映画「フィルムに宿る魂」 PR

「フィルムに宿る魂」B2takes!!飯山裕太×結城伽寿也インタビュー|B2takes!!をもっと知ってもらうために、グループを背負う責任感と楽しさ

ボーイズグループB2takes!!の飯山裕太が主演を務める「フィルムに宿る魂」が、3月13日に公開された。

B2takes!!の楽曲「証-Akashi-」をモチーフにした本作は、フィルムカメラでの写真撮影をこよなく愛する本田日向と、彼の高校の同級生で同じ写真部に所属する工藤沙希の淡い恋模様を描く物語。飯山裕太のほか矢野優花、結城伽寿也(B2takes!!)、大和田南那、島丈明がキャストに名を連ね、これが長編映画デビュー作となる霞翔太がメガホンを取った。

映画ナタリーでは、飯山と結城にインタビューを実施。自身が歌う楽曲が映画になった心境や、演じたキャラクターへの思い、映画共演を経て知ったお互いの新たな一面などを語ってもらった。

取材・文 / 秋葉萌実 撮影 / 須田卓馬
ヘアメイク / 金田紗世子(MAKE ON)

B2takes!!のみんなに背中を押してもらえた(飯山)

──「フィルムに宿る魂」は「証-Akashi-」をモチーフにした作品ですね。ご自身のグループの楽曲が映画になる機会はそうないと思うのですが、初めて知らせを受けたときの率直な心境から伺いたいです。

飯山裕太 第一にうれしかったです。「毎日を生きていくうえで起こるすべてのことに意味がある」「忘れてしまいがちな人とのつながりを改めて大切にしたい」というメッセージが込められた楽曲だったので、この曲が映画ではどんな形になるんだろう?とすごく興味がありました。

結城伽寿也 新メンバーとして半年前に加入したばかりの身としては、映画に出させていただけることがうれしくて。脚本をもらうまでどんなストーリーかは想像が付きませんでしたが、全力を尽くしたいなと身を引き締めました。

キャプション

飯山 「証-Akashi-」のMVはメンバー同士がぶつかり合う芝居もある激しい内容なので、心温まるストーリーの映画と世界観が一致しているとは感じづらいかもしれませんが、根っこの部分は同じだなと思っています。MVと映画を往復していただけたら、楽曲や2つの映像に込められた思いがより伝わるはずなので、ぜひ何度も観ていろいろ発見していただきたいです。

結城 ゆったー(飯山)が言ったように、MVとこの映画は根っこは同じですが、雰囲気がまったく違うんですよね。MVのあとに映画を観ていただけたら「同じ曲をベースにしていてもこんなに違うんだ!」と感動してもらえると思います。そういった意味では、テイストが全然違うのは逆にいいなと。ね?

飯山 あはははは! 突然不安になって同意を求めないでよ。

結城 MVには喧嘩シーンが入っているんですけど、映画では一切喧嘩していません! あっ、ちょっとだけあるか(笑)。でも暴力はないので温かい気持ちになれます。

飯山 (笑)

──映画への出演が決まって、B2takes!!のメンバーからはどんなリアクションがありましたか?

飯山 IGUちゃんは「おめでとうー!」とすごく喜んでくれたし、みんなお祝いしてくれて。リーダー(奥山ピーウィー)は「これをきっかけにユニットを知ってくれる方もいると思うから、頼んだよ。撮影がんばってきてね」と応援してくれました。

結城 あつしくんも「めっちゃ楽しみ!」と言ってくれたよね。一刻も早く観てほしい。YouJinもひっそりと楽しみにしているみたいです。実は一番最初に「がんばってね」と声を掛けてくれたのがYouJinで。すごく優しいんですよ。

飯山 以前メンバー全員が出演した映画(「BD~明智探偵事務所~」)がありましたが、今回は僕ら2人だけだったので、グループを背負う気持ちがあったんです。B2takes!!のみんなに背中を押してもらえました。

結城 グループを背負うと言っても、プレッシャーよりも楽しさを感じていたよね。いい意味でのプレッシャーをもらえて気合いが入りました。これを機にB2takes!!というグループが知られてほしいですし、ゆったーと2人でこれまでとは違った一面を見せられるチャンスでもあったので。

飯山 僕はけっこう新しい感覚がありました。というのも、今まで個人で俳優の仕事をしているときは、自分が表現したいことを作品の中でまっすぐにやるだけだったんです。今回は映画を観てくださった方に、作品とともにB2takes!!にも興味を持ってもらわなければならないという責任感があって。そういう意味ではだいぶドキドキしました。

──そうなんですね。B2takes!!を応援してきたファンにとっても、お二人の映画出演は喜ばしいニュースだったのでは?

