アルテミスの翼|ギリシャ神話の世界から降り立った7人 目指すはアイドル界の日本代表

アルツバじゃないと表現できない曲

──1月5日には記念すべき1stシングル「最終ゼンヤ / MONSTERビーツ」がリリースされます。表題曲の「最終ゼンヤ」は覚悟を歌った歌詞、「MONSTERビーツ」は攻撃的な歌詞が特徴で、1発目にしてかなり攻めた曲だなと感じました。

カナコ 「最終ゼンヤ」はカッコよくて上品で美しいというグループのコンセプトに合っている曲だと思います。最初の曲が予想していたよりアイドルらしい感じじゃなくて、私としては安心した部分がありました。自分に表現しやすいかもって。

コトリ 私は初めて聴いたとき、夜に野外で歌ってる光景が頭に浮かんで、「これ、フェス用の曲だな」と思いました。絶対いい感じに曲の低音が響くと思うんですよ。あとラップのパートをカコちゃんと私で分担していて、交代するときにハイタッチするのがライブでの見どころの1つですね。

カコ 気持ちが盛り上がってると、ハイタッチしたときにすごくいい音が鳴るよね(笑)。

コトリ あと、ミュージックビデオが80年代のアニメのオープニング映像をオマージュしていたり、細かいところにこだわりがあったりするので、ぜひそこも注目してほしいです。80年代の世界観から現代にタイムスリップするというコンセプトの映像になっているんです。

──「MONSTERビーツ」についてはいかがですか?

ナナミ この曲はマイケル・ジャクソンの「Thriller」を意識した振りになっていて。ライブではモンスターポーズが注目ポイントだと思います。

シオリ サビの「モンスターになっちゃってでも」「モンスターになっちゃえばいい」というパートは私が担当しているんですが、ポーズも含めてこの曲の一番の見せどころだと思っています。ライブによって表情とかを変えて歌っていて、いつかはほかのメンバーがこのパートを歌うところも見てみたいですね。密かに自分が担当したいと思っているメンバーもいると思うんですよ(笑)。

ミズキ でも、シオリちゃんだからばっちり決まるんだよね。

コトリ 私がやっても締まらない気がします。「MONSTERビーツ」は明るい雰囲気の曲調ですが歌詞は強気なので、そのパートはカッコよく決めないといけないんです。

カコ 私がやったら逆に怖すぎちゃうし(笑)。かわいさもありつつ、カッコよく表現できるのはシオリちゃんだけだと思います。

──シングルにはカップリング曲として「ジャンヌ・ダルク」「天使爛漫」も収録されます。

カコ 「ジャンヌ・ダルク」は耳に残りやすいし、イントロから“アルテミスの翼のステージ”という感じで堂々とした雰囲気があって、一番表情を作りやすいですね。凛とした感じ。

コトリ 曲の中に「気高く」という歌詞があるんですけど、その通りのイメージです。

ミズキ でも、落ちサビになるとしっとりとした雰囲気に変わるんです。そういう変化も見どころだと思います。

アヤカ アルツバみたいなコンセプトのグループじゃないと表現できない曲なんじゃないかな。逆に私たちはキラキラした王道曲をやったら違和感が出ちゃうと思う。

シオリ アルツバは女の子のファンが多いんですけど、そういうところが刺さってるのかもしれないです。かわいこぶってなくて、強さやカッコよさを見せているところ。

──ここまでコンセプチュアルなグループになると思ってなかったと話していましたが、そのコンセプトと曲がうまくハマっているんですね。一方、「天使爛漫」はその中でも王道のアイドルソングに近いという印象を受けました。

アヤカ この曲は海外のファンを意識した曲なんです。歌詞には英語が多く使われているし、サウンドにもアジアンな雰囲気があって。今ライブではお客さんが声を出せない状況が続いてますが、振りが真似しやすくなっているので、一緒に踊って楽しんでもらえたらうれしいです。

カナコ 一番ニコニコ笑顔で踊れる曲です。

本気で売れるつもり

──シングル発売日の前日である1月4日には、東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで単独ライブ「最終ゼンヤCD発売最終前夜」が開催されます。

ミズキ パフォーマンス力をしっかり磨き上げて、デビューからの成長を感じてもらえるようにがんばりたいですね。

シオリ TSUTAYA O-WEST公演はデビューライブという名目があったけど、今度はそういうものがないからね。

コトリ 短期間でスキルアップしてお客さんをびっくりさせたいです。

──ゆくゆくはどのような存在のグループになりたいと考えていますか?

アヤカ 私は海外でもライブをしたいし、世界中の人に知ってもらえるグループになりたいです。

コトリ 国民的な存在と言うか、変装しないと外を歩けないくらい有名になりたいですね。そこに向けた最初の目標として、まずは真っ白なキャンバスさんと肩を並べられるようにがんばります。

──衣装提供に元アイドルカレッジの佐藤春奈さん、キャラクターデザインにKRD8の宮脇舞衣さんを迎えていたり、運営からも本気で売っていこうという気概を感じます。

ミズキ 「紅白歌合戦」出場を目指しています。私は本気で出るつもりでいます。

カコ ハンドボールの世界で日本代表になったので、アイドルの世界でも日本代表のような存在になりたいです。

シオリ あと、女の子に憧れられるような存在になりたいです。いつかは女性限定のライブもやりたいよね。

カナコ 歌と踊り以外でもモデルとかいろんな方面で活躍したいです。

ナナミ 私はもともとアイドルがずっと好きで憧れていたので、それと同じように憧れられる存在になれたらうれしいですね。憧れのアイドルさんともいつか共演したいし、私はフェアリーズさんがずっと好きだったんですが、その振り付けをたくさん手がけられていたDA PUMPのKENZOさんや、=LOVEさんやAKB48さんの振り付けを担当していらっしゃるCRE8BOYさんと一緒にお仕事をするのが夢です。

コトリ それを実現できるくらい知名度を上げられるように、とにかくがんばります!

ライブ情報

アルテミスの翼「最終ゼンヤCD発売最終前夜」
  • 2021年1月4日(月) 東京都 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
アルテミスの翼