映画「バンブルビー」 PR

山崎貴が語る「バンブルビー」 | CGは優秀な助演俳優、スピルバーグのテイストが濃厚な人間ドラマ

ジュブナイルもの、バディものはもう一度戻りたい題材

──今回、バンブルビーが主役を任されましたが、キャラクターとしての魅力はどこにありますか?

何より、自分の声が出せない部分が魅力ですね。チャーリーを守る姿は男らしいけれど、意思を必死に伝えようとする姿に、かわいさがにじみ出ます。ときどきチャーリーが母親のような役割になるなど、補完し合う関係も絶妙でした。バンブルビーがすねて子供っぽく見える瞬間も、これまたかわいかったです。

「バンブルビー」

──CGキャラクターを、かわいく見せるポイントがうまく機能していますよね。

犬の耳みたいに動く機能もあるし、目元でもうまく感情表現しています。巨体が狭い場所に身を縮めて隠れる姿は、自然とかわいく見えるものですね。バンブルビーは基本的に、やんちゃ坊主で、キャラクターがうまく映像化されていました。かわいさが強調されることで、戦闘モードに入った瞬間のカッコよさも際立つのです。

──「バンブルビー」は「トランスフォーマー」という人気シリーズの新たなスタートを目指した一作です。山崎監督も「ドラえもん」という絶大な人気を誇る作品をCGアニメの「STAND BY ME ドラえもん」として再生させるチャレンジがありました。何か重なる部分を感じたりしましたか?

ファンが多い作品への新たなチャレンジは“諸刃の剣”で、リニューアルされることを喜ぶ人と、オリジナルのものが壊されることを怒る人がいます。「ドラえもん」も僕以上に愛しているファンがたくさんいて、その人たちからジャッジを受けるわけで、フォーマットを勝手に変えることへの批判はある程度、覚悟していました。「トランスフォーマー」から「バンブルビー」の場合は、監督も代わり、新たなストーリーになったわけですから、そのプレッシャーは少なかったのではないでしょうか。むしろ「トランスフォーマー」1作目につなげるのが大変だったんじゃないかなと。バンブルビーは1作目ではカマロに変形したわけですし、言葉が話せず、ラジオを使って会話する設定など、「トランスフォーマー」シリーズへの目配せが重要だったと感じます。

──人気シリーズや人気キャラクターを“受け継ぐ”には、その題材への愛がないと難しいですよね。

よほど好きでないと、やめておいたほうがいいです(笑)。怒る人のエネルギーを受け止める覚悟があるかどうか。その作品と一緒に、ハードな試練を受け止められるか……。いくら人気の原作でも、その覚悟がないと踏み出せないでしょう。

山崎貴

──ではもし、「バンブルビー」の監督をオファーされていたら?

それは想像もしなかった!(笑) どうですかね……。ジュブナイルものや、バディものの映画は久しくやってないので、確かにもう一度戻りたい題材ですね。ロボットだったり、宇宙人だったり、出会う相手が今まで触れ合ったことのない存在で、お互いの考えが違えば違うほど葛藤は大きくなる。そういった作品を、いつかまた撮りたいと「バンブルビー」を観て改めて実感しました。

──最後に、「トランスフォーマー」シリーズを観ていない人にも向けて、「バンブルビー」の魅力を山崎監督の言葉で伝えてください。

これまでの「トランスフォーマー」シリーズは、ある程度観続けていないと、新作に入り込むのが難しかったかもしれません。でも今回は、「トランスフォーマー」の世界をまったく知らなくても、バンブルビーとチャーリーの関係に感情移入できると思います。まったく異なる者同士が出会い、友情を育み、そして別れも経験する……。そういった映画に必要なドラマがすべてうまく絡まっているので、誰もが素直に楽しめるんじゃないでしょうか。

キャラクター紹介

バンブルビー(左)
バンブルビー
(声:ディラン・オブライエン)
B-127の名を持つオートボット。ディセプティコンとの争いの最中、あるミッションとともに地球へ派遣される。フォルクスワーゲンの67年式ビートルに姿を変えることができる。
チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)
チャーリー
(ヘイリー・スタインフェルド)
父親を亡くした悲しみから立ち直れずにいる少女。ある日、廃車寸前の車からトランスフォームした“黄色い地球外生命体”に出会い、彼を「バンブルビー(黄色い蜂)」と名付ける。
バーンズ(ジョン・シナ)
バーンズ
(ジョン・シナ)
政府の極秘機関セクター7の一員。バンブルビーを捕らえようとする。
メモ(ジョージ・レンデボーグJr. / 左)
メモ
(ジョージ・レンデボーグJr.)
陽気で心優しい少年。チャーリーに密かに思いを寄せている。
左からオーティス(ジェイソン・ドラッカー)、サリー(パメラ・アドロン)、チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)。
チャーリーの家族
(サリー:パメラ・アドロン、オーティス:ジェイソン・ドラッカー、ロン:スティーヴン・シュナイダー)
看護師の母サリーは、夫と死別後に再婚。しかし、チャーリーは新しく父となったロンを受け入れられずにいる。弟のオーティスは空手が得意で好奇心旺盛な性格。
左からシャッター、ドロップキック。
シャッター、ドロップキック(声:アンジェラ・バセット、ジャスティン・セロー)
B-127の後を追って地球にやって来たディセプティコン。ロボットモード、スポーツカーモード、戦闘機とヘリコプターの飛行モードの3形態にトランスフォームする。
「バンブルビー」
2019年3月22日(金)より全国公開
ストーリー

父を亡くしたショックから立ち直れず、ふさぎ込んだ日々を送る少女チャーリー。彼女は18歳の誕生日に、近所の廃品置場で廃車寸前の黄色い車を見つける。それを譲り受けて自宅へ帰ると、車は突如として形を変え、“黄色い生命体”が姿を現して……。

スタッフ

監督:トラヴィス・ナイト

脚本:クリスティーナ・ホドソン

プロデュース:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、ドン・マーフィ、マイケル・ベイ、マーク・ヴァーラディアン

製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、ブライアン・ゴールドナー、クリス・ブリガム

キャスト ※()内は吹替版

チャーリー:ヘイリー・スタインフェルド(土屋太鳳)

バーンズ:ジョン・シナ(楠大典)

メモ:ジョージ・レンデボーグJr.(志尊淳)

オーティス:ジェイソン・ドラッカー(藤原夏海)

サリー:パメラ・アドロン(津田真澄)

ロン:スティーヴン・シュナイダー

B-127(バンブルビー)の声:ディラン・オブライエン(木村良平)

オプティマス・プライムの声:ピーター・カレン(玄田哲章)

シャッターの声:アンジェラ・バセット(悠木碧)

ドロップキックの声:ジャスティン・セロー(濱野大輝)

ブリッツウィングの声:デイヴィッド・ソボロブ(山岸治雄)

山崎貴(ヤマザキタカシ)
1964年6月12日生まれ、長野県出身。2000年に「ジュブナイル」で監督デビュー。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「永遠の0」「STAND BY ME ドラえもん」など話題作を多く手がけてきた。2019年には監督作「アルキメデスの大戦」が7月26日、総監督と脚本を担当する3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」が8月2日に全国で公開される。

フィギュア / ミュージアムマスターライン「バンブルビー」バンブルビー ©2018 TOMY. © 2018 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved. TM & ® denote Japan Trademarks. Manufactured under license from TOMY Company, Ltd. For sale in Japan only. 「トランスフォーマー」「TRANSFORMERS」は株式会社タカラトミーの登録商標です。