AliA「AliVe」 PR

AliA|6人の主人公が求める1つしかない音楽

AliAが2月20日に1stミニアルバム「AliVe」をリリースした。

昨年7月に活動を開始し、バイオリンを取り入れた疾走感あふれるバンドサウンドや迫力のあるボーカルを武器にファンを増やしてきた6人組ロックバンド・AliA。UVERworld、シシド・カフカなどを手がける平出悟がサウンドプロデュースを手がけた1stミニアルバムには、バンドの初期衝動を詰め込んだ楽曲全7曲が収録されている。

音楽ナタリー初登場となる今回は、バンドの結成経緯や1stミニアルバムの制作エピソードから6人が目指す方向性までを聞いた。

取材・文 / 三浦良純 撮影 / 後藤壮太郎

2000円しかないのに会いに行った

──それぞれ異なったルーツがあるとのことですが、この6人が集まった経緯を教えてください。

TKT(Key) もともと僕とERENがインストバンドをやるためのLINEのグループに入っていたんです。でも、そのインストバンド自体は1回も集まらなかったし、会ったこともなかったんですけど、ある日ERENから電話がかかってきて「バンドやりたいと思っている」って。

EREN(G)

EREN(G) 音楽を本気でやるためには、まずピアノが必要だなと。考えたら顔もわからないけど、ピアノ弾ける奴がLINEにいるじゃんって気付いて。それでTKTに電話をかけて2人で活動を始めたんですけど、なかなか形にはならず。

TKT そんなときに共通の知り合いを通じてソロで活動しているAYAMEを見つけて、千葉までAYAMEのライブを観に行くことにしたんです。でもERENは「千葉まで行くの?」って渋っていて。

EREN AYAMEを映像で観て確かにうまいと思ったけど、なんで財布に2000円しかないのに千葉まで行かなきゃなんねえんだよって。

TKT でも、無理やり連れて行ったら、手のひら返しで「この子しかいない!」ってなってました(笑)。

AYAME(Vo) 私がライブで歌った曲をバンドアレンジにした音源を、ERENがその翌日に送ってきて「どうですか?」って。私もバンドをやりたいとずっと思っていたので、音源を聴いてすぐ入ることを決めました。

EREN 今後AYAMEと何か揉めたら「あのときの2000円返せ」って言ってやろうと思ってます。

AYAME なんでよ(笑)。

反対を押し切って入れたバイオリニスト

RINA(Violin)

RINA(Violin) インストバンドのLINEグループには私も入っていて。それで私にもERENから「バイオリンを入れたい」って連絡がありました。

EREN バンドにバイオリニストがいたら尖ってるかなと思って。でも、周りの先輩からはバイオリンはしんどいとか扱いづらいって超反対されていて。RINAもそういうことを誰かに言われたのか知らないけど、消極的だったんです。「サポートならいいよ」みたいな。

RINA バンドにはいらないんじゃないかと思って。

EREN こっちからゴリ押ししてもあんま反応なくて、もう入ってくれないのかなと思ったら、ある日突然「私がんばる!」みたいな連絡がきて。レイテンシーがある人です。

RINA 曲をしっかり聴いてみたら、めっちゃカッコいいし、私も入れたい音があると思って積極的になったんです。「メンバーになりたいです!」って私から言いました。

バンドをあきらめかけていた2人

──BOBさんとSEIYAさんは当初サポートメンバーだったとのことですが、どういう経緯で加入されたんですか?

EREN TKTとRINAの共通の知り合いだったのがBOBです。

BOB(Dr) TKTの知り合いだっていうERENから「ドラム叩いてくれませんか?」って連絡があったんですけど、1回も俺のドラム聴いたことないのに何言ってんだと思いましたね。でも音源を聴いてみたら曲のセンスがやべえってなって。

──もともとほかにバンドをやっていたんですか?

BOB(Dr)

BOB 自分のバンドを持っていたこともあるし、いろいろなバンドのサポートとしても活動していましたが、福岡から上京してきてから、なかなかいいメンバーに巡り会えない状態が4年くらい続いて。ようやくこのメンバーだったらやれるかなと思えてAliAに入ったというところです。

EREN SEIYAとは近所に住む共通の知り合いを通して飲み屋で知り合ってから、何度も誘って入ってもらいました。

SEIYA(B) 僕も自分のバンドをやったり、サポートメンバーとして活動したりしていたんですけど、楽曲制作をメインでやっていこうと思っていて、バンドをやる気は全然なかったんです。バンドはリスキーで時間もかかるし、そんなに簡単じゃないってわかっていたので。例えばバンドを2年やってダメでしたってときに費やした労力とか時間とかバカにならないんですよね。だったら楽曲制作に力を入れて自分のスキルを伸ばしていったほうが生産性があるなと。

BOB 俺もいろいろ挫折を経験してバンドはあきらめようかと思っていたところでした。2人が最初サポートメンバーだったのはそういうこと。

EREN この2人は真面目なんですけど、そういうところが好きなんです。

AYAME 2人がいなかったらバンドはめちゃくちゃだよね。本当に土台になってる。

EREN 僕は面白い人と音楽をやりたいって気持ちが強くて、話していて面白い人を入れていったんですけど、結果的に音楽的にもしっかりできる人たちだし、みんな個性的で理想的なバンドを組めたなと思っています。