「BTS on dTV」特集|寝ても覚めてもBTS三昧!「BTS on dTV」で19タイトル続々配信

希望に満ちた歌詞とキャッチーなディスコポップサウンドで、コロナ禍の2020年夏を明るく照らした「Dynamite」が「第63回グラミー賞」にて最優秀ポップデュオ / グループ・パフォーマンス賞にノミネートされ、韓国人アーティストとして初めてグラミー賞のステージで単独パフォーマンスを披露するなど、今やグローバルスーパースターとなったBTS。映像配信サービス・dTVでは、彼らが本格的な世界進出を果たした2017年のワールドツアー「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR」や翌2018年に行った「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF'」の映像などを皮切りに、3月から6月にかけて順次関連作品全19タイトルが「BTS on dTV」と題して配信される。

音楽ナタリーの特集では、「BTS on dTV」で配信されるBTS関連作品のラインナップを見どころと合わせて紹介。7人の魅力をオンとオフの両側面から楽しめるこの機会をARMY(BTSファンの呼称)はお見逃しなく。

文・構成 / 清本千尋

BTS on dTVとは?

月額550円(税込)で国内外の映画やドラマ、アニメ、音楽ライブなどを楽しめる映像配信サービス・dTVと韓国の人気アーティスト・BTSがコラボレート。3月から6月にかけて「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR」「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF'」といったワールドツアーの映像や、世界に挑む7人を追ったドキュメンタリーシリーズ「BRING THE SOUL」「BREAK THE SILENCE」などが配信される。またBTSのニュージーランド旅行の様子を収めた旅バラエティ「BON VOYAGE」や、飛躍の年となった2020年の7人の“日常と休暇の間”を収めた最新リアリティ番組「In the SOOP BTS ver.」もお届け。

SVOD(定額制動画配信)サービスでBTSの作品が取り扱われるのはこれが初めて。dTVはスマートフォンやPC、タブレットはもちろん、テレビでの視聴にも対応しており、ネット環境さえあれば、おうちでのリラックスタイムや通勤中、学校や職場の休憩時間など、シーンを問わず好きなタイミングで好きなだけBTSの作品を楽しむことができる。それぞれの生活スタイルに合わせてdTVでBTS三昧な日々を送ってほしい。

3月配信作品

2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR

2014年10月にソウル・AX-Koreaで行われた初の単独公演を皮切りに始まった3部作のライブシリーズ「LIVE TRILOGY」。このラストツアーとして開催されたのが「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR」だ。「BTS on dTV」では2017年2月から12月まで19都市40公演におよんだ「THE WINGS TOUR」のうち、ツアーの開幕を告げたソウル高尺スカイドーム公演、埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演、自身初のドーム公演となった大阪・京セラドーム大阪公演、ファイナルのソウル高尺スカイドーム公演の模様が配信される。

このツアーでは大規模プロジェクト「花様年華」の中で発表された「I NEED U」をはじめとする大衆音楽に新機軸を打ち出した楽曲の数々や、ツアータイトルに掲げた2016年10月発売のアルバム「WINGS」の収録曲が多数披露された。本ツアーでお披露目となった、7人それぞれの個性を感じられるソロステージも見逃せない。

BTSはこのツアーの期間中に「DNA」や「MIC Drop」といった代表曲の数々をリリースし、さらにはこれらを含むアルバム「LOVE YOURSELF 承 'Her'」も発表。「THE WINGS TOUR」中には音楽賞「アメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)」やアメリカの人気番組にも多数出演、5月には「2017 ビルボード・ミュージック・アワード」の授賞式にも出席し、トップソーシャルアーティスト賞を受賞するなどプロモーション活動も多数行った。

