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「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」奥野壮×押田岳×大幡しえり×渡邊圭祐インタビュー|4人の人生を変えた“選択”、そして時代は平成から令和へ

「仮面ライダージオウ」の“真の最終回”にあたる「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」が、7月26日に公開される。本作では、主人公・常磐ソウゴ / 仮面ライダージオウらが、1575年の戦国時代にタイムトラベル。ゲストとしてDA PUMP、斉藤秀翼、パパイヤ鈴木、前野朋哉、若林時英が出演するほか、「仮面ライダードライブ」オリジナルキャストの稲葉友とクリス・ペプラーが参加を果たしている。

映画ナタリーでは本作の公開を記念し、「ジオウ」メインキャスト4名の座談会をお届け。ソウゴ役の奥野壮、明光院ゲイツ役の押田岳、ツクヨミ役の大幡しえり、ウォズ役の渡邊圭祐が、豪華ゲストとの共演を振り返る。さらにキャラクターの殻を破るきっかけになったというテレビシリーズのエピソードを聞いたほか、“自分の人生を変えた大きな選択とは?”“令和の仮面ライダーはどうなるか?”というお題でトークしてもらった。

取材・文 / 浅見みなほ 撮影 / 佐藤類

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キバ編で空気が変わった(奥野)

──皆さんにご登場いただくのは、2018年12月公開の映画「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」の特集(参照:「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」仮面ライダージオウ座談会 / 仮面ライダービルド座談会 / レジェンドプロデューサー座談会)以来です。あれからテレビシリーズでは、白ウォズの登場やソウゴとゲイツの和解、ツクヨミの能力発覚などさまざまなトピックがありました。半年間でのご自身の変化や、そのきっかけとなったエピソードがあれば教えてください。

左から渡邊圭祐、奥野壮。

奥野壮 すごくお久しぶりな感じがしますね! 自分では具体的にどこが成長した、ということはわからないんですが、みんな1歩ずつ前進しているなとは思います。

渡邊圭祐 僕個人のことで言うと、1人2役で演じた“白ウォズ”というキャラクターが出てきたことによって、本来の“黒ウォズ”という役で柔らかい表情を出すことに抵抗がなくなりました。ウォズはウォズだし、“黒”でも“白”っぽさが出てもいいのかなと思えるようになったんです。田村(直己)監督や山口(恭平)監督ら、監督の皆さんはウォズで“遊びがち”というか、けっこう「オーバーにやってほしい」と言われることが多くて(笑)。(白ウォズが退場した)第30話以降は、冬に比べると本当にのびのびやれていると思いますね。

押田岳 特にゲイツ、ツクヨミ、ウォズの未来人組は、台本が進んでいくにつれて歳相応というか、等身大に近くなってきている気がします。

大幡しえり 私(ツクヨミ)とゲイツは19歳になったよね。

押田 そう、普通の人間っぽくなってきたというか。具体的には、田村監督の回で加速したんじゃないかな。

渡邊 キバ編ね(※「仮面ライダージオウ」テレビシリーズ第35話、第36話では「仮面ライダーキバ」がフィーチャーされた)。

奥野 100%、あの回で空気が変わった。楽しかったもんね。

押田 「やっちゃいけないことなんてない」「壁をぶち壊して、なんでもやっちゃえ!」という雰囲気で監督が演出してくださったので。キャラの殻を破れたという意味では、田村組が大きかったですね。

──キバ編と言えば、ソウゴの大叔父・常磐順一郎の作ったアップルパイを4人が食べているシーンから始まりました。いい意味で生活感が垣間見えるシーンでしたが、あの掛け合いはアドリブですか?

奥野 監督の演出です! どうやって食べるかまでは決まっていなかったんですけど、生瀬(勝久)さん演じるおじさんが「あてになるのかにゃ?」って言うところは、監督が「“にゃ”って言ってください」とお願いしていて。ウォズはバクバク食べるタイプだったね。

渡邊 僕が「バクバク食べようと思ってます!」と言ったら、田村監督も「そうだな」って(笑)。あと、とりあえずアップルパイの食べかすを鼻に付けておいた。

奥野 そうだ、だいたいみんないろんなところに食べかす付けてたよね(笑)。

渡邊 印象的だったのはやっぱり生瀬さん。おじさんは3日間寝ないでアップルパイを作っていた設定だから、メイクでクマをつけていたんですよ。でも生瀬さんが、メイクさんに「いや、もっといこう! もっと濃くしよう」と言われていて、最終的にあれだけわかりやすいクマになったんです。それを見て、いやあ、やっぱりすごいなあと思いました。

