ADDICTION|君たちは誰だ? メジャー2ndシングルに刻んだグループの存在証明

ADDICTIONは動物園

──そしてメジャー2ndシングルのタイトルが「Who are you?」ということですが、今回なぜこういった曲を発表することに?

PEACE さっきもちょっと話しましたが、僕自身も「誰?」っていう……。

一同 あはははは(笑)。

PEACE というのは冗談ですけど、ADDICTIONはメジャーデビューしたけれど僕は今回からの参加ですし、世間的にはまだまだ知名度が低いと思っているので、そこを「Who are you?」というタイトルにかけて、楽曲を通してたくさんの人に知ってもらおうという思いがあって。

──自己紹介の思いが込められているんですね。

PEACE はい。ついでに僕もより知ってもらおうと……。

一同 あはははは(笑)。

──では、皆さんが実際に「Who are you?」と……ADDICTIONとは一体何者ですか?と聞かれたら、どんな答えを返しますか?

MYUJI

MYUJI 真面目に答えるならば、僕らは歌詞やラップを自分たちで作っているので、等身大の思いをそのまま表現できるダンスボーカルグループだと答えます。僕たちの生き様や1人ひとりの思っていることを皆さんに届け、それが聴く人の勇気や力になってくれたらいいなと考えているんです。で、真面目じゃない答えを言うならば、ADDICTIONは動物園だと個人的に思っています。

一同 あはははは!(笑)

MYUJI ファンの皆さんにも、よく動物に例えられるんです。ASCHはみんなの公認で「ゴリラ」と呼ばれてますし……。

ASCH あはははは!(笑)

MYUJI PEACEは魚ね。

PEACE 馬とも呼ばれます。

MYUJI で、JOSHUAは鳥。

JOSHUA 横顔が鳥みたいってよく言われるんです。

MYUJI 鼻が高いからね。で、K.Bはイノシシ。活発でストイックで、止まれないくらいに猪突猛進な性格なんですよ。僕は虫ですね。

JOSHUA あはははは(笑)。細いからね。

MYUJI そんな感じの、仲のいいグループです(笑)。

どれだけ自分たちの心を使っていけるか

──K.Bさん的にはいかがですか?

K.B ADDICTIONは、僕らのエンタテインメントの中でどれだけ自分たちの心を使っていけるかが大事なんだと思います。みんな昔から歌とダンスをやってきたわけではないし、それこそこの6年間の道のりには大変なこともあったり、グループ活動がもうできないんじゃないかと思うこともありました。いろんなことにトライして、なかなかうまくいかないことも多い中で、この5人が集まって……決して成功し続けてきたわけじゃなく、むしろ挫折しか味わってこなかったような5人だからこそわかるような気持ち、ありのままの生き様を楽曲や歌詞に乗せるから、よりたくさんの人にパワーを届けていけるのかなって思うので。だから僕たちの本当の心の中を伝えていきたいし、それが僕らにできること。結果、たくさんの人に愛してもらえるようなグループになっていけたら、それ以上のことはないと思います。

K.B

──今までも、作品には自分たちの等身大の感情を落とし込んできた感覚ですか?

K.B そうですね。例えばメジャー1stシングルの「Further away / Destiny」には今まで支えてきてくれた皆さんに対して、その支えによって一歩を踏み出せるんだという思いを歌詞に込めました。今回のシングルでも、カップリング曲はメンバーそれぞれが作詞を担当して、普段言えないような気持ちを言葉にしています。自分たちが書く言葉は、僕らの本音の言葉だと思っています。

MYUJI 僕は「One Way Ticket」というカップリング曲の作詞を担当したんですが、等身大の思いを歌詞に乗せるというところで言うと、僕はK-POPのダンスや歌が好きでこの活動を始めたけど、歌もダンスも決してうまいわけではないし、イケメンでもない。大変なこともあったけど……でも好きで続けてきたことがこうしてメジャーデビューにつながり、夢に近付いている。こんな自分だけど、続けることで実る思いもあるんだよということを言葉にしたんです。それぞれの歌詞にはぜひ注目してもらいたいなと思います。