ツアーファイナルのソウル・高尺スカイドーム公演は、グループにとって大きな変化を迎えた2017年、そして7人が世界中から愛されるグループになるまでの歩みを感じられる内容に。ツアーを経て磨き上げられたソロステージに加え、RM、SUGA、J-HOPEのラップライン、JIN、JIMIN、V、JUNG KOOKによるボーカルラインのステージも披露された。アンコールではデビューアルバムの隠しトラック「Path」やデビュー1カ月のタイミングで公開された、歌詞に当時の思いを込めた楽曲「Born Singer」といった初期ナンバーの数々も届けられた。またアンコールでは会場中のARMYが「우리 함께라면 사막도 바다가 돼」(私たちが一緒なら砂漠も海になる)と書かれたペーパースローガンを掲げ、BTSにエールを送るシーンも。このサプライズを受けて7人が語った、3年半にわたる「LIVE TRILOGY」の長い旅路をともに歩んできたARMYたちへ感謝の言葉は涙なしには見られない。

「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR IN JAPAN ~SPECIAL EDITION~」の様子。©Big Hit Entertainment

BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF'

2018年8月から2019年4月にかけて全世界20都市で行われ42公演で104万人を動員したワールドツアー「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF'」からは、ソウル・オリンピックスタジアム公演、東京・東京ドーム公演、ロンドンO2アリーナ公演、福岡・福岡ヤフオク!ドーム(現:PayPayドーム)公演を配信。2017年9月に始まった「LOVE YOURSELF」シリーズを締めくくるコンセプトアルバム「LOVE YOURSELF 結 'Answer'」を携えたこのツアーは、7人が長年ステージに立つことを夢見てきたソウルオリンピックスタジアムで幕を開ける。セットリストにはアルバムリード曲の「IDOL」をはじめ、「RUN」や「FAKE LOVE」といった人気曲の数々が並び、スタジアム公演では野外ライブならではのウォーターキャノンや花火を用いたド派手な演出も見どころの1つだ。

「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF' ~JAPAN EDITION~ at 福岡ヤフオク!ドーム」公演の様子。©Big Hit Entertainment

「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF'」で、念願だったヨーロッパツアーも実現させたBTS。ロンドンO2アリーナ公演はそのヨーロッパツアーの幕開け公演にあたる。7人は熱量の高いパフォーマンスを繰り広げ、アンコールでは目標に掲げていたヨーロッパツアーという夢を叶えた喜びを、彼らと生で会える日を待ちわびていたARMYたちと分かち合った。

2014年の日本デビューから4年が経ち、日本語楽曲も増えた中で行われた日本国内でのドームツアーにも見どころがたくさん。彼らのチャーミングさがにじむ方言を取り入れたユーモアあふれるMCや、ARMYからのシンガロングとARMY BOMB(ペンライト)の紫色の光に包まれた7人の万感の表情も必見だ。

「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF' ~JAPAN EDITION~ at 福岡ヤフオク!ドーム」公演の様子。©Big Hit Entertainment

BON VOYAGE Season 4

「BON VOYAGE Season 4」ビジュアル

「BON VOYAGE」は、ステージを離れたBTSが世界を旅するリアリティ番組。シーズン1の北欧、シーズン2のハワイ、シーズン3のマルタに続き、2019年公開のシーズン4では冬のニュージーランドの南島を訪れた。デビュー以来だという1カ月にわたる休暇を経て始まったニュージーランドへの旅は、ひさびさの再会を喜ぶメンバーたちの姿が印象的。飛行機を乗り継ぎ、ニュージーランドに到着したBTSはメンバー自らが運転する車に乗って旅をする。

7人は満天の星空や雪に覆われた山々など、ニュージーランドの美しく広大な自然に感激。そんな大自然の中で、深さ160mの谷で行う世界最大のブランコ“ネヴィス・スイング”や釣り、雪遊び、乗馬、サイクリングなどさまざまなアウトドアアクティビティを満喫した。メンバーの食事シーンも「BON VOYAGE」シリーズの見どころの1つ。宿やキャンプで“SUGAシェフ”が作る韓国料理は母国の味が恋しいメンバーたちの胃袋を満たした。また湖で釣ったサーモンを刺身にするJINとJUNG KOOKの包丁さばきにも注目したい。7人の友情がより一層深まったニュージーランド旅行記をご堪能あれ。


2021年4月16日更新