神尾楓珠主演の“文科系哲学恋愛映画”「恋は光」を映画解説者・中井圭がレビュー、試写アンケートも公開 (2/2)

あなたの“恋の定義”は?
試写会で大学生にアンケート!

2022年5月、ロケ地となった大学で試写会を実施。劇中の大学生4人が“恋”に向き合う姿は、学生134人の目にどう映ったのか。映画の感想に加え、古今東西で議論されてきた“恋の定義”を今回改めて学生たちにも考えてもらった。

「恋は光」

「恋は光」

Q1. 登場人物のセリフの中で、“恋の定義”としてもっとも共感したものは?

Q1. 登場人物のセリフの中で、“恋の定義”としてもっとも共感したものは?

「ただ会いたい、ただ触れてみたい」が票を一番集め、西条を演じた神尾楓珠もこのセリフに共感。理由を「恋をしてるときは絶対そう思うし、逆にそう思わないならそれは恋ではないと思うから」と説明してくれた。

Q2. あなたにとっての恋の定義とは?

「会えないと、心が痛くなること」(女性)

「誰かに奪われたくないと思うこと」(女性)

「その人の苦しみすべてをわかりたくて“その人になりたい”という感情が生まれること」(女性)

「定まっておらず、人それぞれ違うもの」(性別無回答)

「一番美しい感情」(男性)

「エネルギーの1つの種類」(男性)

「人の数だけある。うれしい、楽しい、悲しいなどさまざまな気持ちであふれていること」(男性)

多種多様な意見の中、「気が付いたらしているもの」「つい考えてしまう人が好きな人」といった言葉も目立った。また「4人全員が主役だから観て!!」「自分の気持ちに正直になりたくなる映画」「普段観る映画とは一味も二味も違っていて不思議な感情になった」という感想も寄せられた。この映画を観たら、あなたもきっと“恋の議論”をしたくなるはず!

「恋は光」

「恋は光」

ヒコロヒー、宇垣美里らが称賛!
著名人コメント集

ヒコロヒー(お笑い芸人)

風変わりで不器用な若者たちの姿は繊細だけど生命力にあふれていて、とてつもなくみずみずしかったです。
ゆるやかな爽快感が心地よく、ユニークでまばゆい青春映画でした。

宇垣美里(フリーアナウンサー)

恋とはなんぞや
その永遠の謎に大学生たちががっつり向き合い生真面目に議論する姿がかわいらしくて眩しくて
その真っ直ぐなパワーになんだか私まで恋がしたくなった

宮崎夏次系(マンガ家)

恋とはなんだろうなんて、知りたくもないと思っていました。東雲さんが、嘔吐するまでは。
きれいで、目を見張るってこれかなぁと思い知らされています。

蒼井ブルー(文筆家 / 写真家)

観終わったあと思わず手をたたいた。面白い。
登場人物がみな個性にあふれていて、次になにを言うのかとわくわくする。
彼らのように、ぼくも恋を定義するなら、エンタメ。恋はエンタメ。

ウイ(ライター / コラムニスト)

学歴、年収、年齢、家柄、将来設計や結婚願望。
大人になった僕たちはこれらの「条件」を引っ提げて不自由な恋愛をしてしまう。
恋愛とは本来、この映画のように正直で光輝くものであったはずなのに。

森川友義(早稲田大学教授)

初恋をしたい人、恋愛をお休みしている人、片思いの相手がいる人、三角関係で悩んでいる人、さらにはお互いが恋の光を放っている恋人同士にもぜひ観てもらいたい作品である。

横川良明(ライター)

観終わった後、思わず恋の定義を考えた。
そして、出てきた答えのダメさ加減に、ろくでもないいくつかの恋を思い出した。
恋は、わからない。だから、苦しくて、いとおしい。

「恋は光」

「恋は光」