「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」特集|新たなキャプテン・アメリカの誕生を巡る物語──毎週更新!マーベルドラマ最新話を語り尽くす座談会連載

劇団EXILE 小野塚勇人×SWAY×八木将康 座談会
第5話(4月16日配信)

※4月16日の生配信イベントより

新たなキャプテン・アメリカは誕生するのか!? 劇団メンバーをアベンジャーズに当てはめるなら…

ハイローの現場で“アベンジャーズカット”と呼んでいた(八木)

SWAY 今回は僕ら3人で第5話の感想やマーベル作品の魅力を語っていければと思います。まずは一番好きなヒーローを選ぶとしたら? 俺、いきなりひねくれたの言っていい?(笑) 「ブラックパンサー」の、ブラックパンサーじゃなくてキルモンガーっていう敵のほうが好きなんだよね。

八木将康 かっこいいからね。

アイアンマンのポーズをする小野塚勇人(左)と八木将康(右)。

小野塚勇人 かっこいいよね。俺は誰だろうなあ……(アイアンマンのポーズをするも気付かれない)。

八木 僕はルックス部門で言うと、ソーですね。むちゃくちゃかっこいい。トータルで考えるとアントマン。作品もドラマ性があって好きなんだよね。

小野塚 俺、ずっとこのポーズしてたのに誰も拾ってくれなかった。(好きなのは)アイアンマンです。

SWAY アイアンマンが飛ぶときのポーズね(笑)。

八木 一番人気はやっぱりアイアンマンかキャプテン・アメリカなのかな。みんなマーベル作品の入り口は「アイアンマン」なんじゃないですか?

小野塚 2008年に「アイアンマン」が公開されて、当時中学生だった僕は友達と一緒に映画館に観に行って……「なんだこれは!」って衝撃を受けました。男のロマンが詰まっている作品で。

八木 僕も入り口は「アイアンマン」。地上波放送で観て、そのあとの映画を観てからいったん止まっていたんだけど、そんなときにサービスが開始されたのがこのディズニープラスですよ! 最近一気見しましたね。

小野塚 ディズニープラス、素晴らしいですよね。何がいいって、初心者の方がこれから観ようと思ったら、公開順でも時系列順でも観られる! もちろん新作を劇場で観る興奮もありますけど、「アベンジャーズ/エンドゲーム」までまとめて観られるのはいいですよね。

SWAY

SWAY この企画の生配信第1回には久保茂昭監督が出演されて、「HiGH&LOW」がマーベル作品から受けた影響について話していたそうです。僕たちも「HiGH&LOW」に出させてもらっていますが、マーベル作品との共通点はあると思いますか?

八木 あるでしょ! 「アベンジャーズ」作品でカメラが360°ぐるっと回って撮るカットがあって……。

小野塚 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のカット。

八木 そうそう。それを“アベンジャーズカット”と呼んで、「HiGH&LOW」のアクションシーンでもやっていたんですよね。

SWAY 久保さんの作品を観ると、マーベルが好きなんだなってわかるよね。

もし自分だったら、血清2、3本は打つもん!(小野塚)

SWAY ここからは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」についてトークしていきたいんですが……第1話を観たときから、もうドラマのクオリティではなかったよね!

八木 びっくりしましたね!

小野塚 映画の冒頭みたいな空中アクションだった。さらにドラマであることによって、映画の尺では描ききれなかった1人ひとりの背景にもスポットが当てられているじゃないですか。より人物に厚みが出ますよね。

SWAY 今後ドラマシリーズでもいろいろなヒーローの詳細が描かれるわけじゃん。それでまた「アベンジャーズ」みたいに全員集合する映画を観たら、余計に情が移るよね。

八木 マーベル作品、どこまで続くんだろうね。生きていたいもん、ずっと。生きている間に最後まで観られるかな!?

