コップを置く音でさえよく鳴る、それがビルボードライブ
──4月11日にはビルボードライブ東京で「『GOODTIMES』JAPAN TOUR at Billboard Live TOKYO」が開催されます。BLU-SWINGとしては昨年の公演に続き2回目の登場となりますが、皆さんにとってビルボードライブはどんな会場ですか?
中村 憧れのアーティストを観てきた会場ですからね。チャカ・カーンをメンバーと一緒に観に行ったり。
田中 そうそう。マリーナ・ショウも観たよね。
蓮池 しかもフルバンド編成で。チャック・レイニーが弾いてる!って感動しました。
宮本 みんなが言ってるように、スペシャルな会場ですよね。僕も何度もいろんなミュージシャンを観ましたけど、会場の規模的に何をやっているのかがわかるのもすごくいいんですよ。演奏もそうだし、ミュージシャン同士の呼吸まで伝わってくる。やる側としてはかなり緊張感がありますけど。
──ずっとギターの手元に注目しているお客さんがいるとか?
小島 いらっしゃいますね(笑)。僕もビルボードライブで憧れのミュージシャンを何度も観ていて。今年もあのステージで演奏できるのは本当にうれしいです。
蓮池 ミュージシャンとして、ワンランク上がったのかな?って勘違いしそうになります(笑)。
中村 前回の公演のときは、我々の前の日が矢野顕子さん(三味線奏者・上妻宏光とのユニット「やのとあがつま」での出演)だったんですよ。後ろの公演は海外の有名なアーティストで……。
──カマシ・ワシントンですね。
中村 すごい方々に挟まれてる!と思ったのを覚えてます。
田中 それくらいすごい会場だということですよね。ビルボードライブ公演の機会をまたいただけたのは、光栄極まりなくて。お客様にも納得してもらえるステージにしたいです。
──4月11日のビルボードライブ東京公演は、「GOODTIMES」を引っさげた日本ツアーの一環として行われます。どんなステージにしたいと思っていますか?
中村 先ほどメンバーからも話がありましたけど、ビルボードライブは1つひとつの音まで繊細に聴き取れる会場だと思うんですよ。それこそ飲み物を置くときのコップの音まで聞こえるので、細かいところまでしっかり作り込んでみたい。そういう表現ができるのがビルボードライブじゃないかなと。
小島 自分はいつもと変わらない気持ちでやりたいですね。かなり緊張すると思うからこそ、自然体を意識したいなと。
田中 今、ちょうどセットリストを作っている最中なんですよ。もちろんアルバムの楽曲もお届けしたいですし、定番曲も聴いていただきたくて。はじめましての方も、何度も来てくださってる方もいらっしゃると思うので、皆さんに楽しんでほしくて、いろいろ考えているところです。あとはやっぱり生音の響きですね。海外のツアーでは同期の音も使っていたんですけど、今回はメンバーの音のみでお届けします。セッション感やアドリブも取り入れて、原曲の構成通りではない部分も聴いていただけたらなと。メンバー同士のムチャぶりもあると思います(笑)。
宮本 BLU-SWINGはサウンドの幅が広くて。ジャズはもちろん、クラブジャズからシティポップまで幅広くて、ドラムのサウンドもかなり広いんです。昨年のビルボードライブ公演はシティポップ寄りのドラムセットを持っていったんですけど、今回はジャズに寄せてみようかなと。なので前回のライブに来られた方も、また違った感覚で楽しんでいただけると思います。
蓮池 今回のビルボードライブ公演は、「GOODTIMES」のジャパンツアーの皮切りになります。ツアーの初日は緊張するものですけど、できるだけクールに、リラックスした状態で臨みたいです。
気持ちよければ寝てもいいよ
──日本のファンの方にとっては待望の「GOODTIMES」ツアーになりますね。ライブを楽しみにしている皆さんに伝えたいことは?
田中 自由に楽しんでほしいです。そのときの気分でじっくり聴いてくださってもいいし、盛り上がってもいいし、気持ちよければ寝てくださってもいい(笑)。特にビルボードライブではお食事もできるし、いろんな楽しみ方ができると思うんですよ。大切な人と一緒でもいいし、もちろんお一人様にも気軽に来てほしい。それぞれの“GOODTIMES”を過ごしていただけるように準備したいと思っています。
──楽しみです! 今も制作は続いているんですか?
中村 曲作りは常にやっています。今年もアルバムを出せるくらいの曲数はあるんですけど、ちょっとインターバルを置きたくて。ペースが早すぎるとお客さんがついてこられないかもしれませんから(笑)。まずは「GOODTIMES」をしっかり届けたいです。曲を作るのは好きだから、つい制作を進めちゃうんですけどね。
田中 やっぱり我々はライブありきなんです。ライブをやると曲を作りたくなる。
中村 まさにフィードバックというか、「この場面でこういう曲が必要だよね」ということがあるんですよ。
田中 「ライブの3曲目にこのテンポの曲が欲しい。よし作ろう!」って。
中村 そうやって続いているんですよね、このバンドは。
公演情報
BLU-SWING「GOODTIMES」JAPAN TOUR at Billboard Live TOKYO
2026年4月11日(土)東京都 ビルボードライブ東京
[1st stage]OPEN 15:00 / START 16:00
[2nd stage]OPEN 18:00 / START 19:00
プロフィール
BLU-SWING(ブルースウィング)
2004年に結成された、ジャズを軸にしたクロスオーバーバンドで、メンバーは田中裕梨(Vo)、中村祐介(Key, Programming)、小島翔(G)、蓮池真治(B)、宮本“ブータン”知聡(Dr)の5人。2008年にアルバム「Revision」でメジャーデビューし、主要レコード店のクラブチャート1位、J-POPチャート3位を記録した。ジャズを基調に、シティポップやヒップホップなど多様なジャンルを融合した独自のサウンドで人気を博す。日本のみならず海外でのライブ活動も活発で、アジア各国でのジャパンフェスティバルに出演したほか、ロンドン・ロイヤル・オペラハウスのコンサートマスター、ヴァスコ・ヴァッシレフのバックバンドを務めるなどワールドワイドに活躍している。2023年に「Spectre」、2024年に「Panorama」と題したアルバムをリリース。2025年8月に通算7枚目のアルバム「GOODTIMES」を発表し、同年9月からアジアツアーを行った。2026年4月11日に東京・ビルボードライブ東京で「GOODTIMES」リリースツアーの日本公演を行う。





