今のご時世に一番必要な曲
──「エールデリバリー」についてはいかがですか?
春川 「エールデリバリー」は王道のアイドルソングなんですけど、ラップに挑戦していて、その中にいい歌詞や面白いかけ声がたくさんあるんです! でも私が一番好きなのはそこじゃなくて、「単純で一緒に笑おうよ 複雑で一緒に泣こうよ」という歌詞で……とにかく全部聴いてください!
安原 (笑)。ラップがAメロの半分を占めていて、ここまでがっつりラップに挑戦したのは初めてでした。曲を通しての緩急も心地よくて、聴いていて元気が出ると思います。まず「エールデリバリー」というタイトルが素敵ですよね。「それでもたまに挫けそうになる ギブアップは似合わないから その心にエナジーを」という歌詞もあって、今のご時世に一番必要な曲なんじゃないかな。どちらかと言うと私たちのほうがファンの方からエールをもらっているんですけど、その力を倍にして、幸せに還元して届けていきたいです。
朝日 あと、この曲こそ「歌わせる気があるのか!」と思うくらい激しい振りなんですよ。果たしてマイクを持って歌えるのかっていう(笑)。
ふみ 「BANZAI FIGHTER」や「縁起が良い街」は一緒に踊れる曲だと思うんですけど、「エールデリバリー」では振りコピするのではなく、ステージ上の私たちをたくさん見てほしいですね。
安原 ライブで声が出せるようになったら、合いの手を一緒にやってほしいね。
──改めて、今回のシングルは皆さんにとってどんな作品になりましたか?
安原 3曲とも日本中の皆さんへのメッセージが込められた曲だと思います。曲調は違えどベクトルは同じというか、アイドルって絶対に必要ではないかもしれないけど、元気を与えられる存在だと思うので、そういうことを表した作品になったのかなって。
しおり 曲を聴くとその時代のことを思い出したりするじゃないですか。今回の3曲も苦しい時期に聴いた曲だなってのちのち思い返すような、皆さんにとって大事な曲になるとうれしいです。
安堂 「BANZAI FIGHTER」の話に戻っちゃうんですけど、サビの「さあ戦う者たちよ」という歌詞が……(目に涙を浮かべながら)私もちょっと泣きそうなんですけど。
ふみ ええ!
安堂 今をがんばっているいろんな人たちに届けばいいなと思って歌っています!
ふみ 3曲とも元気を押し売ってはいるんですけど、いろんな押し売り方があるんだなと今回のシングルを通して感じました。これからも元気を押し付けていけたらと思います!
2021年は咲き誇りたい
──BANZAI JAPANは大人数のグループながら、メンバー同士の結束力も高そうですね。
ふみ 今日いないメンバーも含めて仲がよすぎて、自分たちでもびっくりです。
安原 楽屋で全員しゃべってるんですよ。メンバー同士の年齢差もあって、出身もそれぞれ違うんですけど、みんなで低レベルな会話をキャッキャキャッキャ話していて。その姿を見ていると私は幸せですし、こういうグループになれてよかったなと思いますね。
笹川 家族みたいな感じだよね。
ふみ 目標が1つだからこの空気感でいられるのかなと思います。
朝日 今メンバーが25人もいて、リーダーの安原めいさんが候補生グループも含めてまとめてくれているんですけど、ちょっとポンコツなんですよ。でも支えたくなるような存在でもあり、彼女がリーダーだからこそこの空気感が生まれて、6年以上もグループが続いているんだと思います。この方にはみんなが感謝しています。
ふみ 100%完璧なリーダーだったら逆にまとまってないかもしれないです。
安原 BANZAI JAPANは陽の目を浴びていなかった期間が長くて、戦いに挑んでも負け続けていたグループなんですけど、今はBANZAI JAPANのメンバーになりたくて加入してくれる子が多くてすごくうれしいんです。今、感謝の言葉をもらいましたが、どんなときでもメンバーがいるから、みんなが加入してくれたらグループが続いてるんだと思います。全員が主役になって、今年はBANZAI JAPAN、咲き誇りたいと思っています! そのために私はメンバーたちを支えたいです。
ふみ 「日本満喫」が2021年のテーマだからね!
安原 今、日本も未来が見えない状況ですし、私たちもこの1年どういうふうに動けるかわからないですが、メンバー全員が持っている思いは、どんなときでも応援してくださる方に元気を押し付けがましくたくさん届けていきたいということです。どんなことが起きても前向きに生きていきたいです!
ライブ情報
- BANZAI JAPAN単独ライブ「BANZAI FIGHTER」
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2021年2月14日(日)東京都 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
[第1部]OPEN 12:30 / START 13:00
[第2部]OPEN 18:00 / START 18:30