K.B ASCHが担当した「Forever」にはバラード曲が上手な彼らしさが表れてるし、JOSHUAの「Bring it on!」は最年少でイケイケなJOSHUAらしい言葉選びが特長だと思う。メンバーによって、それぞれの特徴が歌詞にすごく出ているので、どれも聴いていただける機会があればうれしいですね。

──では、音楽性やパフォーマンスというポイントで「ここがADDICTIONらしさだ」と言えるところはありますか?

K.B 僕らはバラエティに富んだジャンルに挑戦しているところが特徴だと思います。R&Bっぽい曲があったり、ポップなものがあったり、ヒップホップやトラップ系の曲があったり……幅広い曲調の持ち曲を披露することによって、1つのライブをいろんな気持ちで楽しんでもらえるようになっているんです。パフォーマンスは、みんなで歌って踊る形なのですが、全員で1つのイメージを共有してシンクロ率を上げるとか、振り付けで曲の世界観を表現していく一体感……チームでパフォーマンスするというところを強く意識していますね。

音楽をみんなで楽しめる素晴らしい曲ができた

──「Who are you?」はニコラス・エドワーズさんが作曲を担当されていますが、今回彼とコラボした理由は?

K.B レーベルメイトということでお願いさせてもらいました。以前お話をする機会があったんですが、音楽の話をしていくうちに意気投合して「やってみよう」となったんです。

MYUJI 僕ら今まで誰かとコラボをしたことなかったので、今回が初めて。新しい挑戦だったよね。

──曲について、ADDICTIONからはどんなオーダーをしたんですか?

K.B 僕たちの伝えたいコンセプトやADDICTIONらしさ……バラードでもしっかり踊るので、ミステリアスでカッコいいけどダンスも映えるような曲を作りたいというところはコミュニケーションを取る中でお伝えしました。ニコラスさんには、そんな部分を考慮して作曲していただいたんです。

ADDICTION

MYUJI 僕もK.Bと似ているけど、「自分って人から見たらどう見えているんだろう」「自分から見たらどんな人間なんだろう」をテーマに書きました。どんなふうになりたいかという理想も自分が決めることだから、自分自身に負けないようにというか。すべては自分次第だよという思いを踏まえて書いていきましたね。

JOSHUA 世界観が不思議な感じなんですよ。今までの僕らの曲にはないような曲調で、メッセージ性が強くて。

ASCH 僕も、ADDICTIONの今までの曲にないなというのが第一印象だった。今までのステレオタイプがぶっ壊れる感覚だったから面白いなと思ったし。より一層僕らのことを知ってもらうのにピッタリな曲だなって。

PEACE

PEACE 新しいADDICTIONを引き出してくれたよね。コラボだったからこそ生まれた曲かもしれないし。この曲で初めて僕らを知ってもらえることもあるのかなと思うと、うれしい気持ちになりました。

JOSHUA 振り付けはみんなで一緒に踊れる感じに仕上がっているので、完成した曲をみんなでさらに育てていけるんです。ミステリアスで音楽性もあって曲を育てられる、音楽をみんなで楽しめる素晴らしい曲ができたなと思っています。

──レコーディングはいかがでしたか?

MYUJI 英語の歌詞パートは、やはりニコラスさんが発音を細かく見てくれて。いいテイクが録れたと思います。

PEACE 僕たちが普段発音する「Who are you?」とはニュアンスが違うんですよ。このパートを歌うK.Bくんとかは、すごく苦労していた印象です。

K.B 「are」の音が前に出ないんですよ。後ろに引っ込む感覚というか。

ASCH そのほかのパートの歌い方も、ニコラスさんと「こっちのほうがいいかな」と相談しながら決めていきました。それはコラボならではの作業だと思うし、こういう作業を経ていい作品が仕上がっていくんだなと刺激的でした。