴いてもらえたら、そのライブ感で現実逃避だってできるじゃないですか。仕事とか学校とかいつもがんばってる人は特にね。この曲の“浮世感”を感じて、リフレッシュしてほしいです。
──ちなみに、ダンサーのメンバーのレコーディングって、どんな感じで進むんですか?
カイ もう慣れたものですよ。まず普通に録って、次にちょっと変わったパターンで録るっていうのがいつものパターンです。
タカシ レコーディングスタジオに通うの、慣れてきてるな。
リョウガ メイン“ガヤ”ダンサーとしてね(笑)。ただ……ユーキの声がよくひっくり返るんですよねえ。
ユーキ ひっくり返るし噛むし……そういうところで私は毎回足を引っ張ってしまうんですけど(笑)。
カイ だいたい隣にリョウガがいて教えてあげるんだけど、何回やっても全然つかめないから「どういうこと!」って怒ってる(笑)。
リョウガ いや、そうするとなぜかユーキに怒り返されるんですよ(笑)。
ユーキ 「もう、わかんないって!」って言ってね(笑)。
リョウガ 「わかんないって、教えてよ!」って怒られるんですけど、「いや、教えてるでしょ!?」って(笑)。ワイワイやってますよ。
タカシ 「超越マイウェイ」ではダンサーが2組に分かれて声を入れてて、すごく面白かったですよ。「上々!」「超上!」の合いの手とか、すごくそれぞれの色が出てる。ふざけて言う人もいれば、太めの声を出す人もいて……よく聴いてみると、楽しいかもしれないです。
──では、ダンスについてはどうですか?
カイ この曲はkazuki(s**t kingz)さんにお願いしたんです。
ユーキ 超ひさしぶり!
カイ これまでkazukiさんがコレオを担当してくださった曲って「スターダスト LOVE TRAIN」「Time Wave」「STYLE」のスタンドマイクバージョンと、頭からつま先まで全部カッコいい!みたいな振り付けだったんですけど、そんなダンスをどこかダサさのある「超越マイウェイ」に付けてもらったらどんなふうになるんだろう?という、リョウガの提案が採用されて。
リョウガ 「逆にkazukiさん、どう?」なんて言ってみたら、みんなが「いいじゃん!」となって(笑)。曲だけ聴いてると「ダサそう」とか「ワイワイガヤガヤ系のパフォーマンスになるのかな?」と思うハズなんですけど、そうはならないよっていうね。
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ほかのメンバーの歌詞とリンクしててすごくうれしかった
- 超特急「Jesus」
- 2018年8月8日発売 / SDR
-
通常盤 [CD]
1200円 / ZXRC-1156 -
FC盤 [CD]
1200円 / ZXRC-1157 -
“超”超フェス盤 [CD]
1200円 / ZXRC-1158
- 通常盤収録曲
-
- Jesus
- up to you
- Fashion
- FC盤収録曲
-
- Jesus
- up to you
- 超越マイウェイ
- “超”超フェス盤収録曲
-
- Jesus
- up to you
- SAIKOU KOUSHIN
- ライブ情報
HMV presents BULLET TRAIN 6th Anniversary Special「“超”超フェス」 -
- “超”夏祭り Day1 2018年8月8日(水) 東京都 東京国際フォーラム ホールA 出演者 超特急 / コロッケ / PUFFY / DAIGO(BREAKERZ)
- “超”夏祭り Day2 2018年8月9日(木) 東京都 東京国際フォーラム ホールA 出演者 超特急 / FLYING KIDS / ベリーグッドマン / DJ和
- BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH
-
- 2018年12月7日(金) 埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
- 2018年12月26日(水) 大阪府 大阪城ホール
- 2018年12月27日(木) 大阪府 大阪城ホール
- 超特急(チョウトッキュウ)
- 6人組の“メインダンサー&バックボーカルグループ”。カイ(2号車 / メインダンサー / 神秘担当)、リョウガ(3号車 / メインダンサー / ガリガリ担当)、タクヤ(4号車 / メインダンサー / 筋肉担当)、ユーキ(5号車 / メインダンサー / ドジっ子担当)、ユースケ(6号車 / メインダンサー / 元気担当)、タカシ(7号車 / バックボーカル / 末っ子担当)で構成されている。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビュー。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施する。同年12月に1stフルアルバム「RING」を発表。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」をリリースし、インドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演して海外“開通”を果たす。さらに12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年10月に2ndアルバム「Dramatic Seven」をリリース。2017年4月にはデビュー5周年を記念したシングル「超ネバギバDANCE」を発売し、同作で自身初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得した。同年12月から2018年1月にかけ東名阪アリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」を開催し、その後超特急は6人の新体制に。4月には新体制初のシングル「a kind of love」を、8月8日にシングル「Jesus」を発表。12月には埼玉・さいたまスーパーアリーナでの初ワンマンを含む東西アリーナツアー「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH」の開催が控えている。