SWAY もうウィンター・ソルジャーになるしかない(笑)。

小野塚 超人血清を打てば106歳までずっと生きてられますから(笑)。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

SWAY あと、このドラマでは2代目キャプテン・アメリカの登場が衝撃的でしたね。皆さんご存知のキャプテン・アメリカという存在を、ジョン・ウォーカーが受け継ぎました。2人はジョン・ウォーカーを応援してる?

小野塚 やっぱり……初代がかっこよすぎましたね。このドラマでも、ジョン・ウォーカーにはまだ荷が重いっていう描き方をしているじゃないですか。

SWAY ちょっと情けない感じで描かれているよね。

八木 でも葛藤が描かれていて、人間味が出てませんか? 俺はすごく2代目に情が移っちゃうけど。

SWAY 第4話ではジョン・ウォーカーがこっそり超人血清を打ってしまいました。ジモが血清のケースを踏みつける中で、1本だけ盗って……。

小野塚 もしあれが自分だったら、血清打ちます?

八木 打つでしょ!

SWAY 打つな。うん、打つと思うよ。

小野塚 俺たぶん2、3本行くもん!

一同 (笑)

小野塚 落ちてる血清も「もったいない」とか言ってすする!(笑) 飲めば飲むほど強くなるかも……って、1滴残らずいくよ。

SWAY ジョン・ウォーカーもキャプテン・アメリカとしての責任を感じているわけだから、気持ちはわかるよね。今回、相手にもそれぞれの正義があるんだよ。誰が悪いとかではなくて、描き方がリアルなんだよね。

小野塚 現実世界で起きているようなことを題材にしているから、「こいつは絶対に倒せ!」みたいな存在がいないですもんね。

八木 改めてここまで観て、サムの誠実さがいいなって。今回のドラマでファルコンが好きになった。

小野塚 シャロン・カーターも人気があるんですよね。初代キャプテン・アメリカの恋人だった、ペギー・カーターの姪っ子。

SWAY ジモもかっこいいよ! セクシーだし、オープンカーや衣装が似合ってる。

“盾のキャッチボール”にウルっときた(SWAY)

SWAY いよいよ第5話について話していきたいのですが、最新話のシビれたポイントをフリップで発表しましょうか。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

小野塚 やっぱり僕は「アクション」。MCU作品の最大の見どころと言っても過言ではないと思います。2008年の「アイアンマン」からいろんなアクションを観てきましたが、一度も「同じような感じだな」と思ったことがないです。今回の第5話ではファルコンが翼を使って戦っていて……やっぱりキャラに合ったアクションの見せ方がめちゃくちゃうまいですよね。一番びっくりしたのは、ウィンター・ソルジャーがジョン・ウォーカーの足を持って、ファルコンがドロップキックしたところ! プロレスのエンタテインメント要素に近い!

SWAY そのあと全員が床に倒れたのもプロレスっぽかったよね。勇人、あのシーンだけ巻き戻して何回も観てたもんね(笑)。この生配信のスタジオ入る前にも観てた!

八木将康

八木 僕がシビれたのは「ドラマ性」ですね。さっきも話に出ましたけど、現代っぽいリアルな問題も取り上げていて、それがさらに第5話で浮き彫りになったじゃないですか。

小野塚 人間の欲深さや、社会問題も描かれていました。超人化のような非現実的なキーワードを、そこにうまく取り入れていますよね。

SWAY 僕がシビれたのは「ファルコンとウィンター・ソルジャーの本音トーク」! 過去に2人でカウンセリングを受けたときは「目を見て話しなさい」と言われても結局喧嘩してしまった。でも第5話では2人が、“盾のキャッチボール”をしながらお互いの気持ちを話していくのがよかった。

小野塚 あれは斬新でしたね。男同士でキャッチボールしながら本音を話し合う……っていうシチュエーションの、盾バージョン! MCUならではですよね。

SWAY ウルっときました。あとはファルコンが盾を使いこなすためにあれだけ練習しているんだなってこともわかったよね。ヒーローも努力してるんだなって思った。

八木 それがわかるのもこの作品の見どころの1つですよね。

“三代目”は誕生するのか!?(SWAY)

SWAY とうとう来週は最終話なので、クライマックスに期待することを、フリップで発表していきましょう。

小野塚 僕が期待するのは「ジョン・ウォーカーの行方…」です。第5話でキャプテン・アメリカとしての権限を剥奪されてしまいましたが、それでも「アイアム、キャプテン・アメリカ」と言っていましたよね。レマーの両親からも「あなたの相棒でいられて光栄だ、誇らしかったと言っていた」と言われて……このままでは終わらないでしょ!?