奥野 真っ黒になってた! あれ本当に面白かったもん。生瀬さん、ほかにも「もっと“にゃ”を足そう」って提案されていたよね。

渡邊 あの話は田村監督と生瀬さんを中心に、いい意味でコントみたいなテイストもあって、見どころ盛りだくさんだったよね。

──ツクヨミが激辛好き、という情報もさらっと明かされていましたが……。

左から大幡しえり、押田岳。

押田 激辛好きらしいですね(笑)。

大幡 今後、その設定が何に影響してくるのかはわからないんですけど、私自身は辛いものが苦手なんです。だから、辛いものを食べる撮影があったらどうしよう……。ウォズはいっぱい食べるキャラで、うらやましいなあと思いました。

押田 自分もいっぱい食べるから?

大幡 そう、辛いのは無理だけど、いっぱい食べることならできるので。あとこの半年の変化で言うと、私は田村組はもちろん、杉原組での経験も大きかったです(※杉原輝昭が監督を務めた第31話、第32話では「仮面ライダーアギト」がフィーチャーされた)。ツクヨミに記憶がないとか、時間を止める能力があるという要素が明らかになって。今回の劇場版でツクヨミが直接的に力を使うシーンはないんですが、そういった設定が1つひとつのお芝居に影響してきていると思います。

映画のウォズはニコニコしています(渡邊)

──今回の映画は「仮面ライダージオウ」の“真の最終回”と銘打たれています。1575年の戦国時代にタイムトラベルする前半がコミカルであるのに対して、歴史の管理者“クォーツァー”と対峙する後半では怒涛の展開が待ち受けていますよね。

奥野 前半はとにかく笑っていましたね。現場もすごく楽しくて、素で笑ってしまった映像が使われていると思います。

渡邊 ウォズは、テレビシリーズではあまり笑わないようにしていたんです。でも今回の劇場版に関しては、面白すぎたので「こういうのもありかな!」と思って普通に笑ってしまいました。ニコニコしています。

「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」より。左から若林時英演じる牛三、前野朋哉演じる織田信長、渡邊圭祐演じるウォズ、奥野壮演じる常磐ソウゴ、大幡しえり演じるツクヨミ、押田岳演じる明光院ゲイツ。

奥野 織田信長役の前野朋哉さんが、アドリブをガンガン足すんです! 隙あらばしゃべっていて……本当にすごかった!

渡邊 信長の恋敵が現れるシーンは、台本にはト書きで「バカをやっている信長」としか書いてなかったんですが、もうとにかく前野さんがずっと面白くて(笑)。「マジかよー!」って叫んだり、刀を抜こうとしてソウゴに押さえ付けられたり。

奥野 刀が当たったら危ないので本番ではナシになっちゃったんですけど、それくらいどんどんアイデアを出してくれたんです。しかもそれが全部面白いんですよ!

──信長がはっちゃけているシーンはほぼ前野さんのアドリブだと思ってもよさそうですね。クォーツァー役で出演されたDA PUMPの皆さんとの思い出があれば教えてください。

奥野 共演シーンは少なかったんですが、皆さんが控室で、冗談交じりに「今から渾身の演技してくるから!」みたいに話しかけてくださったんです。大物ゲストの方々がそう接してくださったので、すごく楽しく撮影できました。

「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」より、DA PUMP、斉藤秀翼(上段左)、パパイヤ鈴木(上段右)が演じる歴史の管理者・クォーツァー。

押田 僕はアクションシーンを一緒にやらせてもらえたんですが、やっぱり普段ダンスをしている方々なので、体の動かし方を完全に理解されていて。こっちも動きが読みやすいですし、すんなり撮影できました。ISSAさんが仮面ライダーバールクスに変身するシーンは、その日の朝にアクション監督さんから振りを付けてもらったらしいんですが、撮影のときはもうばっちりでした。なのでDA PUMPさんが体を動かしているシーンは注目してもらいたいですね。

奥野 かっこよかったもんね! 皆さんご自身も言ってましたけど、欲を言えば、踊ってほしかったです!(笑) それだけがちょっと残念ですね。

──DA PUMPの皆さんは今回「ダンスを封印した」とおっしゃっていましたもんね(参照:劇場版「ジオウ」は“平成仮面ライダーの最終回”、DA PUMPはダンス封印)。ダンスが得意な押田さんとのコラボレーションを期待してしまったのですが……。

押田 それはちょっと、きついです!(笑)

一同 (笑)