 「フィルムに宿る魂」より、結城伽寿也演じる岸本龍弥。

結城 ワンマンライブで映画のことを発表したときは、泣いてくれるファンがいてうれしかったです。あと(資料のキャラクター写真を指さしながら)僕、今は全然雰囲気が違うんですよ。

飯山 確かに!

結城 ファンの方には、映画の中と今の僕のビジュアルをけっこう比べられますね。映画のビジュアルにハマってくれる方もいて「眼鏡のほうがいい!」という声があったり。MVのラストではゆったーが涙を流しながら横たわっているから、それと関連付けて結末を想像してくれている方も多いです。結末をうっかり言わないように日々我慢しています!

飯山 ファンの皆さんはだいぶ楽しみにしてくれているよね。ラブストーリーは初めてだったので、どんな反応があるのかな?と少しドキドキしていたら、たくさんの方から「こういうのが観たかった」と言葉をもらえました。すごく温かくて優しい映画なので、早く皆さんに届いてほしいです。

左から飯山裕太、結城伽寿也。

日向はゆったーにしかできない役(結城)

──飯山さんは主人公の本田日向、結城さんは日向の同級生・岸本龍弥を演じました。役作りをするにあたって意識されたことは?

飯山 (矢野優花演じるヒロイン・沙希との)近すぎず、遠すぎずという絶妙な距離感を最後まで大事にしました。日向は彼なりにいろんな思いを抱いているけれど、それをあまり口に出さない。周囲の人からするとどこかつかみどころのない男なんです。でも僕自身ははっきりした性格だし日向には自分にない要素が多かったので、最初は悩んだり、自分が人からどう見えているのかを考えたりしました。霞翔太監督のつかみどころがないけど優しい雰囲気がすごく日向っぽくて、監督と話せば話すほど日向が自然に僕の中に入ってきた感じがありましたね。

結城 日向は自分の気持ちを言わず、ただニコニコしているよね。笑ってないで早く行けよー!と思った(笑)。僕は脚本を読んでイメージした岸本の人物像が監督の考えているものと正反対だったんです。チャラい男だと思っていたし、眼鏡なんて本当に想像していなかった! 岸本は見た目と考え方にギャップがあるので、演じていてわからなくなることもありました。10年のスパンがあるこの物語の背景や1人ひとりとの関係性を大事にしたいなと思いながら、監督や皆さんと一緒にキャラクターを作っていきました。

──なるほど。お互いの俳優としての魅力をどんなところに感じましたか。

結城 知ってる? 俺の俳優としての姿。

飯山 一緒にやってましたからね(笑)。伽寿也くんはすごく考えるタイプで、普通の人とは違う視点や角度から攻めてくるのが面白い。もっと一緒にお芝居をしてみたくなりました。

結城伽寿也

結城 えー、うれしっ! 今日はワクワクして眠れないですね。ゆったーは、B2takes!!を俳優として引っ張ってくれているメンバーなので、まず共演できたことが何よりもうれしかった。それと日向はセリフ量が多いキャラクターなのに、覚えている姿を見せない。ずっと一緒にいたんですけど……。

飯山 そうだね。だいたい一緒にいた!

結城 撮影が終わってホテルに戻ってからも一緒にいたけど、どうやってあの量を覚えたのかがわからないんです。きっとほかの人に努力を見せないタイプなんでしょうね。ゆったーは常にホテルの部屋の鍵を開けっぱなしにしていたので、用事があって行ったときに脚本を寝転がりながら読んでいるのを目撃したことはあったかな。芝居の面では、日向と飯山裕太は違うと自分で言っていましたが、ゆったーのよさが全部ひっくるめて日向に出ていた気がしますし、日向はゆったーにしかできない役。ゆったーはピュアですね。笑顔も素敵だし……。

飯山 急に外見のことを褒め始めたね!

結城 あと、彼は最初の撮影がベッドに横たわっているシーンだったんですが、めちゃめちゃ緊張していました! なんでも上手にこなしちゃうイメージがあったけど、それを見てかわいい一面もあるなと。

飯山 あははははは。日向の人生としても大きなターニングポイントになる大事なシーンだったので緊張していました。

結城 僕もけっこう緊張していて、初めてで不安だったのでゆったーを本当に頼っていました。「一緒にがんばろうな!」と言ってもらえて心強かった。