SWAY 怪しい伯爵夫人(ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)も登場したしね。「血清を打ったあなたの価値が一部で高騰してる」って。

小野塚 そうそう。闇落ちしてしまうんじゃないかと、まずい予感がしますね。

SWAY

SWAY 次、俺が発表していい? そうなってくると「“三代目”!? キャプテン・アメリカは誕生するのか?」ってことが気になる! ファルコンが盾を扱う練習をしていたけど、あれはただの練習なのか、それとも「私が継ぎます!」ということなのか。

八木 どうなんだろうね!

小野塚 決意が固まったようには見えましたけどね。

SWAY ただこれもマーベル作品のリアルなところで、第5話で肌の色の問題も描かれていたじゃん。今までキャプテン・アメリカは白人がやってきたから……ファルコンにはそういう葛藤もあるんだろうなって。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

八木 僕は「バッキーとサラの恋の行方」! サムのお姉ちゃんであるサラと、ちょっと恋に発展しそうな雰囲気出てませんでしたか? あれ、これあり得るの?みたいな。

小野塚 匂わせてた!

SWAY でももしかしたら、そこに日本料理屋の女性(第1話に登場したリー)が来るかもしれない。それで三角関係みたいになる(笑)。

小野塚 「ちょっと待った! バトルシップやろうぜ!」って(笑)。確かにサラと付き合ったバッキーが、サムと「ヘイ、ブラザー」「やめろよ」みたいな会話をするのも想像できますね。

俺金属アレルギーだから駄目だと思う(八木)

SWAY ここで「劇団メンバーをマーベルヒーローに当てはめてほしい」というコメントが来ています。

小野塚 青柳翔さんがハルクかな……。今すごくトレーニングしているので。

八木 確かに翔くん、今ハルクか!

SWAY そうなったら秋山真太郎さんは見た目的にキャプテン・アメリカっぽさがあるよね。スラッとしてて。

八木 どっちかと言うと2代目キャプテン・アメリカっぽいかなあ?

小野塚 いや、小澤雄太さんがジョン・ウォーカーっぽくない?

八木 あははは!

小野塚 見た目で当てはめるなら、町田啓太くんはジモとか似合いそうだけどね。

SWAY 確かに、ジモはセクシーだから町田くんいけるんじゃない? あのロングコートも似合いそう。ポスターの横顔で行くと、ウィンター・ソルジャーは小澤さんっぽいかもね。ひげの感じとか。

八木 えー、行ける!? ハードル高いよ!?

小野塚 どういう意味で言ってるの、それ(笑)。そんなこと言ったら全員ハードル高いでしょ! でも俺、SWAYくんはキャプテン・アメリカがめちゃくちゃ似合うと思う。

SWAY 本当に? じゃあめっちゃパンプアップするよ、俺。

八木 十分体デカいけどね(笑)。

小野塚 俺、やれるとしたらたぶんスパイダーマン。

SWAY 確かに、動きとか速そう。なんか(手首から糸が)出そう。

手から糸を飛ばそうとする小野塚勇人。

小野塚 (カメラに向かって糸を飛ばそうとする)

八木 もうちょっとで出るかもよ!

小野塚 (さらに糸を飛ばそうとする)

八木 何を見せられるんだよ、お前のアップで(笑)。

小野塚 (笑)。佐藤寛太もスパイダーマンぽいけどな。あ、寛太はブラックパンサー! ちょっと動きがそれっぽい。アイアンマンは誰?

八木 じゃあ俺行くか、アイアンマン。

小野塚 いや無理だよ。(スーツ)入らないって。

八木 入らないとかやめろよ!(笑)

小野塚 秋山さんはドクター・ストレンジ。でも町田くんもドクター・ストレンジっぽいな。やばい、どうしよう! (コメントを読んで)ああ、町田くんはロキだって、わかる! 鈴木伸之くんはマイティ・ソーだね。鈴木くんと町田くんの戦いが面白そう。

SWAY いいじゃん。「3人に吹替をやってほしい」ってコメントも来てるみたい。

小野塚 声がなじみやすいから、骨格が似てる人が選ばれやすいみたいですよ。そう考えると俺はやっぱりスパイダーマンの声がハマりそうだな。

八木 俺、アントマンやりたいです。同じパパなので。

小野塚 なるほど! アイアンマンもパパだよ?

八木 でもスーツ入らないからさ。あと俺、金属アレルギーだから。たぶん駄目だと思う。肌にブツブツできちゃう。

一同 (爆笑)

今後のフェーズ4が楽しみで仕方ない(小野塚)

SWAY 最終話が待ちきれませんが、そろそろエンディングということで……今日こうして「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の魅力を語り合ってみていかがでしたか?

左からSWAY、小野塚勇人、八木将康。

八木 普段こういう話はしたことがなかったので、作品を観て話し合うのも1つの楽しみ方なんだなと思った。

SWAY 俺らの話を聞いて、作品を観たいと思ってくれた人がいたらやった甲斐がありますよね。お、コメントで「まだ観たことない」と言っている方もいますね。

小野塚 まだ観てない人は、これからMCU作品を知れると思うと、うらやましいですよ。あの興奮を新鮮に味わえるんだから。

SWAY この作品や「ワンダヴィジョン」のように、これからもマーベルヒーローのドラマがどんどん出てくるわけじゃん。ドラマも追いかけたくなるような作品ばかりだから、そのあとに映画を観たときの“全部つながった!”って気持ちよさがヤバそうじゃない? 勝手な予想だけど、最終回でもし“三代目”キャプテン・アメリカが誕生したら、それが次の映画につながるわけでしょ?

小野塚 アイアンマンの2代目も出てくるのか?とかね。このあとのドラマ「ロキ」も含めて、今後のフェーズ4が楽しみで仕方ないですね。

(構成:浅見みなほ)

小野塚勇人(オノヅカハヤト)
1993年6月29日生まれ、千葉県出身。劇団EXILEメンバー。主な出演作に仮面ライダーレーザー / 九条貴利矢役を務めた「仮面ライダーエグゼイド」、キリンジ役を務めた「HiGH&LOW」シリーズ、ドラマ「共演NG」「特命刑事 カクホの女2」などがある。そのほか映画「恋のしずく」「jam」に出演。2021年にはミュージカル「INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~」に出演した。また6月から上演となる舞台「TXT vol.2『ID』」に出演する。
SWAY(スウェイ)
1986年6月9日生まれ、北海道出身。2014年に結成されたDOBERMAN INFINITYでMCを担当し、2017年11月にDef Jam Recordingsでソロ活動も開始。劇団EXILEに所属し俳優活動も行っており、「HiGH&LOW」シリーズやドラマ「ワイルド・ヒーローズ」、映画「jam」「MANRIKI」などに出演。2021年7月16日に公開予定の品川ヒロシ監督作「リスタート」にも出演した。
八木将康(ヤギマサヤス)
1987年8月28日生まれ、北海道出身。劇団EXILEメンバー。「ゲバルト」「流れ星が消えないうちに」「jam」といった映画や、「ワイルド・ヒーローズ」「毒島ゆり子のせきらら日記」「Love or Not」といったドラマ、「HiGH&LOW」シリーズなどに出演。2018年にCRAZY四角形名義でアーティスト活動を開始し、配信シングル「WANAWANA」で歌手デビューを果たした。

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「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

©2021 Marvel

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2021年4月23日更新